定型アクションのトリガーインスタンスREST APIリファレンス


定型アクションのトリガーインスタンスREST APIリファレンス

定型アクションのトリガーインスタンスAPIは、Alexa定型アクションのカスタムトリガーをディスパッチします。

APIエンドポイント

開発エンドポイント

スキルの開発中は、以下のエンドポイントを使用してトリガーインスタンスの送信をテストできます。

  • 北米:https://api.amazonalexa.com/v1/routines/triggerInstances/stages/development

本番エンドポイント

Amazonがスキルを認定したら、以下の本番エンドポイントを使用できます。

  • 北米:https://api.amazonalexa.com/v1/routines/triggerInstances

認証

すべてのAPIリクエストにはAuthorizationヘッダーが必要であり、その値にはLogin with Amazon(LWA)から取得したアクセストークンが入ります。スコープをscope=alexa::routines:triggerinstances:writeに設定してください。

操作

定型アクションのカスタムトリガーAPIには、以下の操作が用意されています。

操作 HTTPメソッドとURI

トリガーインスタンスをディスパッチする

POST /v1/routines/triggerInstances

トリガーインスタンスをディスパッチする

トリガー情報とターゲット受信者を指定して、トリガーインスタンスを送信します。

リクエスト

トリガーインスタンスをディスパッチするには、routines/triggerInstancesに対してPOSTリクエストを実行します。

リクエストパスとリクエストヘッダーの例

POST /v1/routines/triggerInstances
Host: api.amazonalexa.com
Content-type: application/json  
Authorization:  Bearer {access token}

リクエストパスとリクエストヘッダーのパラメーター

パラメーター 指定場所 説明 必須

access token

ヘッダー

LWAトークン。詳細については、SMAPIで使用するアクセストークンの取得方法を参照してください。

文字列

リクエスト本文の例

リクエスト本文のプロパティ

プロパティ 説明 必須

requestId

特定のリクエストの一意のID。1~100文字で指定できます。

文字列

delivery

トリガーインスタンスの受信者が単一のAlexaアカウント(UNICAST)か複数のAlexaアカウント(MULTICAST)かを識別します。指定できる値は、 UNICASTMULTICASTです。

文字列

trigger

トリガーインスタンスの情報。

オブジェクト

trigger.name

トリガー登録ペイロードで定義されているトリガー名。1~50文字で指定できます。

文字列

trigger.parameters

トリガーを設定するためにサービスプロバイダーインターフェース(SPI)リクエストで送信されたトリガーパラメーターオブジェクトと同じパラメーター。詳細については、定型アクショントリガーのサービスプロバイダーインターフェースを参照してください。

オブジェクト

recipients

トリガーを設定した受信者の情報。

オブジェクトの配列

◯(UNICASTの場合)

recipients.type

イベント受信者の値のタイプ。本リリースで指定可能な値はUSERです。つまり、受信者はユーザーで、ユニットや他のエンティティではありません。

文字列

◯(UNICASTの場合)

recipients.value

イベントの受信者を表すオブジェクト。タイプがUSER の場合、受信者のIDを表すオブジェクトを指定します。

オブジェクト

◯(UNICASTの場合)

recipients.value.id

受信者の一意なID。形式はamzn1.ask.account.<unique-ID>です。このIDは、カスタムスキルリクエストのsessionオブジェクトに関するページで説明されているuserIdと同じです。

文字列

◯(UNICASTの場合)

recipients.scope

このパラメーターは、ユーザーがAlexaスキルにリンクされたアカウントを保有している場合に使用し、アクセストークンなどのユーザーのアカウントリンク情報を指定します。

オブジェクト

×

recipients.scope.type

提供されたトークンのタイプ。本リリースでサポートされている値はBearerTokenです。

文字列

×

recipients.scope.token

ユーザーのアカウント情報にアクセスするためのトークンの値。

文字列

×

応答

正常に完了すると、HTTP 202 OKが返され、応答本文にrequestIdが表示されます。エラーの場合は、適切なHTTPステータスコードが返され、応答本文にエラーコードと人が読める形式のメッセージが表示されます。

成功した場合の応答本文の例

応答本文のプロパティ

プロパティ 説明

requestId

トリガーインスタンスリクエストと同じrequestId

文字列

失敗した場合の応答本文の例

応答本文のプロパティ

プロパティ 説明

requestId

トリガーインスタンスリクエストで送信されたrequestId

文字列

type

Alexaサービスで発生したエラーの状態を一意に識別する文字列。詳細については、HTTPステータスコードを参照してください。

文字列

message

エラー状態の一般的な説明を記載した英文メッセージ。

文字列

HTTPステータスコード

HTTPステータスコード 説明

202

OK

操作は成功しました。

400

InvalidRequest

リクエストペイロードに無効なパラメーターがあります。

401

InvalidAccessToken

アクセストークンが無効です。

403

InsufficientPermission

リクエスターにトリガータイプにアクセスする権限がありません。

404

ResourceNotFound

リクエストリソースが見つかりません。

429

Throttled

サーバーが大量のリクエストを受信しました。

500

InternalError

リクエストの処理中に内部エラーが発生しました。

503

ServiceUnavailable

サーバーはリクエストを受け付けることができません。


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最終更新日: 2025 年 11 月 10 日