Alexa.RTCSessionControllerインターフェース

Alexa.RTCSessionControllerインターフェース

リアルタイム通信(RTC)対応デバイス向けAlexaスキルには、Alexa.RTCSessionControllerインターフェースを実装します。スキルでRTCSessionControllerインターフェースを使用することで、Alexaユーザーはセキュリティカメラやその他のデバイスとリモートで通信できます。たとえば、ユーザーは玄関先の訪問者と通信できます。セキュリティスキルの詳細については、スマートホームセキュリティの概要を参照してください。

RTCSessionControllerインターフェースがサポートする言語については、機能インターフェースとサポートしている言語の一覧を参照してください。

Alexaスキルの開発やテストを行う際、スマートホームデバッガーを使ってWebRTCセッションのログをリアルタイムに確認できます。詳細については、WebRTCスキル向けスマートホームデバッガーを参照してください。

発話

Alexa.RTCSessionControllerインターフェイスではプリビルド音声対話モデルを使用します。ユーザーは、次のような発話を用いて会話を開始できます。

アレクサ、玄関のカメラを見せて
アレクサ、玄関に出て
アレクサ、玄関と話して
アレクサ、裏庭のカメラと話して
アレクサ、赤ちゃんの部屋と話して
アレクサ、玄関のインターホンに答えて
アレクサ、玄関に呼びかけて
アレクサ、玄関に返事して
アレクサ、玄関に話しかけて
アレクサ、玄関のカメラと話して
アレクサ、玄関ドアの前にいる人と話して

Alexa, show me the front door camera
Alexa, answer the front door.
Alexa, talk to the front door.
Alexa, talk to the backyard camera.
Alexa, talk to the baby monitor.
Alexa, get the call going with the front door.
Alexa, please call front door.
Alexa, respond to the front door.
Alexa, speak to the front door.
Alexa, talk to my front door camera.
Alexa, talk to the person at the main door.

ユーザーは、次のような発話を用いて会話を終了できます。

アレクサ、ホームに戻って
アレクサ、止めて

Alexa, go home.
Alexa, stop.

ユーザーがこのような発話をしたら、Alexaがそれに対応するディレクティブをスキルに送信します。

検出

Alexa.RTCSessionControllerをサポートするエンドポイントは、Alexa.Discoveryの標準検出メカニズムを使用して表します。また、Alexa.RTCSessionController機能のコンフィギュレーションで二重通信がサポートされているかどうかを判断します。

表示カテゴリーには、CAMERAまたはDOORBELLを使用します。表示カテゴリーの一覧については、表示カテゴリーを参照してください。

機能配列のRTCSessionControllerエントリには、通常の検出応答フィールドのほかに、次のフィールドを持つコンフィギュレーションオブジェクトを含めます。

フィールド 説明
isFullDuplexAudioSupported デバイスが双方向(全二重)通信をサポートしている場合はtrueです。デバイスが単方向(半二重)通信をサポートしている場合はfalseです。デフォルトはfalseです。デバイスがオーディオ通信をサポートしていない場合、この値をfalseに設定して`a=sendonly`アトリビュートを含めます。 ブール値

検出応答の例

以下は、RTCSessionControllerインターフェース、MediaMetadataインターフェース、EndpointHealthインターフェースをサポートするセキュリティカメラのDiscover.Responseメッセージ例です。

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{
  "event": {
    "header": {
      "namespace":"Alexa.Discovery",
      "name":"Discover.Response",
      "payloadVersion": "3",
      "messageId": "<メッセージID>"
    },
    "payload":{
      "endpoints":[
        {
          "endpointId": "<エンドポイントの一意のID>",
          "manufacturerName": "<エンドポイントのメーカー名>",
          "description": "<Alexaアプリに表示される説明>",
          "friendlyName": "玄関のカメラ",
          "displayCategories": ["CAMERA"],
          "cookie": {},
          "capabilities": [
            {
              "type": "AlexaInterface",
              "interface": "Alexa.RTCSessionController",
              "version": "3",
              "configuration": {
                "isFullDuplexAudioSupported": true
              }
            },
            {
              "type": "AlexaInterface",
              "interface": "Alexa.MediaMetadata",
              "version": "3",
              "proactivelyReported": true
            },
            {
              "type": "AlexaInterface",
              "interface": "Alexa.EndpointHealth",
              "version": "3",
              "properties": {
                "supported": [
                  {
                    "name":"connectivity"
                  }
                ],
                "proactivelyReported": true,
                "retrievable": true
              }
            },
            {
              "type": "AlexaInterface",
              "interface": "Alexa",
              "version": "3"
            }
          ]
        }
      ]
    }
  }
}

ディレクティブ

InitiateSessionWithOfferディレクティブ

InitiateSessionWithOfferディレクティブをサポートすると、ユーザーが玄関のデバイスとリアルタイム通信を開始できます。

以下は、ユーザーの発話の例です。

アレクサ、玄関のカメラと話して

Alexa, talk to my front door camera.

