例 – クラウド対応の音楽配信サービスプロバイダーで、ユーザーがアプリを使ってオーディオコンテンツを購入し、再生できるサービスを提供しています。ユーザーがAlexa搭載デバイスを使ってサービスにアクセスし、コンテンツをストリーミングできるようにしたいと考え、音楽スキルを作成しました。ユーザーがスキルをセットアップするには、Alexaアプリで音楽スキルを有効にし、手順に従ってアプリにログインしてアカウントをリンクします。その後、ユーザーは「Alexa, play [favorite artist] on [skill name].」などと言うことができます。 音楽スキルには、アカウントリンクをサポートするものとサポートしないものがあります。たとえば、一部のコンテンツはすべてのユーザーが利用でき、一部のコンテンツは有料アカウントを持つユーザーのみが利用できます。
例 – 一次医療の診療サービス「Care for All」のオーナーとして、大都市圏でクリニックを運営しています。患者に役立つカスタムスキルの作成を検討しています。
スキルにはアカウントのリンクを必要としない機能が含まれている
ユーザーはカスタムスキルに「Alexa, where is the nearest Care for All clinic?」とたずねることができます。 このリクエストでは、スキルが特定のCare for Allユーザーに代わってCare for Allサービスにアクセスする必要がありません。プロフィール情報の取得やPHIデータの読み上げも行いません。このため、このリクエストの実行にアカウントリンクは不要です。
スキルにはアカウントのリンクを必要とする機能が含まれている
一方で、ユーザーがスキルに「Alexa, where is the nearest Care for All clinic?」とたずねるとします。 このリクエストでは個人情報の読み上げが必要です。スキルが特定のCare for Allユーザーに代わってCare for Allサービスにアクセスする必要があります。プロフィール情報の取得やPHIデータの読み上げも行います。このため、このリクエストの実行にはアカウントリンクが必要です。
開発者のアプリから開始する場合 – このフローでは、ユーザーがアプリやウェブサイトから操作を開始し、アカウントリンクの開始を選択するとAlexaアプリ(Alexaアプリがインストールされていない場合は、Login with Amazon)にリダイレクトされます。ユーザーがAlexaアプリ(またはLogin with Amazon)でアカウントリンクリクエストに同意すると、開発者のアプリまたはウェブサイトに再度リダイレクトされます。これで、Alexaが提供するAPIを使ったアカウントリンクが完了し、スキルを利用できるようになります。詳細については、アプリ間アカウントリンク(開発者のアプリから開始する場合)を参照してください。