購入フローとキャンセルフローをデザインする
スキル内課金(ISP)を提供する場合、お勧めと、購入を完了するためのAlexaへの制御の引き渡しをデザインします。購入フローの完了後は、スキルに戻るフローをデザインします。また、キャンセルと返金のフローもデザインします。スキル内商品はスキルのエクスペリエンスを拡張または強化し、無料のスキルコンテンツを超える価値をユーザーに提供するものにしてください。消費型、買い切り型、サブスクリプション型の支払いモデルを使用するスキル内商品を定義できます。
スキル内商品を定義してスキルに登録する方法の詳細については、スキル内商品を作成、管理するを参照してください。
ユーザーを引き付けるためのベストプラクティス
ユーザーを中心に据えた、確かな信頼に基づく魅力的なスキルを開発することで、スキルを継続的に使ってくれるユーザー層を獲得できます。無料コンテンツは、スキルでできることのサンプルであり、ユーザーをさらに引き付ける優れたプレミアムコンテンツを作成するための基盤となります。無料コンテンツでユーザーを引き付け、信頼を築いてから適切なタイミングで課金を提案することが重要です。
音声ファーストの対話をデザインする場合のベストプラクティスについては、Alexaデザインガイドを参照してください。
購入フローとは
ユーザーがAlexaに直接商品の購入をリクエストすることも、スキルのフローでユーザーに購入をお勧めすることもできます。ユーザーがお勧めに同意すると、スキルはAlexaに制御を引き渡して購入を完了させます。スキルが、ユーザーに価格を提示したり、購入の詳細を伝えたりすることはありません。
スキルは、商品の購入をお勧めすると、購入フローをAlexaに引き渡します。以下のサンプル発話は、スキルからAlexa購入フローに制御を引き渡し、ユーザーが購入を完了した後にスキルに制御を戻す様子を表しています。
- 商品を説明し、ユーザーにもっと知りたいかどうかをたずねるアップセルメッセージ。お勧め商品の提案にアップセルメッセージを含めます。直接購入リクエストにはアップセルメッセージを含めません。
- ユーザーがもっと知りたいと答えたら、Alexaは、商品の作成時に定義した購入のお勧め説明を再生し、価格の詳細を伝え、ユーザーに商品の購入を促すプロンプトを出します。
- ユーザーが購入に同意した場合、AlexaがAmazonアカウントに関連付けられた支払いオプションを使用して、ユーザーに購入の手順を案内します。
- 購入が完了すると、Alexaからスキルに制御が戻されます。
以下は、スキルがアップセルをAlexaに引き渡した後の、Alexaとユーザーとの対話の例です。
Alexa: 6つのレベルをすべて完了しました。おめでとうございます。 雑学クイズにもっと挑戦したい場合は、拡張パックを入手できます。詳しく知りたいですか?
ユーザー: はい
Alexa: 拡張パックには難しいカテゴリーが5つ含まれており、価格は税抜き200円です。購入しますか?
ユーザー: はい
Alexa: わかりました。 領収書をメールで送信しました。
クイックトリビア: トリビアで 挑戦したいカテゴリーを選んでください。カテゴリーを言うか、画面から選ぶことができます。
お勧めをデザインする
お勧めやアップセルメッセージを使用すると、スキルのフローやユーザーが現在スキルとどのように対話しているかに基づいて、ユーザーにスキル内商品を提案できます。たとえば、無料のデイリークイズカテゴリーを終了したユーザーに対し、スキルの月額サブスクリプション型商品として追加のカテゴリーを購入できることを、ユーザーに伝えることができます。
お勧めは以下の要素で構成されています。
- 現在の状態からオファーにスムーズに移行させる開始フレーズ。
-
オファーする商品の簡単な説明と、ユーザーが使用できるかどうか。今この時点でこの商品が提案される理由は何か、この商品でユーザーにどのような価値がもたらされるのかを説明してください。
重要: 設定済みの購入オファーの説明の情報を繰り返したり、価格の詳細を伝えたりしないよう注意してください。 - オファーに興味を持っているかどうかの明示的な確認(はい/いいえ)。たとえば「詳しく知りたいですか?」など。
ユーザーが興味を示したら、AlexaがAmazon購入フローで購入オファーの説明とオファー価格を再生します。
以下は、スキルの無料コンテンツをすべて終了したユーザーにスキルが提供する拡張パックをお勧めしている例です。この例の拡張パックは、買い切り型です。
Alexa: 6つのレベルをすべて完了しました。おめでとうございます。 雑学クイズにもっと挑戦したい場合は、拡張パックを入手できます。詳しく知りたいですか?
