Alexa検出オブジェクトのリファレンス


Alexa検出オブジェクトのリファレンス

このリファレンスでは、Alexa.DiscoveryインターフェースでAlexaに送信するオブジェクトの定義を説明します。

Endpointオブジェクト

Endpointオブジェクトは、ユーザーのデバイス制御クラウドアカウントと関連付けられた、接続済みデバイス/コンポーネントを表します。エンドポイントには以下のいずれかの詳細が含まれます。

  • 物理デバイス
  • 仮想デバイス(シーン内など)
  • ソフトウェアコンポーネント(モバイルアプリなど)

endpointオブジェクトの例

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{
    "endpointId": "エンドポイントの一意のID",
    "manufacturerName": "サンプルメーカー",
    "description": "サンプルメーカーのスマート照明",
    "friendlyName": "リビングの照明",
    "displayCategories": ["LIGHT"],
    "additionalAttributes": {
        "manufacturer": "サンプルメーカー",
        "model": "サンプルモデル",
        "serialNumber": "デバイスのシリアル番号",
        "firmwareVersion": "デバイスのファームウェアバージョン",
        "softwareVersion": "デバイスのソフトウェアバージョン",
        "customIdentifier": "デバイスの任意のカスタム識別子"
    },
    "capabilities": [],
    "connections": [],
    "relationships": {},
    "registration": {},
    "cookie": {
        "extraDetail1": "スキルが使用する情報",
        "extraDetail2": "複数のエントリを作成できます",
        "extraDetail3": "ここにデバイスの状態を保存しないでください"
    }
}

Endpointオブジェクトの詳細

プロパティ 説明 必須

endpointId

エンドポイントの識別子です。識別子は、スキルを使用するすべてのデバイスおよびユーザーでグローバルに一意である必要があります。同じデバイスのすべての検出リクエストに対して、識別子は常に同じである必要があります。

有効な値は、 最大256文字です。英数字、スペース、および次の特殊文字を使用できます。
_ - = # ; : ? @ &

文字列

manufacturerName

デバイスのメーカーの名前です。
有効な値は 最大128文字です。

文字列

description

デバイスの説明です。メーカー名やデバイスの接続方法を含めてください。
たとえば、「サンプルメーカーのスマートロック」や、「SmartHubを介して接続するWi-Fiサーモスタット」などです。
有効な値は 最大128文字です。

文字列

friendlyName

デバイスを識別するためにユーザーが使用する名前です。フレンドリー名の初期値を設定したら、その後はユーザーがAlexaアプリを使って変更できます。このプロパティはすべてのインターフェースで必須です(一部例外があります)。このフィールドが任意かどうかを確認するには、Alexa機能インターフェースのドキュメントを参照してください。
有効な値は 最大256文字の英数字とスペースです。特殊文字や句読点は使用できません。

文字列

displayCategories

Alexaアプリでデバイスが表示されるカテゴリーです。
サポートされる値については、表示カテゴリーを参照してください。

文字列の配列

additionalAttributes

エンドポイントについての追加情報です。Alexaアプリのユーザーエクスペリエンスが向上するため、このプロパティを含めることをお勧めします。Works with Alexa認定の申請を希望する場合は、このプロパティを含める必要があります。

AdditionalAttributesオブジェクト

推奨

capabilities

スキルがエンドポイントをサポートする機能インターフェースです。Alexa.BrightnessControllerAlexa.PowerControllerなどです。capabilitiesプロパティにはサイズ制限が適用されます。

Capabilityオブジェクトの配列

connections

デバイスがインターネットとスマートホームハブへの接続に使用する方法についての情報です。

Connectionオブジェクトの配列

relationships

エンドポイントが接続するエンドポイントです。たとえば、コンピューターのエンドポイントはホームネットワークのエンドポイントに接続します。

Relationshipsオブジェクト

cookie

スキルが使用するデバイスについての情報です。このプロパティのコンテンツは5,000バイト以内でなければなりません。Alexaはこのデータの読み取りや使用は行いません。

名前と値のペアのリスト

AdditionalAttributesオブジェクト

さまざまなスキルが同じデバイスを異なる方法で表していると、Alexaアプリに同じデバイスが複数回表示され、ユーザーが混乱する原因となります。Alexaは、AdditionalAttributesオブジェクトを使用して重複するデバイスを識別し、Alexaアプリのユーザーエクスペリエンスを向上させます。