InitiateSessionWithOfferディレクティブペイロードの詳細

フィールド 説明
sessionId 接続したいセッションのIDです。 バージョン4 UUID
offer SDPオファーです。 文字列

InitiateSessionWithOfferディレクティブの例

以下の例は、Alexaがスキルに送信するInitiateSessionWithOfferディレクティブを示しています。

{
  "directive": {
    "header": {
      "namespace": "Alexa.RTCSessionController",
      "name": "InitiateSessionWithOffer",
      "messageId": "<メッセージID>",
      "correlationToken": "<opaque相関トークン>",
      "payloadVersion": "3"
    },
    "endpoint": {
      "scope": {
        "type": "BearerToken",
        "token": "<OAuth2ベアラートークン>"
      },
      "endpointId": "<エンドポイントID>",
      "cookie": {}
    },
    "payload": {
      "sessionId" : "<セッション識別子>",
      "offer": {
        "format" : "SDP",
        "value" : "<SDPオファー値>"
      }
    }
  }
}

InitiateSessionWithOffer応答イベント

InitiateSessionWithOfferディレクティブを正しく処理したら、AnswerGeneratedForSessionイベントを使用して応答します。応答は同期または非同期のどちらでも可能です。非同期で応答する場合、相関トークンと、認可トークンを含めたスコープを含めます。

AnswerGeneratedForSession応答イベントのペイロードの詳細

フィールド 説明
answer SDPアンサーです。 文字列

AnswerGeneratedForSession応答イベントの例

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{
  "event": {
    "header": {
      "namespace": "Alexa.RTCSessionController",
      "name": "AnswerGeneratedForSession",
      "messageId": "<メッセージID>",
      "correlationToken": "<opaque相関トークン>",
      "payloadVersion": "3"
    },
    "endpoint": {
      "scope": {
        "type": "BearerToken",
        "token": "<OAuth2ベアラートークン>"
      },
      "endpointId": "<エンドポイントID>"
    },
    "payload": {
      "answer": {
        "format" : "SDP",
        "value" : "<SDPアンサー値>"
      }
    }
  }
}

InitiateSessionWithOfferディレクティブのエラー処理

InitiateSessionWithOfferディレクティブを正しく処理できなかった場合は、Alexa.ErrorResponseイベントを使用して応答します。ユーザーがカメラを設定する必要がある場合、NOT_SUPPORTED_IN_CURRENT_MODEエラーを返し、currentDeviceModeフィールドにはNOT_PROVISIONEDの値が含まれます。

SessionConnectedディレクティブ

SessionConnectedディレクティブは、RTCセッションが接続されたことを通知します。

SessionConnectedディレクティブペイロードの詳細

フィールド 説明
sessionId 元のInitiateSessionWithOfferディレクティブからのセッションのIDです。 バージョン4 UUID

SessionConnectedディレクティブの例

次の例は、Alexaがスキルに送信するSessionConnectedディレクティブを示しています。

{
  "directive": {
    "header": {
      "namespace": "Alexa.RTCSessionController",
      "name": "SessionConnected",
      "messageId": "<メッセージID>",
      "correlationToken": "<opaque相関トークン>",
      "payloadVersion": "3"
    },
    "endpoint": {
      "scope": {
        "type": "BearerToken",
        "token": "<OAuth2ベアラートークン>"
      },
      "endpointId": "<エンドポイントID>",
      "cookie": {}
    },
    "payload": {
      "sessionId" : "<セッション識別子>"
    }
  }
}

SessionConnected応答イベント

SessionConnectedディレクティブを正しく処理したら、SessionConnectedイベントを使用して応答します。応答は同期または非同期のどちらでも可能です。非同期で応答する場合、相関トークンと、認可トークンを含めたスコープを含めます。

SessionConnected応答イベントのペイロードの詳細

フィールド 説明
sessionId 元のInitiateSessionWithOfferディレクティブからのセッションのIDです。 バージョン4 UUID

SessionConnected応答イベントの例

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{
  "event": {
    "header": {
      "namespace": "Alexa.RTCSessionController",
      "name": "SessionConnected",
      "messageId": "<メッセージID>",
      "correlationToken": "<opaque相関トークン>",
      "payloadVersion": "3"
    },
    "endpoint": {
      "scope": {
        "type": "BearerToken",
        "token": "<OAuth2ベアラートークン>"
      },
      "endpointId": "<エンドポイントID>"
    },
    "payload": {
      "sessionId" : "<セッション識別子>"
    }
  }
}