ユーザー: はい
購入フローが続きます…
この例は、お勧めの定義に次のように対応しています。
- 移行: 「6つのレベルをすべて完了しました。おめでとうございます。 もっとクイズを楽しみたい場合は、…」</em>
この移行では、スキルはユーザーがコンテンツを完了したことを確認し、スムーズにお勧めに移行しています。 - アップセルメッセージ:「…拡張パックを入手すれば、さらに難しいクイズに挑戦できます。」アップセルメッセージでは、拡張パックでユーザーに何が提供されるのかを明確に説明します。
- 明示的な確認: 「詳しく知りたいですか?」
お勧めのガイダンスに従う
移行したら、スキルからAlexaに制御を引き渡して購入フローを完了させます。Alexaへのディレクティブに、アップセルメッセージを含めます。お勧めのガイダンスに従って、アップセルメッセージを作成します。
良い例 | 悪い例 |
---|---|
ユーザーが商品に興味を持っているかどうかを判断します。 |
ユーザーがスキルのコンテンツと対話している間は、決してユーザーを邪魔しないでください。対話が一時停止するまで待ちましょう。 |
関連商品をユーザーにオファーします。 |
売り込み口調にならないようにしてください。一度に複数の商品のオファーはしないようにしてください。 |
商品でユーザーに何が提供されるのかを簡単に説明します。 |
価格の詳細は含めません。価格についてはAmazonが処理します。標準価格、サブスクリプション期間、無料お試しの期間について言及しないでください。Alexaは、これらの値を商品説明から取得します。 |
明示的な確認で終了します。 |
購入するかどうかはたずねないでください。ユーザーは購入するかどうかをこのステップの後で判断します。 |
バラエティを持たせるために毎回違う商品をオファーします。 |
同じ商品を続けて提案しないようにしてください。ユーザーが割り込みされていると感じてしまいます。 |
お勧めは1つにします。 |
ユーザーが興味を示さない場合は、中断したところから続行します。別の商品をお勧めすることはしないでください。 |
ユーザーに商品の数量や時間制限がわかるようにします。 |
追加コンテンツをブロックする「ペイウォール」でユーザーが行き詰まらないようにしてください。 |
リマインダーを提供する
ユーザーをスキルに引き付け続けるには、何が入手できるかを知らせるリマインダーが適しています。ユーザーにスキル内商品を購入できることを知らせるために、ユーザーがスキルと対話しているときにプロンプトを出します。スキルの段階に応じた関連性のあるオファーを提供してください。リクエストできる商品の例を伝えてから、無料のエクスペリエンスを再開します。ユーザーが商品の購入を希望しない場合は、応答しなくてもよいようにしてください。お勧めが会話に割り込んでいるように感じられると、ユーザーが離脱するリスクがあります。最適なアプローチを見つけるには、最初は控えめにリマインダーを提供し、徐々に頻度を変更していきます。
以下は、無料コンテンツをほとんど完了したユーザーへのリマインダーの例です。
クイックトリビア: カテゴリーのうち、5つを完了しました。おみごとです。 このカテゴリーを完了すると、いつでもプレイできる新しいカテゴリーを入手できます。拡張パックをご希望でしたらお知らせください。
クイックトリビア: 次のカテゴリーに進みますか?
また、ダイアログフローの一時停止中に、新しいコンテンツをプレイするために戻ってくるようにユーザーに促すこともできます。
クイックトリビア: カテゴリーのうち、5つを完了しました。おみごとです。 映画カテゴリーがお好きなら、毎月新しい映画トリビアをプレイできます。毎月追加される映画トリビアについては私に聞いてください。
クイックトリビア: さて、次のカテゴリーは歴史です。...は何年ですか?