AdditionalAttributesオブジェクトの例

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{
  "additionalAttributes":  {
    "manufacturer" : "サンプルメーカー",
    "model" : "サンプルモデル",
    "serialNumber": "シリアル番号",
    "firmwareVersion" : "ファームウェアバージョン",
    "softwareVersion": "ソフトウェアバージョン",
    "customIdentifier": "カスタム識別子(MatterのUniqueIDなど)"
  }
}

AdditionalAttributesオブジェクトの詳細

プロパティ 説明 必須

manufacturer

デバイスのメーカーの名前です。
有効な値は、 最大256文字です。文字、数字、句読点を含めることができます。

文字列

推奨

model

ユーザーに表示されるデバイスのモデル名です。モデルは製品の特定のバリエーションを一意に識別する必要があります。たとえば、Audi A6 2020という車の場合、メーカーはAudiでモデルはA6 2020です。
有効な値は、 最大256文字です。文字、数字、句読点を含めることができます。

文字列

推奨

serialNumber

デバイスのシリアル番号です。
有効な値は、 最大256文字です。文字、数字、句読点を含めることができます。

文字列

推奨

firmwareVersion

デバイスのファームウェアバージョンです。
有効な値は、 最大256文字です。文字、数字、句読点を含めることができます。

文字列

推奨

softwareVersion

デバイスのソフトウェアバージョンです。
有効な値は、 最大256文字です。文字、数字、句読点を含めることができます。

文字列

推奨

customIdentifier

デバイスのカスタム識別子です。この識別子は、さまざまなユーザーアカウントにわたってグローバルに一意である必要があります。
Matterデバイスの場合、このプロパティを含めてMatterのUniqueIDアトリビュートを出力する必要があります。
有効な値は、 最大256文字です。文字、数字、句読点を含めることができます。

文字列

推奨

Capabilityオブジェクト

Capabilityオブジェクトは、スキルがサポートするインターフェースを表します。たとえば、スキルがAlexa.PowerControllerインターフェースをサポートすると、照明の点灯をサポートできます。スマートホームデバイスで利用可能なインターフェースを確認するには、Alexaインターフェースの一覧を参照してください。

capabilityオブジェクトの例

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{
    "type": "AlexaInterface",
    "interface": "Alexa.PercentageController",
    "instance": "コントローラーのインスタンス名",
    "version": "3",
    "properties": {
        "supported": [
            {
                "name": "percentage"
            }
        ],
        "proactivelyReported": true,
        "retrievable": true
    },
    "capabilityResources": {},
    "configuration": {},
    "semantics": {},
    "verificationsRequired": []
}

Capabilityオブジェクトの詳細

プロパティ 説明 必須

type

機能の種類です。現時点で使用できる種類はAlexaInterfaceのみです。

文字列

interface

機能インターフェースの名前です。

文字列

instance

一部のインターフェースにはインスタンスを複数実装できます。この場合、インターフェースの各インターフェースに一意の名前を付けます。詳細については、汎用コントローラーインターフェースを参照してください。

文字列

version

インターフェースのバージョンです。インターフェースごとにバージョンが異なります。
常にインターフェースのドキュメントを参照して、最新のバージョンを確認してください。

文字列

properties

スキルがサポートするインターフェースのプロパティです。

Propertiesオブジェクト

capabilityResources

ユーザーが一部のインターフェースとの対話に使用できるフレンドリー名を指定します。詳細については、フレンドリー名のリソースとアセットおよび各インターフェースのドキュメントを参照してください。

オブジェクト

configurationまたはconfigurations

任意の設定です。一部のインターフェースでは、インターフェースの使用方法に関する情報を含むconfigurationオブジェクトが必要です。詳細については、各インターフェースのドキュメントを参照してください。

オブジェクト

semantics

一部のインターフェースでは、セマンティクスを使用して機能を追加できます。

Semanticsオブジェクト

verificationsRequired

一部のインターフェースとロケールでは、Alexaがアクションを実行する前に任意でユーザーに確認を求めることができます。

VerificationsRequiredオブジェクトの配列

directiveConfigurations

コネクテッドカーの場合、任意で認証の信頼度とポリシー名を指定できます。

DirectiveConfigurationsオブジェクトの配列

Propertiesオブジェクト

Propertiesオブジェクトは、エンドポイントの出力可能なプロパティを定義します。各Alexaインターフェースで出力可能なプロパティ名と値を定義します。詳細については、Alexaスキルでサポートする各インターフェースのドキュメントを参照してください。

propertiesオブジェクトの例

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{
  "supported": [
    {
      "name": "percentage"
    }
  ],
  "proactivelyReported": true,
  "retrievable": true
}

