マルチ機能スキル(MCS)に関するよくある質問
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マルチ機能スキル(MCS)に関するよくある質問
マルチ機能スキル(MCS)は、独自のカスタム音声対話モデルを使い、特定の発話に対するビルトインサポートを拡張するAlexaスマートホームスキルです。たとえば、スキルでデバイスのオン、オフを行うビルトインサポートを利用したり、同じスキルで「アレクサ、<呼び出し名>で何ができるのか教えて」などのカスタム発話をサポートしたりできます。
MCSを持つスキルの作成とアップグレード
- 質問: マルチ機能スキル(MCS)を作成する方法を教えてください。
- マルチ機能スキルは、Alexa Skills Kit開発者コンソールまたはAlexa Skills Kitコマンドラインインターフェース(ASK CLI)を使ってスキルに複数のモデルを追加することで作成できます。通常、スキルは、スマートホームの機能かカスタムスキルの機能かにかかわらず、実装しているすべての機能要件を満たす必要があります。
- 質問: 既存のカスタムスキルをMCSにアップグレードすることはできますか?
- スキルがスマートホームスキル開発の前提条件を満たしていれば、スマートホームモデルを既存のカスタムスキルに追加できます。詳細については、スマートホームスキル開発の前提条件を参照してください。
- 質問: 既存のスマートホームスキルをMCSにアップグレードすることはできますか?
- スキルがカスタムスキル開発の前提条件を満たしていれば、カスタムモデルを既存のスマートホームスキルに追加できます。詳細については、カスタムスキルの要件を参照してください。
- 質問: MCSへのアップグレードをスキルユーザーに伝える方法を教えてください。
- カスタムモデルを追加して既存のスマートホームスキルをMCSにアップグレードしたら、新しいカスタム機能とその使い方をユーザーに知らせてください。ユーザーに、「アレクサ、<呼び出し名>を聞いて」と言ってカスタムモデルと対話する方法を知らせます。スキルの説明、製品のウェブサイト、企業のブログ投稿やフォーラムを使い、強化された音声エクスペリエンスについて幅広く周知します。
- 質問: 公開中の2つのスキルをマージする方法を教えてください。
- MCSは、公開中の2つのスキルのマージをサポートしていません。
- 質問: 自分のスキルがMCSに適しているかどうかは、どのように確認できますか? 一度MCSを試してから元に戻すことはできますか?
- 公開中のスキルの開発中バージョンでMCSを試し、認定を申請する前にMCSがスキルユーザーの期待値を満たせることを確認してください。認定を申請する前であれば、新しいモデルを削除して元のスキルの状態に戻すことが可能です。
- 質問: 公開中のスキルからモデルを削除することはできますか?
- いいえ、一度公開したモデルは削除できません。ただし、不要なモデルを削除したスキルのコピーを作成することはできます。その後、新しいスキルを公開し、ユーザーにそのスキルを有効にして使用できることを知らせてください。
- 質問: 自分のスキルについてのレポートはどこで確認できますか?
- スキル管理APIかAlexa Skills Kit開発者コンソールで、スキルのレポートを確認できます。レポートを確認する機能を選択してください。
- 質問: 複数のAPIを使って作成したスキルの認定プロセスはどのようなものですか?
- すべてのスキルについて認定を申請します。スキルを更新した場合、認定を再申請します。認定プロセス自体はどのスキルでも同じですが、認定要件は使用したAPIやモデルによって異なります。スキルを公開するには、各機能がすべての認定要件に合格する必要があります。たとえば、スマートホームとカスタムモデルを組み合わせたスキルは、両方のテストケースに合格しなければなりません。詳細については、スマートホーム、カスタム、ビデオの各モデルの認定要件を参照してください。
ユーザーエクスペリエンス
- 質問: ユーザーはMCSを組み合わせた呼び出しについてどのような反応をするでしょうか?
- Alexaのデータは、ユーザーが音声体験の向上を歓迎していると示しています。ユーザは広告などで新しい呼び出し方を発見したり、自分自身で試したりして、新しい音声体験に適応することができるでしょう。
- 質問: どのようなデバイス名を付けるべきかをユーザーにどう提案すればよいですか?
- スキルユーザーには、スマートホームのコンパニオンアプリのデバイス名とAlexaアプリのデバイス名を同じにするよう勧めてください。または、ユーザーのアカウントに複数のデバイスがある場合、スマートロジックを実装して正しいデバイスを識別してください。
- 質問: 既に多くのユーザーが、公開中のスマートホームスキルまたはカスタムスキルを有効にしています。スキルをMCSにアップグレードしても、既存のユーザーは引き続き使用できますか?
- はい。次の条件を満たす場合、既存のユーザーは追加の手順なしで新しい機能を使用できます。
- アカウントリンクプロセス(認証画面のURL、スコープ、ドメインなど)の変更が不要な場合
- スキル有効化中に交換されたトークンが新しく追加された機能でも有効な場合
これ以外の場合、ユーザーはアカウントをリンクし直す必要があります。
ユーザーがカスタムスキルのアカウントリンクを一度も実行したことがない場合、スマートホームを利用するにはアカウントリンクが必要であるとユーザーに通知する必要があります。
スマートホームにはAuth Code Grant種別の認証が必要であるため、Implicit Grant種別をサポートするカスタムスキルは、スマートホームを追加する前に認証の移行を行ってください。
- 質問: スキルの詳細ページに表示できるサンプルフレーズの数を教えてください。
- スキルの詳細ページには、サンプルフレーズの数と同じ3つまでのフレーズを表示できます。
APIの実装
- 質問: MCSに状態および変更レポートのサポートを追加する方法を教えてください。
- カスタムスキルをMCSにアップグレードする際、デバイスエンドポイントに対する状態および変更レポートのサポートを追加できます。スキルは、Alexaゲートウェイへのイベント送信とアクセス権限を設定してAlexaへのユーザー認証を実現するためのガイドラインに従う必要があります。既存のユーザーへの状態と変更レポートを有効にするために、Alexaはスキルに対して各ユーザーの
AcceptGrant
ディレクティブを送信するサイレントプロセスを自動的に実行します。このプロセスは、アップグレードの日から1週間以内に実行され、その後、Amazonから結果のメールが届きます。 - 質問: スキルAPIは、共有アトリビュートや検証をどのように処理しますか?
- スキルがアトリビュートや検証を共有する場合、より厳格なルールが適用されます。たとえば、スマートホームスキルにはアカウントリンクが必要です。このため、スキルにスマートホーム機能を含める場合は、ほかの機能がスキルに追加されるかどうかにかかわらず、有効化の要件としてアカウントリンクが必須となります。
- 質問: 各スキルAPIとカスタムモデルの処理に別々のエンドポイントを指定することはできますか?
- はい。スキルのすべてのリクエストを同じエンドポイントで処理することも、スマートホームとカスタムの機能に別々のエンドポイントを使用することもできます。エンドポイントが同じ場合、スキルマニフェストでスマートホームモデルとカスタムモデルの両方に対してそのエンドポイントを指定します。
ローカライゼーション
- 質問: MCSは複数の言語とロケールをサポートしますか?
- 複数の言語(またはロケール)のサポートを計画している場合、MCSには言語ごとにインスタンスを作成する必要があります。たとえば、カナダと米国の両方で英語をサポートする場合、MCSには言語ごとにカスタムモデルとスマートホームモデルが必要です。