Alexa.SeekControllerインターフェース


Alexa.SeekControllerインターフェース

Alexa.SeekControllerインターフェースは、メディアの特定の位置に移動するためのディレクティブを提供します。ユーザーは、このインターフェースを特定の位置にシークできるデバイスやサービスに実装しなければなりません。デバイスやサービスがメディアアイテムの早送りや早戻ししかできない場合、代わりにAlexa.PlaybackControllerを実装してください。

SeekControllerインターフェースでサポートされているロケールについては、機能インターフェースの一覧を参照してください。

ディレクティブ

AdjustSeekPosition

メディアアイテムの再生位置への相対位置調整をリクエストします。

ユーザー: Alexa, skip 30 seconds on device
ユーザー: Alexa, skip 30 seconds on <device>

ユーザー: Alexa, go back 10 seconds on device
ユーザー: Alexa, go back 10 seconds on <device>

リクエストの例:

{
  "directive": {
    "header": {
      "namespace": "Alexa.SeekController",
      "name": "AdjustSeekPosition",
      "messageId": "abc-123-def-456",
      "payloadVersion": "3"
    },
    "endpoint": {
      "endpointId": "videoDevice-001",
      "cookie": {
        "key": "value"
      },
      "scope": {
        "type": "BearerToken",
        "token": "access-token-from-skill"
      }
    },

    "payload": {
      "deltaPositionMilliseconds": -45000
    }
  }
}

ペイロードの詳細

フィールド 説明 タイプ 必須
deltaPositionMilliseconds 再生するメディアで、現在のシーク位置から前後に移動する相対位置をミリ秒で表します。正の数は前、負の数は後ろへのシークに使用します。必要な位置がメディアの再生時間を超える場合、deltaPositionMillisecondsが負の数か正の数かに応じてメディアの最初または最後にセットする必要があります。 -86400000~86400000(-/+24時間)の整数値

StateReportイベント

AdjustSeekPositionが正常に完了したら、メッセージのペイロードにPositionMillisecondsを含むStateReportイベントを送信する必要があります。

PositionMillisecondsは必須のプロパティで、AdjustSeekPositionディレクティブで指定されたdeltaPositionMillisecondsが適用された後の現在の再生位置を示します。つまり、PositionMillisecondsは以前の再生位置に対してdeltaPositionMillisecondsの値を足した、または引いた位置と同じになります。positionMillisecondsの値が負の数になることはありません。差分により新しい再生位置が0未満になった場合、0を返します。

たとえば、再生位置が00:05:30(5分30秒)または330000ミリ秒で、ユーザーが「アレクサ、30秒戻して」と言った場合、AlexaはdeltapositionMillisecondsの値に-30000をセットしてAdustSeekPositionディレクティブを送信します。StateReport応答のpositionMilliseconds値は300000です。これは、以前の位置から差分を引いた位置と同じです。

StateReportイベントの例

{
  "event": {
    "header": {
      "messageId": "d56d5728-ee1e-4a2c-ab72-d7d082840f80",
      "name": "StateReport",
      "namespace": "Alexa.SeekController",
      "payloadVersion": "3"
    },
    "payload": {
      "properties": [{
        "name": "positionMilliseconds",
        "value": 930000
      }]
    }
  }
}


ペイロードの詳細

フィールド 説明 タイプ 必須
positionMilliseconds 変更が適用された後のメディアの現在位置を表します。このプロパティには、0~86400000(両端値を含む)の範囲の整数値が1つ含まれます。 0~86400000の整数値

PositionMillisecondsの例

{
   "name":"positionMilliseconds",
   "value": 5000
}
インターフェース 説明
Alexa.PlaybackController 再生や、早戻し、早送りといったコンテンツ内の移動のディレクティブを提供します。
Alexa.RemoteVideoPlayer コンテンツの検索と再生を行うディレクティブを提供します。

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