Propertiesオブジェクトの詳細

プロパティ 説明 必須

supported

スキルがサポートするインターフェースのプロパティです。

配列

proactivelyReported

プロパティが変更されたときにスキルが変更レポートを送信する場合はtrueに設定します。デフォルトはfalseです。

ブール値

retrievable

状態レポートリクエストに応答してプロパティの値をレポートする場合はtrueに設定します。デフォルトはfalseです。

ブール値

Semanticsオブジェクト

プリビルドの音声対話モデルで定義した標準発話以外にユーザー発話を追加する場合は、セマンティクスを使用できます。発話にセマンティクスを使用する場合は、「開いて」「閉じて」「上げて」「下げて」といったフレーズを手動でコントローラーのディレクティブにマッピングします。詳細については、ユーザー発話のセマンティクスを参照してください。

デバイスでAlexa Hunchesを有効にしてユーザーの代わりにエネルギーを節約する場合にも、セマンティクスを使用できます。詳細については、Alexa Hunchesのセマンティクスを参照してください。

Alexaアプリのユーザーエクスペリエンスを向上させるには、セマンティクスを使用して、デバイスに注意を向けてもらう必要がある場合にユーザーへのお知らせを有効にすることができます。お知らせを有効にするには、デバイスのステータスコードをAlexaで事前定義された状態にマッピングします。詳細については、通知のセマンティクスを参照してください。

Semanticsオブジェクトの例

以下は、RangeControllerインターフェースを実装するデバイスの検出応答でのSemanticsオブジェクトの例です。

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{
  "semantics": {
    "actionMappings": [
      {
        "@type": "ActionsToDirective",
        "actions": [
          "Alexa.Actions.Close",
          "Alexa.Actions.Lower"
        ],
        "directive": {
          "name": "SetRangeValue",
          "payload": {
            "rangeValue": 0
          }
        }
      },
      {
        "@type": "ActionsToDirective",
        "actions": [
          "Alexa.Actions.Open",
          "Alexa.Actions.Raise"
        ],
        "directive": {
          "name": "SetRangeValue",
          "payload": {
            "rangeValue": 100
          }
        }
      }
    ],
    "stateMappings": [
      {
        "@type": "StatesToValue",
        "states": [
          "Alexa.States.Closed"
        ],
        "value": 0
      },
      {
        "@type": "StatesToRange",
        "states": [
          "Alexa.States.Open"
        ],
        "range": {
          "minimumValue": 1,
          "maximumValue": 100
        }
      }
    ]
  }
}

Semanticsオブジェクトの詳細

プロパティ 説明 必須

actionMappings

アクションフレーズとインターフェースディレクティブ間のマッピングの配列です。

ActionMappingsオブジェクトの配列

ActionMappingsStateMappingsのいずれか

stateMappings

Alexaの状態とコントローラーの状態の間のマッピングの配列です。ユーザーがOpenClosedのフレーズを使ってデバイスの状態を照会できるよう、状態マッピングを含みます。

StateMappingsオブジェクトの配列

ActionMappingsStateMappingsのいずれか

ActionMappingsオブジェクト

ActionMappingsオブジェクトは、アクションフレーズとインターフェースディレクティブ間のマッピングを定義します。

ActionMappingsオブジェクトの例

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{
  "@type": "ActionsToDirective",
  "actions": ["Alexa.Actions.Close", "Alexa.Actions.Lower"],
  "directive": {
    "name": "SetRangeValue",
    "payload": {
      "rangeValue": 0
    }
  }
}

ActionMappingsオブジェクトの詳細

プロパティ 説明 必須

@type

アクションマッピングのタイプです。
有効な値は ActionsToDirectiveです。

文字列

actions

1つのディレクティブにマッピングされているアクションの配列です。
有効な値は Alexa.Actions.OpenAlexa.Actions.CloseAlexa.Actions.RaiseAlexa.Actions.LowerAlexa.Actions.SetEcoOnAlexa.Actions.SetEcoOffです。

配列

directive

アクションで呼び出すディレクティブを指定します。

オブジェクト

directive.name

ディレクティブの名前です。ディレクティブは、semanticsオブジェクトを含むcapabilityオブジェクトにあるインターフェースのディレクティブでなければなりません。