サブスクリプション型のベストプラクティス
サブスクリプション型の商品をオファーする場合、アップセルメッセージで、商品がサブスクリプションの一部であることを明確に伝え、ユーザーが定期的に請求されることを理解できるようにする必要があります。お勧めでは、サブスクリプションで何を入手できるのかについて情報を提供します。購入の詳細は含めないようにしてください。
以下は、サブスクリプション型の商品のお勧めで、Alexaに制御を引き渡す例を示しています。
Alexa: おめでとうございます。 拡張パックをすべて完了しました。毎月新しいカテゴリーが更新されるトリビアプラスはいかがでしょう。詳しく知りたいですか?
ユーザー: はい
Alexa: トリビアプラスは税抜きで月額100円です。請求は毎月、自動的に行われます。キャンセルはいつでもできます。利用規約やサービスの詳細などはAlexaアプリで確認できます。申し込みますか?
購入フローが続きます…
お試しを提示する
サブスクリプション型の支払いモデルを使用する場合、プレミアムコンテンツの無料お試しをオファーできます。お試しは、ユーザーが一定期間無料で商品をプレビューできる素晴らしい方法です。ユーザーが興味を持ちそうなメリットを伝えることはできますが、詳細は伝えないようにしましょう。Alexaが購入フローでお試しの詳細を伝えます。お試しの設定の詳細については、サブスクリプションの請求を参照してください。
以下は、無料お試し付きのサブスクリプションで、Alexaに制御を引き渡す例を示しています。
ユーザー: アレクサ、映画の難しいクイズを出して。
クイックトリビアが購入フローを呼び出します。
Alexa: 映画の難しいクイズは、トリビアプラスのサブスクリプションでのみ入手できます。サブスクリプションを行うと、限定のカテゴリーのコレクションを入手できます。コレクションは、毎月1つずつ追加されます。新しくサブスクリプションを行うと、無料で体験できます。 詳しく知りたいですか?
ユーザー: はい
Alexa: トリビアプラスは7日間無料でお試しできます。それ以降は、月額100円と消費税が自動請求されます。請求は毎月、自動的に行われます。キャンセルはいつでもできます。利用規約やサービスの詳細などはAlexaアプリで確認できます。今すぐ無料お試しを始めますか?
購入フローが続きます…
消費型のベストプラクティス
消費型をオファーする場合、お勧めでは、使用後または一定期間の経過後はなくなってしまう商品であることを明確に伝える必要があります。商品名や説明で、消費型商品の数量や有効期限を明確にしてください。
以下は、ヒントをお勧めする例です。
Alexa: 歴史カテゴリーの完了まであと1問です。ヒント3個パックを購入すると、この問題のヒントを入手できます。詳しく知りたいですか?
購入フローが続きます…
直接購入に対応する
ユーザーがAlexaに直接商品を購入したいと伝えた場合、アップセルメッセージを含めることなく購入フローに引き渡すことができます。ユーザーが商品の名前を言わなかった場合は、どの商品が欲しいのかをたずねてから、購入フローに引き渡す必要があります。
以下は、指定したアイテムの直接購入リクエストの例です。
ユーザー: アレクサ、クイックトリビアの映画拡張パックを購入して。
クイックトリビアが購入フローを呼び出します。
Alexa: 映画拡張パックには、新しいクイズのカテゴリーが5つ含まれています。価格は税抜きで200円です。購入しますか?
購入フローが続きます…
以下の例では、ユーザーが直接購入を行っていますが、アイテムの名前を指定していません。
ユーザー: アレクサ、拡張パックを買って。
クイックトリビア: 完了したばかりカテゴリーのクイズに挑戦できる拡張パックは2つあります。歴史と映画です。どちらにしますか?
ユーザー: 映画。
クイックトリビアが購入フローを呼び出します。
Alexa: 映画拡張パックには、新しいクイズのカテゴリーが5つ含まれています。価格は税抜きで200円です。購入しますか?
