フラッシュブリーフィングスキルを作成する際のヒント


フラッシュブリーフィングスキルを作成する際のヒント

このドキュメントでは、ユーザーに満足してもらえるフラッシュブリーフィングスキルを作成するヒントを提供します。ユーザーのフラッシュニュースはフラッシュブリーフィングスキルで提供します。フラッシュブリーフィングスキルには複数のフィードを含めることができ、フィードにはユーザーに対して読み上げまたは再生される最大5件の項目を含めることができます。フィードとフィード項目を最適に組み合わせることが、優れたスキルにつながります。

一般的なヒント

フラッシュニュースは高い頻度で更新します。
ユーザーは1日を通してフラッシュニュースを聞きます。このため、同じニュースを繰り返し聞かされると、よい印象を持たない可能性があります。フィードをなるべく頻繁に(少なくとも1日1回は)更新することで、ユーザーが新しいコンテンツを聞けるようにします。
ユーザーの毎日の習慣となるようなスキルにしましょう。
特に朝または午後の習慣として楽しみにしてくれるようなタイミングでコンテンツを提供します。コンテンツは、ニュース、天気予報、スポーツ、お笑い、映画やテレビのレビューなどから選びます。
コンテンツは短くします。
毎日の習慣としてさっと終わらせられるように、フラッシュニュースのコンテンツは短くなるようデザインされています。音声クリップであれば2~3分以内、テキストの読み上げ(TTS)であれば1~2分以内が望ましいフィードの長さです。
フィードの紹介は分かりやすいものにします。
フィードの紹介(プリアンブル)には、簡潔で分かりやすいものを選びます。プリアンブルは、日本語スキルであれば「から」、「からお伝えします」、「よりお伝えします」、「が提供しています」、または「がお送りします」で終わるようにし、35文字以内で指定します。たとえば、「開発者ニュースからお伝えします」のようにします。
フィードをアイテムに分割します。
フィードで提供したいヘッドラインや短い要約が複数ある場合は、フィードアイテムに分割します。各アイテムはイアコン(音声アイコン)で区切られるため、アイテムの区切りが分かるようになっています。
エラーメッセージは分かりやすいものにします。
スキルのエラーメッセージは、簡潔で必要な情報を網羅したものにしてください。エラーメッセージは100文字以内で指定する必要があります。たとえば、「開発者ニュースは現在一時的に使用できません」とします。
スキルの説明にフィードのリストを入れます。
開発者コンソールでスキルの詳細な説明を作成する際には、スキルに含まれるフィードのリストを追加し、デフォルトフィードを指定する必要があります。これにより、スキルストアでの検索時にフィードがユーザーに表示されるようになります。説明の最後に含まれるフィードのリストを記載してください。例:
古いフィードアイテムを削除します。
フラッシュニュースは、フィードのRSSまたはJSONファイルに含まれるアイテムを新しい順に5つ、自動再生します。ユーザーがフラッシュニュースをリクエストするたびにこれら5つのアイテムを再生しないようにするには、古い順にRSSまたはJSONファイルからアイテムを削除する必要があります。
宣伝、広告、プロモーションをしないようにします。
フィードの主な目的は、ユーザーが知りたい情報や楽しめるコンテンツを提供することです。広告はユーザーエクスペリエンスの質を低下させるだけです。詳細については、Alexa Skills Kitのポリシーのテストを参照してください。
認定を申請する前にスキルをテストします。
開発者コンソールでは、申請の前に音声を確認し、スキルをテストすることができます。これによりユーザーエクスペリエンスを最適化し、認定が却下される可能性のある問題を洗い出すことができます。

パフォーマンスのヒント

フィードは高速で信頼できるサーバーでホストします。
フィードのURLは常に利用可能で、すばやく読み込めるようにしてください。Alexaはコンテンツをキャッシュし、大量のトラフィックに対応できるようにしています。それでも、フィードを信頼できる、高速で応答性の高いサーバーでホストする必要があります。比較的安くて使いやすいクラウドプロバイダーは多数あります。たとえば、アマゾンウェブサービス(http://aws.amazon.com)にはコンテンツフィードをホストできるオプションがあります。

読み上げ機能(TTS)を含むコンテンツのヒント

文は短くします。
黙読を前提に書かれた文は、声を出して読み上げると長くて分かりづらいことがよくあります。短い文を使い、聞き取りやすく、ユーザーがより内容を理解しやすいコンテンツを作成します。
適切な位置に句読点を打って休止を置きます。
読点(、)があると短い休止が入ります。句点(。)、疑問符(?)、感嘆符(!)があると長い休止が入ります。それ以外の句読点は、TTSの問題を避けるため使用しないでください。
HTMLやSSMLのタグ、URL、特殊記号は使用しないでください。
HTMLやSSMLのタグ、URL、特殊記号を使用すると、想定外のTTS結果につながります。読みやすいプレーンテキストを使います。
コンテンツは要約の形式で記述します。
TTSは、通常、短い要約コンテンツに適しています。たとえば、2ページにわたる記事よりも、1段落のニュースの要約のほうがTTSに適しています。長めのコンテンツには、音声フィードが適しています。
フィード項目の長さが4,500文字を超えないこと。
4,500文字を超える場合は、4,500文字未満で、かつ4,500文字目にもっとも近くで終わる文章の次のコンテンツ以降が切り捨てられます。

音声クリップコンテンツのヒント

高音質の音声形式を使用します。
より聞き取りやすくするには、ビットレート256kbps以上のMP3を使用します。バックグラウンドノイズなどが入らないようにしてください。
音声コンテンツの音量は一定にします。
テスト段階で、Alexaを使用して音声コンテンツを聞いてみてください。音声クリップの音量が、フィードプリアンブルの読み上げ音量と同じであることを確認してください。フィードアイテムごとの音量も一定にします。詳細については、オーディオコンテンツのラウドネス値の正規化を参照してください。


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最終更新日: 2022 年 01 月 19 日