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リニアTV統合ガイド:はじめに

リニアTV統合ガイド:はじめに
このガイドは、統合を迅速に開始できるようにすることを目的としています。ほとんどの実装に必要な詳細情報は、このガイドでは提供されません。

このガイドでは、AmazonのFire TVにリニアTVアプリを追加する手順について説明します。リニアTVの概要については、リニアTVについてを参照してください。最初に基本について理解してから、各手順を進めていきましょう。

Android開発の基本

Fire TVのコンテンツ統合を始める前に、Android開発の基本について理解しておく必要があります。以下の大まかな概念や頻出用語を覚えておくと、この統合ガイドの実装をよりスムーズに進めることができます。

  • アクティビティ(Activity)- クラス。アプリのUIが描画されるウィンドウを提供します。アプリから別のアプリを呼び出す場合は、アクティビティを呼び出します。アプリはここで、ユーザーとのやり取りを行います。
    • インテントフィルター - 明示的なリクエストだけでなく、暗黙的なリクエストにも基づいてアクティビティを起動します(明示的なリクエストの例: 「YormaアプリでEメール送信アクティビティを開始」、 暗黙的なリクエストの例: 「この作業を実行できるアクティビティでEメール送信画面を開始」)。
  • サービス(Service)- バックグラウンド操作。ユーザーインターフェイスはありません。ユーザーが別のプログラムに切り替えた場合でも動作を続けることができます(例:音楽の再生、ファイルI/Oの実行、コンテンツプロバイダーとのやり取り)。
    • フォアグラウンドサービス - ユーザーが認識できるサービス(例:オーディオトラックの再生。ユーザーには聞こえますが、処理はバックグラウンドで行われています)。
    • バックグラウンドサービス - ユーザーには認識されないサービス(例:ユーザーが気付かないうちに行われるバックグラウンドでのストレージの圧縮)。
  • ブロードキャスト - 対象となるイベントが発生したときに送信されます(例: システムの起動時、デバイスの充電開始時)。これはインテントオブジェクトにラップされます。これについては、セキュリティに関するベストプラクティスに必ず従ってください。
  • コンテンツプロバイダー(ContentProvider)- プロセス内のデータを別のプロセス内のコードにつなげるためのインターフェイス。これは、データを共有するうえで非常に役立ちます。また、抽象化も実現されるため、ほかのアプリに影響を与えることなくアプリデータを変更できます。

Android TV入力フレームワークは、アプリとFire OSプラットフォームの間で機能する、リニアメタデータおよびビデオ再生用のインターフェイスです。

リニアTVの統合の概要

次のステップ

アプリのみの統合を行うには、次の手順を実行します。

まず、手順1: TIF Companion Libraryをインポートするから開始します。


Last updated: 2021年2月23日