購入フローが続きます…
ストアのオプションをスキルに追加する
スキルが起動時にメニューを既に提供している場合、商品のリストを聞けるオプションを追加します。このようなショッピングオプションを追加することで、ユーザーが商品を購入するときに、確実に商品を見つけることができます。
このオプションがスキルで使用する商品の購入のためのものであることを明確にするため、以下のようにしてください。
- 「購入」や「買えるもの」などの単語を含めて、何が提供されているかをユーザーがわかるようにします。
- さらにサポートが必要なユーザーのために、購入のオプションをヘルプインテントに含めます。
以下の例では、ウェルカムメッセージで、ストアに関する情報をユーザーに知らせています。
クイックトリビア: クイックトリビアへようこそ。中断したところから開始したり、カテゴリーを選択したり、購入可能な拡張パックについて聞いたりできます。どれにしますか?
ユーザー: どんなものを買えるの?
クイックトリビア: さらにクイズに挑戦できる拡張パックは2つあります。歴史と映画です。どちらにしますか?
購入リクエストのカスタムインテントを作成する方法の詳細については、購入リクエストに対応するコードを追加するを参照してください。
購入後のフローをデザインする
ユーザーがお勧め商品の購入や無料お試しに同意したら、Amazon購入フローからスキルにスムーズに制御を引き渡すようにします。ユーザーが商品を購入する場合、スキルは購入したコンテンツをすぐに実行する必要があります。消費型の場合は、利用できるようになった新しい商品のインベントリーへのアクセス方法やその使用方法の説明も含まれることがあります。ユーザーが購入を拒否した場合、購入フローの直前の位置にユーザーを戻します。直接購入をリクエストしたユーザーが、やはり商品を購入しないことにした場合、商品をいつでも購入できることを伝え、現在のスキルエクスペリエンスに戻します。
以下は、サブスクリプション型購入を正常に完了した例です。購入フローの後、スキルは購入したコンテンツの再生を開始します。
クイックトリビア: 難しい映画カテゴリーのクイズに挑戦してみましょう。...のはどの俳優ですか?
以下は、ヒント5個パックを正常に購入した例です。購入後、スキルはユーザーにヒントの使い方を伝えます。
クイックトリビア: トリビアで 追加のヒントを購入いただき、ありがとうございます。使用するときは、「ヒントが欲しい」と言ってください。 それでは最後の問題に戻りましょう。今すぐヒントを使用しますか?
ユーザーがお勧め商品を購入しない場合も、そのシナリオを処理します。コンテキストに応じて、ユーザーがすべての無料コンテンツを使い切り、その他のオプションを拒否した場合は、セッションを終了する必要があります。
クイックトリビア: おめでとうございます。 すべてのカテゴリーを完了しました。いつでも戻ってきて、新しいトリビアクイズが追加されているかどうかを確認してください。さようなら。
クイックトリビアがスキルセッションを終了します。
購入待ちの場合
購入フローに想定よりも時間がかかることがあります。たとえば、現地の銀行規制により、ユーザーが支払い認証をAlexa購入フローの外部で行わなければならない場合があります。スキルに購入が進行中であることを知らせるために、AlexaはPENDING_PURCHASE
を返します。次に、ユーザーの購入ステータスを取得するAPIを使用して、購入が完了したかどうかを確認します。応答でユーザーがスキルの料金を支払い済み(entitled
= ENTITLED
)であることがわかったら、有料コンテンツで続行します。それ以外の場合は、無料コンテンツを継続するか、スキルセッションを終了します。購入待ちであることには言及しません。
次のスキルセッションの開始時に、ユーザーの購入ステータスをもう一度確認します。これは、購入がスキルセッションの外で完了している可能性があるためです。詳細については、購入フロー後にスキルを再開するを参照してください。
購入が断られた場合
ユーザーが商品を購入しなかった場合、 ユーザーがアクセスできるコンテンツがほかにもあれば、スキルを続行します。ただし、ユーザーが無料コンテンツをすべて使い切っている場合は、セッションを終了する必要があります。ユーザーが購入を断ると、AlexaはスキルセッションにDECLINED
を返します。
この例では、スキルがスキルセッションを終了しています。
以下に、ユーザーが購入オファーを断った場合の購入フローの例を示します。
ユーザー: アレクサ、トリビアプラスを買って。
Alexa: トリビアプラスの価格は税抜きで200円です。購入しますか?