文字列

directive.payload

ディレクティブに適したペイロードです。一部のディレクティブにはペイロードは必要ありません。またペイロードのタイプはディレクティブによって異なります。詳細については、各インターフェースのドキュメントを参照してください。

オブジェクト

StateMappingsオブジェクト

StateMappingsオブジェクトは、Alexaの状態とコントローラーの状態の間のマッピングを定義します。

StateMappingsオブジェクトの例

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{
  "@type": "StatesToRange",
  "states": ["Alexa.States.Open"],
  "range": {
    "minimumValue": 1,
    "maximumValue": 100
  }
}

StateMappingsオブジェクトの詳細

プロパティ 説明 必須

@type

状態マッピングのタイプです。
有効な値はStatesToValueStatesToRangeのいずれかです。

文字列

states

コントローラーの値にマッピングされるAlexaの状態の配列です。
有効な値は Alexa.States.OpenAlexa.States.ClosedAlexa.States.EcoOnAlexa.States.EcoOffAlexa.States.LowAlexa.States.EmptyAlexa.States.FullAlexa.States.DoneAlexa.States.Stuckです。

配列

value

指定したAlexaの状態に対応するコントローラーの値です。

@typeStatesToValueの場合は〇

range

指定したAlexaの状態に対応するコントローラーの値の範囲です。

オブジェクト

@typeStatesToRangeの場合は〇

VerificationsRequiredオブジェクト

ユーザーがスキルに照明をオンにするなどのアクションの実行をリクエストする際、アクションを実行して結果に関するフィードバックを提供する前に、まずユーザーからのアクションの確認を要求することができます。ユーザー確認を求めるには、エンドポイントごとに、検出応答で確認を要求するディレクティブを指定します。

アクションの確認をサポートするインターフェースは、 Alexa.PowerControllerAlexa.ThermostatControllerです。

VerificationsRequiredオブジェクトの例

以下は、ThermostatControllerインターフェースを実装するAlexaスキルのVerificationsRequiredオブジェクトの例です。この例では、Alexaがサーモスタットの目標温度を設定する前にアクションの確認を要求します。検出応答全体の例については、アクションの確認を求めるサーモスタットの例を参照してください。

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{
  "directive": "SetTargetTemperature",
  "methods": [
    {
      "@type": "Confirmation"
    }
  ]
}

VerificationsRequiredオブジェクトの詳細

プロパティ 説明 必須

directive

確認を求めるディレクティブの名前です。ディレクティブは、VerificationsRequiredオブジェクトを含むCapabilityオブジェクトのインターフェースのディレクティブでなければなりません。

文字列

methods

アクションの確認を取得するのに使用するメソッドを指定します。

オブジェクトの配列

methods[].@type

アクションの確認を取得するメソッドです。
有効な値は Confirmationです。

文字列

DirectiveConfigurationsオブジェクト

以下のインターフェースは、directiveConfigurationsをサポートします。 Alexa.PowerControllerAlexa.LockControllerAlexa.ToggleControllerAlexa.RangeControllerAlexa.ModeController

DirectiveConfigurationsオブジェクトの例

以下は、Alexaスキルの検出応答でのdirectiveConfigurationsオブジェクトの例です。スキルはLockControllerインターフェースを実装し、Alexaがコネクテッドカーのロック解除をする前にユーザーを識別する必要があります。ユーザーの識別が必要なロックの例全体については、discovery response example with voice recognition and personal profile PINを参照してください。

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"directiveConfigurations": [{
            "directives": ["Unlock"],
            "requestedAuthenticationConfidenceLevel": {
                "level": 400,
                "customPolicy": {
                    "policyName": "VOICE_PIN"
                }
            }
        }
    ]

