Alexa.Video.ErrorResponseインターフェース 3
Alexaからスキルに送られたビデオディレクティブを正常に処理できない場合は、Alexa.Video.ErrorResponse
イベントを返します。
Alexa.ErrorResponse
とこのインターフェースのペイロードバージョンが異なる場合があります。応答するインターフェースのペイロードバージョンを使用するようにしてください。ErrorResponseイベント
Alexa.Video.ErrorResponse
のペイロードには、エラータイプを指定し、エラー情報のメッセージを含めます。Alexa.Video
のエラータイプの一覧については、エラータイプの値を参照してください。
ErrorResponseイベントの形式
{
"event": {
"header": {
"namespace": "Alexa.Video",
"name": "ErrorResponse",
"messageId": "一意の識別子、バージョン4 UUIDが望ましい",
"correlationToken": "ディレクティブで受信した相関トークン",
"payloadVersion": "3"
},
"endpoint": {
"scope": {
"type": "BearerToken",
"token": "OAuth2ベアラートークン"
},
"endpointId" : "エンドポイントのエンドポイントID" ,
},
"payload": {
"type": "エラータイプ",
"message": "エラーメッセージ"
}
}
}
ErrorResponseイベントのペイロードのプロパティ
Event
オブジェクトでAlexa.ErrorResponseを送信します。event.payload
パラメーターに以下の情報を含めます。
フィールド | 説明 | 型 | 必須 |
---|---|---|---|
type |
エラーのタイプです。Alexaはこれをユーザーと共有します。 | 文字列 | ◯ |
message |
エラーのエラーメッセージです。この情報はユーザーには共有されません。 | 文字列 | ◯ |
エラータイプの値
以下の表は、Alexa.Video
名前空間の有効なエラータイプを示しています。
型 | 説明 |
---|---|
ACTION_NOT_PERMITTED_FOR_CONTENT |
コンテンツではリクエストされたアクションが許可されていないことを示します。たとえば、削除不可とマークされている録画をユーザーが削除しようとした場合などです。 |
CONFIRMATION_REQUIRED |
リクエストされたアクションを完了するには、追加の確認が必要なことを示します。 |
CONTENT_NOT_RECORDABLE |
コンテンツの制約により録画操作が失敗したことを示します。 |
NOT_SUBSCRIBED |
チャンネルやそのほかのサブスクリプションベースのコンテンツに、ユーザーが登録していないことを示します。 |
RECORDING_EXISTS |
録画が既に存在するために録画リクエストが失敗したことを示します。 |
STORAGE_FULL |
DVRストレージに空き容量がないために録画リクエストが失敗したことを示します。 |
TITLE_DISAMBIGUATION_REQUIRED |
指定されたタイトルで候補が複数見つかり、録画する番組を決定するにはあいまいさを解消する必要があることを示します。この値は、対象のデバイスにあいまいさ解消のメカニズムがあることを示すのに使用します。たとえば、このエラーは放送される番組が複数あるか、録画をリクエストされたエンティティに関連付けられた番組が複数あることなどを示します。 |
TUNER_OCCUPIED |
別の録画とスケジュールが競合するため、録画リクエストが失敗したことを示します。 |
応答例
同期応答の例
以下は、Alexaに同期的に送信するエラー応答の例です。Alexa.Video.ErrorResponse
のエラータイプの一覧については、エラータイプの値を参照してください。
{
"event": {
"header": {
"namespace": "Alexa.Video",
"name": "ErrorResponse",
"messageId": "一意の識別子、バージョン4 UUIDが望ましい",
"correlationToken": "ディレクティブで受信した相関トークン",
"payloadVersion": "3"
},
"endpoint":{
"endpointId": "エンドポイントID"
},
"payload": {
"type": "CONTENT_NOT_RECORDABLE",
"message": "Alexaがログを記録するエラーについての参考情報です。"
}
}
}
非同期応答の例
以下は、Alexaイベントゲートウェイに非同期的に送信するエラー応答の例です。非同期で応答する場合、相関トークンと、認可トークン付きのスコープを含めます。詳細については、イベントゲートウェイにイベントを送信するを参照してください。
Alexa.Video
のエラータイプの一覧については、エラータイプの値を参照してください。
{
"event": {
"header": {
"namespace": "Alexa.Video",
"name": "ErrorResponse",
"messageId": "一意の識別子、バージョン4 UUIDが望ましい",
"correlationToken": "ディレクティブで受信した相関トークン",
"payloadVersion": "3"
},
"endpoint":{
"scope":{
"type": "BearerToken",
"token": "OAuth2ベアラートークン"
},
"endpointId": "エンドポイントID"
},
"payload": {
"type": "CONTENT_NOT_RECORDABLE",
"message": "Alexaがログを記録するエラーについての参考情報です。"
}
}
}
関連トピック
最終更新日: 2022 年 12 月 02 日