Alexa広告IDに関するポリシー
Alexa広告ID（広告ID）は、ユーザーがリセットできる一意の識別子で、サードパーティのスキル開発者やコンテンツプロバイダーが分析や広告に利用できます。開発者が同じで、同じデバイスで使用されるサードパーティのAlexaスキルは、同じ広告IDを受け取ります。異なるデバイスで使用される場合や開発者が異なる場合、サードパーティのAlexaスキルは異なる広告IDを受け取ります。詳細については、Alexa広告IDについてを参照してください。
Alexa広告IDを使用するすべてのスキルは、Alexa広告IDに関するポリシーに準拠している必要があります。
広告IDを使用する
2024年4月3日を過ぎると、開発者が分析や広告に使用できるのは広告IDのみとなり、その他の識別子を広告や分析に使用できなくなります。開発者は、広告IDの使用を開始した後、広告に関するユーザーのカスタマイズ設定を確認し、以下のように対応する必要があります。
ほかの識別子を使用できないアクティビティの例として、次のようなものが挙げられます。
- 興味・関心に基づく広告を表示する。
- 広告分析用のデータを収集する。
- 広告用のユーザープロファイルを作成するためのデータを収集する。
ユーザーのカスタマイズ設定に対応する
広告IDの取得、興味・関心に基づく広告の表示、広告用のプロファイルの作成の前に、ユーザーが興味・関心に基づく広告の表示や広告用のプロファイルの作成の機能を利用しないことを選択しているかどうかを確認する必要があります。
ユーザーの広告IDと興味・関心に基づく広告を利用しないという選択は、スキルに送信されるAlexaのリクエストに含められます。2つの値がadvertisingオブジェクトにラップされ、一緒に提供されます。
"advertising": {
"advertisingId": “3A233D2-B22E-12D0-A112-DE6B9C49A2DE”,
"limitAdTracking": false
}
リクエスト内でのadvertisingオブジェクトの位置は、スキルのタイプとリクエストのAPIによって異なります（それぞれのスキルタイプの開発者向けドキュメントを参照してください）。各セッションの開始時にユーザーの興味・関心に基づく広告を利用しないという選択を確認します。
ユーザーのカスタマイズ設定は、広告追跡の値によって表されます。
limitAdTrackingの値がfalseの場合は、興味・関心に基づく広告の表示や、広告用のプロファイルの作成ができます。繰り返しますが、このような目的に使用できるのは広告IDのみです。limitAdTrackingの値がtrueの場合は、興味・関心に基づく広告の表示や、広告用のプロファイルの作成ができません。さらに、コンテキストに応じた広告、フリークエンシーキャップ、コンバージョン追跡、レポート、セキュリティや詐欺行為の検知などの目的で広告IDを使用することもできます。いずれの場合も、使用できるのは適用法で許容される範囲です。
広告IDを取得する
広告IDはadvertisingIdプロパティに格納されています。広告IDが利用できる場合は広告IDが返されます。広告IDの形式を示す例を次に示します。 3A233D2-B22E-12D0-A112-DE6B9C49A2DE。広告IDは利用できるが、0の文字列（00000000-0000-0000-0000-00000000000）が返される場合があります。たとえば、その地域で広告IDがまだ利用できない場合や、ユーザーがAlexa Smart Propertiesプログラムでスキルにアクセスしている場合です。すべて0の広告IDを受け取った場合、limitAdTrackingの値はtrueになります。このような場合は、上記のガイダンスに従って、興味・関心に基づく広告の表示や広告プロファイルの作成はしないでください。
ベストプラクティスとして、広告IDの値は保存せず、Alexaのリクエストのたびにadvertisingオブジェクトにアクセスしてください。
ほかの永続識別子を使用する
ユーザーによる明示的な同意がない限り、広告IDを個人データに関連付けることはできません。
リセットされた広告IDを処理する
広告IDがリセットされた場合、ユーザーによる明示的な同意がない限り、新しい広告IDを以前の広告IDや以前の広告IDに紐づけされたデータに関連付けることはできません。
サードパーティの広告サービスを使用する
アプリでサードパーティの広告サービスを使用している場合、広告サービスがこの広告IDに関するポリシーに従っていることを確認する必要があります。
関連トピック
最終更新日: 2023 年 04 月 06 日