DirectiveConfigurationsオブジェクトの詳細

プロパティ 説明 必須

directives

ユーザーの識別を必要とするディレクティブの名前です。名前は、capabilityオブジェクトに指定したインターフェースと一致する必要があります。

文字列の配列

requestedAuthenticationConfidenceLevel

認証の信頼度(ACL)を指定して、Alexaが発話した人の識別をどの程度信頼しているかを表します。

オブジェクト

requestedAuthenticationConfidenceLevel.level

発話した人の識別時にリクエストされたAlexaの信頼度です。
有効な値は

  • 400 – プロファイルPINと音声認識を使用します。
  • 500 – ワンタイムパスワード(OTP)と音声認識を使用します。

整数

requestedAuthenticationConfidenceLevel.customPolicy

認証ポリシーを指定します。

オブジェクト

requestedAuthenticationConfidenceLevel.customPolicy.policyName

認証ポリシーの名前を指定します。
有効な値は OTPVOICE_PINです。

文字列

Connectionsプロパティ

Connectionsプロパティは、デバイスがインターネットとスマートホームハブへの接続に使用する方法を表します。connectionsプロパティにはconnectionオブジェクトの配列が含まれます。

connectionsプロパティの例

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{
  "connections": [
    {
      "type": "BLUETOOTH_MESH",
      "deviceUuid": "90b6eeb8cb58c9a7887d4797543bbe8a"
    },
    {
      "type": "MATTER",
       "macAddress": "00:11:22:AA:BB:33:44:55",
       "macNetworkInterface": "WIFI",
       "matterVendorId": "MatterのVendorID",
       "matterProductId": "MatterのProductID",
       "matterDiscriminator": "longDiscriminator"
    },
    {
      "type": "TCP_IP",
      "macAddress": "00:11:22:AA:BB:33:44:55"
    },
    {
      "type": "ZIGBEE",
      "macAddress": "00:11:22:33:44:55"
    },
    {
      "type": "ZWAVE",
      "homeId": "0x00000000",
      "nodeId": "0x00"
    },
    {
      "type": "UNKNOWN",
      "value": "00:11:22:33:44:55"
    }
  ]
}

Connectionsオブジェクトの詳細

次の表は、Connectionsオブジェクトの詳細と、各プロパティに適用される接続のtypeをまとめたものです。

プロパティ 説明 接続の種類 必須

type

接続の種類。
有効な値は BLUETOOTH_MESHMATTERTCP_IPZIGBEEZWAVEUNKNOWNです。

すべて

文字列

macAddress

ネットワークインターフェースコントローラー(NIC)の一意の識別子。接続の種類がMATTERTCP_IPZIGBEEのいずれかの場合に、このプロパティを任意で含めます。
MACアドレスが変更されたら、AddOrUpdateReportイベントでレポートする必要があります。
有効な値は 1~32文字です。

MATTERTCP_IPZIGBEE

文字列

推奨

homeId

エンドポイントが接続するZ-WaveネットワークのホームIDです。
形式は UTF-8文字で0x00000000です。

ZWAVE

文字列

nodeId

エンドポイントが接続するZ-Waveネットワーク内のエンドポイントのノードIDです。
形式は UTF-8文字で0x00です。

ZWAVE

文字列

matterDiscriminator

製造時にエンドポイントに割り当てられた12ビットの値です。複数のコミッション可能なMatterデバイス通知を識別するのに使用します。
MatterのDiscriminatorアトリビュートを設定します。
有効な値は 0~4095です。

MATTER

整数

matterVendorId

Connectivity Standards Allianceによってエンドポイントメーカーに割り当てられる16ビットの値です。
MatterのVendorIDアトリビュートを設定します。
有効な値は 0~65535です。

MATTER

整数

matterProductId

製品を一意に識別するためにベンダーが割り当てた16ビットの値です。
MatterのProductIDアトリビュートを設定します。
有効な値は 0~65535です。

MATTER

整数

macNetworkInterface

macAddressが関連付けられたNICの種類です。
有効な値は BLEWIFIETHERNETTHREADです。

MATTERTCP_IPZIGBEE

文字列

推奨

deviceUuid

Bluetoothメッシュネットワークに接続するデバイスエンドポイントのUUIDです。
有効な値は 32文字の英数字です。16進数の数字のみを含めてください。

BLUETOOTH_MESH

文字列

value

接続の種類をより具体的に識別できない場合、接続の情報を含めます。このプロパティで提供する情報は、安定した具体的なものである必要があります。
有効な値は、 最大256文字です。文字、数字、句読点を含めることができます。

UNKNOWN

文字列

Relationshipsオブジェクト

1つのエンドポイントを接続するエンドポイントを列挙するrelationshipsオブジェクトです。たとえば、ヘッドライトを車に接続したり、1つ以上のスピーカーをサウンドバーに接続してホームシアターを構成したりする場合です。Alexaは、Alexaアプリでデバイスの関係を使用して、関連するデバイスやシーンを分類します。詳細については、Identify relationships between endpointsを参照してください。

