Alexa開発者コンソールを使用してスキルをテストする

Alexa開発者コンソールを使用してスキルをテストする

Alexa開発者コンソールのテストページを使用して、スキルのほぼすべての機能（マルチターンの対話、プログレッシブ応答、エンティティ解決など）をテストできます。スキルをテストし、スキルが期待どおりの挙動であることを確認することが重要です。スキルの種類と音声対話モデルによって、実施するテストの種類も異なります。テスト中もAlexaアプリを使用できます。Alexaアプリには、公開中、および開発中のすべてのスキルが表示されます。

スキルをテストするには、開発者コンソールでスキルの種類に最低限必要なデータを設定し、クラウドベースのサービス用にコードをデプロイする必要があります。詳細については、Alexa開発者コンソールを使用してスキルを作成するを参照してください。

スキルをテスト用に有効にする

スキルをテストする準備ができたら、次の手順を完了してテストを有効にします。

  • テストページに移動します。
  • このスキルでテストを有効にしていない場合、このスキルでは、テストは無効になっていますオプションが表示されていることを確認します。このとき、ドロップダウンリストは非公開に設定されています。このリストから、スキルのテストステージを選択します。開発中、公開中のいずれかです。
  • テストが有効な場合、スキルテストが有効になっているステージ：リストから、開発中、公開中のいずれかのスキルテストステージを選択します。非公開を選択すると、テストは無効になります。

スキルのテストで一度に選択できるステージは1つだけです。たとえば、スキルを公開中ステージでテストできるようにすると、開発中スキルがテストで使用できなくます。公開中スキルは、開発者コンソール、SMAPI、ASK CLI、および開発者アカウントにサインインしたすべてのデバイスで引き続き使用できます。開発者コンソールで公開中スキルのテストを有効にすると、ページは公開中ステージのURLにリダイレクトされ、セッションとコンテキスト情報がすべてリセットされます。保持しておきたい情報がある場合は、保存してからテストを有効にします。このアクティビティにより新しいユーザーIDが生成されるため、初回起動時のユーザーエクスペリエンスをシミュレートできます。ライブバージョンのアマゾン ウェブ サービス（AWS）Lambdaを使って公開中のスキルの設定を行っている場合、このLambdaバージョンがテストに使用されます。

テストツール

テストページには、テストの種類によって左ペインに3つのタブが表示されます。

タブ 説明

Alexaシミュレーター

シミュレーターを使用すると、テキスト、音声のいずれかでカスタムスキルやスマートホームスキルと対話できます。シミュレーターでもデバイスと同様にスキルのセッションが維持されるため、ダイアログフローのテストが可能です。また、シミュレーターはスキルがAlexaアプリに返すカードも、デバイスと同じように送信します。スキルが複数の言語をサポートする場合、ドロップダウンリストからテストする言語を選択します。詳細については、シミュレーターでスキルをテストするを参照してください。

JSONエディター

JSONエディターを使うと、JSONリクエストを直接入力して、スキルが返すJSON応答を確認できます。このオプションではスキルセッションは維持されません。これは、アマゾン ウェブ サービス（AWS）LambdaコンソールでJSONリクエストをテストする場合と非常によく似ています。シミュレーターのデバイスの画面とデバイスのログのオプションは、JSONエディターではサポートされません。

スキルが地域固有のエンドポイントを複数サポートする場合、テストで使用するエンドポイントを選択できます。エンドポイントを変更するには、ページ最下部近くにあるリストに移動します。

音声と語調

プレーンテキストまたはSSMLを入力して、そのテキストをAlexaがどう読み上げるかを聞くことができます。ページ下部のリストから聞きたい言語を選択します。このリストには、利用可能なすべての言語が表示されます。そのスキルがサポートしているかどうかは関係ありません。

テストの出力

テストの出力を確認するには、右ペインで以下のオプションのいずれかに切り替えます。

オプション 説明

スキルI/O

スキルの呼び出しペインでは、各リクエストと応答のJSON入力と出力を確認できます。

デバイスの表示

デバイスの表示ペインでは、画面付きのAlexa搭載デバイスでコンテンツがどのように表示されるかを確認できます。Alexaの応答を再生して、Alexaが同時に表示するコンテンツを確認します。表示サイズを変更するには、ドロップダウンからデバイスを選択します。

このオプションは、JSONエディターのテストでは利用できません。

デバイスのログ

スキルの対話中に、Alexaに送信されるイベント、スキルに送信されるインテントとディレクティブを確認できます。このオプションは、JSONエディターのテストでは利用できません。

パーソナライズ

パーソナライズ機能のあるカスタムスキルでは、ユーザープロファイルを作成して、異なる権限設定をテストし、同意を切り替えることができます。詳細については、パーソナライズのテストを参照してください。

スマートホームテスト

一般的なAlexaインターフェースを使用するスマートホームスキルでは、テストを自動化できます。詳細については、スマートホームテストツールを使用するを参照してください。

スマートホームデバッガー

スマートホームスキルがAlexaに送信するイベントを確認できます。詳細については、スマートホームデバッガーを使用するを参照してください。

スキルをテストできないようにする

同じ呼び出し名を持つスキルのバージョンが複数ある場合は、非公開または削除済みのバージョンであっても、テストしたくないバージョンをテストできないように設定し、予期しない起動応答を回避する必要があります。

スキルをテストできないようにする

  1. Alexa開発者コンソールにサインインします。
  2. スキルの一覧で、ステータスからテストしたくないバージョンのスキルを見つけ、アクションを選択のドロップダウンからテストを選択します。
  3. テストが既に有効な場合、スキルテストが有効になっているステージ：リストから、オフを選択してテストを無効にします。コンソールに、このスキルでは、テストは無効になっていますオプションが表示され、ドロップダウンリストはオフとなります。
  4. 無効にするスキルの各バージョンについてこれまでのステップを繰り返します。
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最終更新日: 2024 年 03 月 12 日