ユーザー: いいえ。
Alexa: わかりました。トリビアプラスを購入したくなったら、いつでも言ってください。
クイックトリビアがスキルセッションを終了します。
消費型アイテムの追跡
消費型商品は、ユーザーがゲームで難しくて先に進めないところを乗り越えるために、すぐに解決できるブースターやヘルプを得ることができる、優れた方法です。通常、ユーザーは一定期間で消費型商品を使い切ります。ベストプラクティスとして、ユーザーにリマインダーを出したり、消費型商品の残りをたずねる機能を提供したりすることで、ユーザーは使用できるアイテムや再購入のタイミングを知ることができます。
以下は、あと2日で期限が切れる7日間のコードについてリマインドする例です。
クイックトリビア: お帰りなさい。難しい映画のカテゴリーに挑戦できるのはあと2日です。中断したところから続けますか?
以下は、ユーザーから消費型商品がどれだけ残っているかをたずねられた場合の例です。
クイックトリビア: お帰りなさい。ヒントのインベントリーを確認するか、難しい映画カテゴリーの次のクイズに進むことができます。どちらにしますか?
ユーザー: ヒントの残りはいくつある?
クイックトリビア: 大変です。 残りのヒントは1つです。もうすぐなくなりそうです。もっと入手する方法を知りたいですか?
キャンセルしやすくする
返金とキャンセルについては、必ずユーザーの意向を尊重するようにします。キャンセルのリクエストを、ユーザーに対してお勧め商品のメリットを強調するための機会として利用することは避けてください。購入と同様、返金とキャンセルの場合は、スキルからAmazonキャンセルフローを呼び出します。
返金、キャンセル、登録解除のインテントをトリガーするために、Amazon.CancelIntent
やAMAZON.StopIntent
などの標準インテントを変更しないでください。これらのインテントは、購入フローではなくスキルセッションを終了します。キャンセルに対応するには、Amazon購入フローを呼び出す必要があります。詳細については、返金またはキャンセルのリクエストを処理するを参照してください。
以下の例は、ユーザーが毎月のサブスクリプションをキャンセルする場合のキャンセルフローを示しています。
ユーザー: アレクサ、トリビアプラスのサブスクリプションをキャンセルして。
クイックトリビアがキャンセルフローを呼び出します。
Alexa: わかりました。キャンセルしてよろしいですか?
ユーザー: はい。
Alexa: わかりました。トリビアプラスをキャンセルしました。今後の請求は発生しません。現在のサブスクリプション期間が終了するまでは引き続き使うことができます。
ユーザーは月末までトリビアプラスコンテンツにアクセスできます。
クイックトリビア: 次のクイズに進みますか?…
以下の例は、ユーザーが買い切り型商品の返金を求める場合のキャンセルフローを示しています。
ユーザー: アレクサ、拡張パックを返金して。
クイックトリビアがキャンセルフローを呼び出します。
Alexa: 返金については、Alexaアプリにリンクを送信しましたので、そちらで確認してください。
ユーザーは無料コンテンツに引き続きアクセスできます。
クイックトリビア: 次のクイズに進みますか?…
結果を最適化する
購入数が少ないと感じる場合は、収益を改善するために一部の主要なアイテムを変更してみます。
- 商品の標準価格を変更したり、サブスクリプション型のお試し期間を変更したりします。
- 商品タイプや数量を変更して、商品から得られる価値を変更します。無制限のヒントを999円で提供するよりも、1個のヒントを99円で提供する方が、ユーザーは購入しやすいこともあります。
productOfferDescription
と商品の概要を更新します。詳細については、商品の変更を参照してください。- ユーザーに商品のオファーを知らせる頻度を変更してみます。
- 商品のコンテンツを再検討します。プレミアムなエクスペリエンスにふさわしいコンテンツを増やすべきかどうか考えてみましょう。 コンテンツが古くなっている場合は、スキルに新しい商品を追加する時期かもしれません。
- 現在の商品や商品タイプが重複していて、ユーザーが混乱していないか確認します。さまざまなタイプの商品をオファーして、シンプルなストアにしましょう。ショートカットは消費型として提供する方がよいかもしれません。一方、プレミアムコンテンツは、買い切り型にする方がロック解除する価値が高まる場合があります。
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最終更新日: 2025 年 10 月 14 日