コネクテッドビークルエンドポイントのRelationshipsオブジェクトの例

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{
    "relationships": {
        "Alexa.Automotive.IsPartOf": {
            "endpointId": "vehicle-1"
        }
    }
}

Alexa搭載ビデオデバイスのRelationshipsオブジェクトの例

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{
    "endpoints": [{
            "endpointId": "ABI-hub-endpointID",
            "registration": {
                "productId": "productID-001",
                "deviceSerialNumber": "serial-001"
            },
            "friendlyName": "マイAlexa搭載ハブ",
            "displayCategories": ["ALEXA_VOICE_ENABLED"],
            "capabilities": [],
            "connections": []
        },
        {
            "endpointId": "soundbar-endpointID",
            "friendlyName": "サウンドバー",
            "displayCategories": ["OTHER"],
            "relationships": {
                "video_isSameAs": {
                    "endpointId": "serial-001",
                    "endpointTypeId": "productID-001",
                    "source": "AVS"
                }
            }
        },
        {
            "endpointId": "tv-endpointID",
            "friendlyName": "TV",
            "displayCategories": ["TV"],
            "relationships": {
                "isControlledBy": [{
                    "endpointId": "ABI-hub-endpointID"
                }],
                "video_isSameAs": {
                    "endpointId": "serial-001",
                    "endpointTypeId": "productID-001",
                    "source": "AVS"
                }
            }
        }
    ]
}

Relationshipsオブジェクトの詳細

以下の表は、Relationshipsオブジェクトの詳細を示しています。1つ以上のプロパティを含める必要があります。

プロパティ 説明 必須

Alexa.Automotive.IsPartOf

検出応答のエンドポイントが接続する車を識別します。このプロパティを使用して、ライト、ロックなどの車のパーツを車に接続します。詳細については、Alexaのコネクテッドカースキルを参照してください。

オブジェクト

Alexa.Automotive.IsPartOf.endpointId

このエンドポイントが接続する車のエンドポイントIDです。

文字列

isControlledBy

別のエンドポイントがこのエンドポイントを制御することを示すのに使用します。たとえば、Alexa搭載サウンドバーがテレビを制御したり、シーンが複数のライトを制御したりする場合です。出力されるendpointIdを1つ以上含めます。

文字列の配列

isClusterOf

スマートホームエンドポイントが1つ以上のAlexa搭載(ABI)エンドポイントを制御することを示すのに使用します。クラスターを構成するすべてのエンドポイントを含めます。たとえば、1つ以上のスピーカーがサウンドバーに接続してホームシアターを構成する場合などです。クラスターエンドポイントはAlexaアプリに表示され、すべての子エンドポイントは非表示になります。
1つ以上のABIデバイスを、スマートホームエンドポイントの子として参照したい場合に使用します。

文字列の配列

video_isSameAs

ビデオ機能付きのスマートホームエンドポイントをAlexa搭載デバイスに関連付ける場合に使用します。
この関係は、Alexa搭載エンドポイントにのみ使用します。

オブジェクト

video_isSameAs.source

Alexa搭載デバイスなど、エンドポイントソースの種類です。
有効な値は AVSです。

文字列

video_isSameAs.endpointId

Alexa搭載ソースのdeviceSerialNumberを設定するか、検出応答で送信したendpointIdを設定します。

文字列

video_isSameAs.endpointTypeId

Alexa搭載製品IDです。
このプロパティはAlexa搭載ソースにのみ使用します。

文字列

Registrationプロパティ

Registrationプロパティを使用して、Alexa搭載デバイスを表します。

Registrationプロパティの例

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{
  "registration": {
    "productId": "productID-001",
    "deviceSerialNumber": "serial-001"
  }
}

Registrationオブジェクトの詳細

以下の表は、Registrationオブジェクトの詳細を示しています。

プロパティ 説明 必須

productId

開発者が提供した製品IDです。Alexa搭載デバイスの認可フローでアクセストークンを取得するのに使用したproductIdプロパティまたはPRODUCT_IDプロパティと一致する必要があります。

文字列

deviceSerialNumber

同じproductIdを共有するすべてのデバイスで一意の、デバイスが生成したシリアル番号です。Alexa搭載デバイスの認可フローでアクセストークンを取得するのに使用したdeviceSerialNumberプロパティまたはPRODUCT_DSNプロパティと一致する必要があります。

文字列


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最終更新日: 2024 年 12 月 06 日