SessionConnectedディレクティブのエラー処理

SessionConnectedディレクティブを正しく処理できなかった場合は、Alexa.ErrorResponseイベントを使用して応答します。

SessionDisconnectedディレクティブ

SessionDisconnectedディレクティブは、RTCセッションが切断されたことを通知します。

SessionDisconnectedディレクティブペイロードの詳細

フィールド 説明
sessionId 元のInitiateSessionWithOfferディレクティブからのセッションのIDです。 バージョン4 UUID

SessionDisconnectedディレクティブの例

次の例は、Alexaがスキルに送信するSessionDisconnectedディレクティブを示しています。

{
  "directive": {
    "header": {
      "namespace": "Alexa.RTCSessionController",
      "name": "SessionDisconnected",
      "messageId": "<メッセージID>",
      "correlationToken": "<opaque相関トークン>",
      "payloadVersion": "3"
    },
    "endpoint": {
      "scope": {
        "type": "BearerToken",
        "token": "<OAuth2ベアラートークン>"
      },
      "endpointId": "<エンドポイントID>",
      "cookie": {}
    },
    "payload": {
      "sessionId" : "<セッション識別子>"
    }
  }
}

SessionDisconnected応答イベント

SessionDisconnectedディレクティブを正しく処理したら、SessionDisconnectedイベントを使用して応答します。応答は同期または非同期のどちらでも可能です。非同期で応答する場合、相関トークンと、認可トークンを含めたスコープを含めます。

SessionDisconnected応答イベントのペイロードの詳細

フィールド 説明
sessionId 元のInitiateSessionWithOfferディレクティブからのセッションのIDです。 バージョン4 UUID

SessionDisconnected応答イベントの例

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{
  "event": {
    "header": {
      "namespace": "Alexa.RTCSessionController",
      "name": "SessionDisconnected",
      "messageId": "<メッセージID>",
      "correlationToken": "<opaque相関トークン>",
      "payloadVersion": "3"
    },
    "endpoint": {
      "scope": {
        "type": "BearerToken",
        "token": "<OAuth2ベアラートークン>"
      },
      "endpointId": "<エンドポイントID>"
    },
    "payload": {
      "sessionId" : "<セッション識別子>"
    }
  }
}

SessionDisconnectedディレクティブのエラー処理

SessionDisconnectedディレクティブを正しく処理できなかった場合は、Alexa.ErrorResponseイベントを使用して応答します。

状態レポート

Alexaはエンドポイントの状態についての情報をリクエストするために、ReportStateディレクティブを送信します。AlexaがReportStateディレクティブを送信したら、それに対する応答としてStateReportイベントを送信します。この応答には、contextオブジェクトのすべてのretrievableプロパティの現在の状態を含めます。retrievableプロパティは検出応答で特定します。状態レポートの詳細については、状態および変更レポートについてを参照してください。

StateReport応答イベントの例

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{
  "event": {
    "header": {
      "namespace": "Alexa",
      "name": "StateReport",
      "messageId": "<メッセージID>",
      "correlationToken": "<opaque相関トークン>",
      "payloadVersion": "3"
    },
    "endpoint": {
      "scope": {
        "type": "BearerToken",
        "token": "<OAuth2ベアラートークン>"
      },
      "endpointId": "<エンドポイントID>"
    },
    "payload": {}
  },
  "context": {
    "properties": [
      {
        "namespace": "Alexa.EndpointHealth",
        "name": "connectivity",
        "value": {
          "value": "OK"
        },
        "timeOfSample": "2017-02-03T16:20:50.52Z",
        "uncertaintyInMilliseconds": 0
      }
    ]
  }
}

変更レポート

エンドポイントの状態の変化をプロアクティブにレポートするために、ChangeReportイベントを送信します。プロアクティブにレポートするプロパティは検出応答で特定します。変更レポートの詳細については、状態および変更レポートについてを参照してください。

ChangeReportイベントの例

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{  
  "event": {
    "header": {
      "namespace": "Alexa",
      "name": "ChangeReport",
      "messageId": "<メッセージID>",
      "payloadVersion": "3"
    },
    "endpoint": {
      "scope": {
        "type": "BearerToken",
        "token": "<OAuth2ベアラートークン>"
      },
      "endpointId": "<エンドポイントID>"
    },
    "payload": {
      "change": {
        "cause": {
          "type": "PERIODIC_POLL"
        },
        "properties": [
          {
            "namespace": "Alexa.EndpointHealth",
            "name": "connectivity",
            "value": {
              "value": "UNREACHABLE"
            },
            "timeOfSample": "2017-02-03T16:20:50.52Z",
            "uncertaintyInMilliseconds": 0
          }
        ]
      }
    }
  },
  "context": {
    "properties": [
    ]
  }
}