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コントローラー動作のガイドライン

コントローラー動作のガイドライン

Amazon Fire TVプラットフォーム対応アプリを開発すると、各種コントローラーからの入力をサポートすることができます。コントローラーにはAmazon Fire TVリモコンと音声認識リモコン、Amazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません)があります。それ以外にも、Bluetooth HIDゲームパッドプロファイルをサポートするコントローラーであればすべて該当します。

アプリにコントローラー入力を実装するには、リモコン入力ゲームコントローラー入力に記載されているモーションイベントと入力イベントを使用します。

このページでは、どのコントローラーでも同じアプリの機能を使えるようにするための推奨事項が記載されています。以下のガイドラインは、Amazon Fire TV対応アプリを公開するための要件ではありません。コントローラーの入力はアプリに最適な方法で設計できます。ただし、さまざまなコントローラー、アプリ、ゲームで一貫したユーザーエクスペリエンスを提供するために、このガイドラインに従うことをお勧めします。

コア動作

アクション Amazon Fire TVリモコンのボタン Amazon Fireゲームコントローラーのボタン その他ゲームコントローラーのボタン 動作
ホーム ホーム ホーム ホーム(存在する場合) これはシステムイベントであり、アプリではキャプチャできません。このボタンを押すとホームに戻ります。もう一度押してもホームに戻ります。

予期せずホームに戻った場合にアプリやゲームの状態を保持するには、onPause()を実装します。アプリを続きから再開できるようにするには、onResume()を実装します。

オーディオアプリの場合、オーディオフォーカスをリクエストして、バックグラウンドで再生を続けることができます。
戻る 戻る 戻る B 直前の操作または画面(アクティビティ)に戻るか、現在の操作またはプロンプトを取り消します。

確認ダイアログを表示するには、このイベントをキャプチャします。たとえば、アプリのメイン画面で戻るイベントをキャプチャして、「終了しますか」というダイアログを表示することができます。

アプリがメニューの開閉を繰り返す無限ループに陥らないようにしてください。
メニュー メニュー メニュー Y Androidの標準コンテキストメニュー(OptionsMenu)が起動します。

独自のメニューを提供するか、ほかの目的に使う場合は、このイベントをキャプチャします。提供するメニューに1つしかオプションがない場合は、メニューボタンをそのオプションの切り替えボタンとして使用できます。

メディアアプリでは、メニューボタンを使って再生パネルの表示/非表示を切り替えられます。
検索 マイク(音声認識リモコンのみ) 該当なし 該当なし これはシステムイベントであり、アプリではキャプチャできません。このボタンを押すと音声検索が起動します。

音声検索の起動時にアプリやゲームの状態を保持するにはonPause()を実装し、検索完了後にアプリやゲームを続行できるようにするにはonResume()を実装します。

オーディオアプリでは、音声検索の起動中は再生を一時停止するか音量を小さくします。

ビデオアプリでは、音声検索の起動中は音声をミュートするか再生を一時停止します。

次の表では、ユーザーインターフェイスのナビゲーションと選択で推奨される動作について説明します。複数のボタンが記載されているアイテムについては、すべてのボタンをサポートしてください。

アクション Amazon Fire TVリモコンのボタン Amazon Fireゲームコントローラーのボタン その他ゲームコントローラーのボタン 動作
選択/メインアクション D-Padの中心 A A フォーカスされたアイテムの選択、メニューオプションやプロンプトの確定、メインゲームアクションの実行のいずれかを行います。
キャンセル/戻る 戻る 戻る
B
B 現在の操作を取り消すか、直前の画面に戻ります。

確認ダイアログ(「Are you sure you want to quit?」)を表示するには、このアクションをインターセプトします。



D-Pad D-Pad
左側のジョイスティック
D-Pad
左側のジョイスティック
入力フォーカスを該当する方向に移動します。

Amazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません)などのゲームコントローラーでは、左側のジョイスティックがD-Padと同じ動作をします。

メディアの再生

次の表では、メディアの再生に関する推奨動作を説明します。以下に注意してください。

  • メディアを再生しないアプリや、アナログスティックまたはショルダーボタン(L1/R1)を使用するアプリの場合には、それらのボタンのイベントをキャプチャしないでください。キャプチャしてほかの機能を実装すると、システムがバックグラウンドで再生しているメディアをコントロールできなくなる可能性があります。
  • Unityなどのフレームワークはシステム経由で主要なイベントを渡す機能がサポートされていません。そのため、これらのフレームワークを使用しているアプリの場合、この推奨を無視できます。
アクション Amazon Fire TVリモコンのボタン Amazon Fireゲームコントローラーのボタン Amazon Fireゲームコントローラー(第1世代)のボタン その他ゲームコントローラーのボタン 動作
再生/一時停止 再生/一時停止 A
左側/右側のジョイスティックの押し下げ
再生/一時停止 A メディアの再生と一時停止を切り替えます。
早戻し 早戻し
左(D-Pad)
左側のショルダー(L1)
左側のショルダー(L1) 早戻し
左(D-Pad)
左側のショルダー(L1)
左(D-Pad)
左側のショルダー(L1)
再生中のメディアコンテキストが早戻しされます。具体的な動作はそれぞれのメディアによって異なります。ビデオなら再生位置の調整、音楽なら直前のトラックの頭出し、スライドショーなら直前の写真への移動に、このボタンを使用できます。
早送り FF
右(D-Pad)
右側のショルダー(R1)
右側のショルダー(R1) FF
右(D-Pad)
右側のショルダー(R1)
右(D-Pad)
右側のショルダー(R1)
再生中のメディアコンテキストが早送りされます。具体的な動作はそれぞれのメディアによって異なります。ビデオなら再生位置の調整、音楽なら次のトラックの頭出し、スライドショーなら次の写真への移動に、このボタンを使用できます。

音量操作

Amazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません)のヘッドホンジャックにオーディオをストリーミングできます。オーディオ再生の音量操作には、左側/右側のトリガーボタン(L2/R2)を使用できます。音量操作はシステム機能なので、アプリでほかのボタンにマッピングはできません。

以下に注意してください。

  • このボタンを使用しないアプリやゲームの場合、そのような入力イベントをキャプチャしないでください。キャプチャしてほかの機能を実装すると、ユーザーが音量をコントロールできなくなる可能性があります。
アクション Amazon Fireゲームコントローラーのボタン
音量+ 左側のトリガー(L2)
音量- 右側のトリガー(R2)

ゲームプレイ

ゲームプレイのユーザーインターフェイスはゲームによって大きく異なりますが、基本的な推奨事項は下表のとおりです。

アクション Amazon Fire TVリモコンのボタン Amazon Fireゲームコントローラーのボタン その他ゲームコントローラーのボタン
プライマリゲームプレイアクション D-Padの中心 A A
セカンダリゲームプレイアクション 推奨なし B B

Last updated: 2023年2月15日