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Alexaスキルの音声インターフェースとユーザーエクスペリエンスのテスト

音声インターフェースとユーザーエクスペリエンスのテストでは、以下の点を重視します。

  • ユーザーエクスペリエンスのテストでは、スキルに、ユーザーに快適なエクスペリエンスを提供するAlexaの主要機能との一貫性があることを確認します。
  • 定義したインテントスキーマサンプル発話のセット、すべてのカスタムスロットタイプの値のリストを確認し、正しいこと、完全であること、音声設計のベストプラクティスに沿っていることを確認します。

    これらのコンポーネントは、開発者ポータルのスキルのInteraction Modelページで定義されます。

これらのテストの目的は以下の通りです。

  • エンドユーザーがスキルをリクエストする際に使えるフレーズの幅を広げる。
  • スキルを使用する際の音声認識の難易度を評価する(Alexaが正しい単語を認識できたかどうか)。
  • 言語理解能力を向上させる(Alexaが正しい単語を認識した際、とるべきアクションについて理解していたか)。
  • ユーザーがAlexaに対して、自然に自分の言葉で話しかけられるようにする。
  • Alexaが、スキルの機能のコンテキストにおいて、ほとんどのリクエストを理解できるようにする。
  • Alexaがユーザーのリクエストに適切に対応すること。リクエストに応えられない場合は、理由を説明すること。

これらのテストの多くは、スキルが、Alexa音声設計ガイドに記載された設計ガイドラインに沿っていることを確認するものです。このセクションのテストを実施する際には、これらのガイドラインを確認してください。推奨されるサンプル発話については、「サンプル発話とカスタムスロットタイプの値を作成する際のベストプラクティス」を参照してください。

これらのテストの多くには、音声テスト用の端末が必要です。Alexaが使えるデバイスがない場合、Echosim.io(注:Echodim.ioは2017/11/8現在、英語とドイツ語のみに対応しています。)などのサードパーティのAlexa対応サービスを使用してAlexaスキルをテストできます。

このドキュメントは、画面やタッチコンポーネントを含まないスキル向けです。

テストのチェックリストの概要に戻るには、「カスタムスキルの認証要件」を参照してください。

4.1.セッション管理

スキルからAlexaサービスに送信されたすべての応答には、ユーザーとの対話(セッション)が終了したか、継続しているかを示すフラグが含まれています。フラグが継続に設定されている場合、Alexaはユーザーの応答があるまで聞き取りを続けます。ブルーライトリングのあるAmazon EchoなどのAmazon端末は、ライトが点灯するため、Alexaがユーザーの応答を待っていることがユーザーに分かるようになっています。

このテストでは、スキルのテキスト読み上げ機能とセッションのフラグが連動して、優れたユーザーエクスペリエンスを提供していることを確認します。質問形式の応答では、回答があるまでセッションをオープンのままにし、ユーザーのリクエストした動作を完了する応答ではセッションをクローズします。

テスト 想定される結果

1.

以下のように、インテントを指定せずにスキルを呼び出します。

  • <呼び出し名>を開いて。」

スキルが提示したプロンプトに応答し、正しい応答が返されたことを確認します。

スキルの応答がユーザーへの質問である場合、それらの応答の後に、セッションがオープンのままで、端末がユーザーの応答を待つこと。

スキルの応答によってユーザーからのリクエストが完結する場合、それらの応答の後に、セッションをオープンせず、対話が終了すること。

2.

ユーザーに質問するインテントと、ユーザーのリクエストを完結するインテントなど、さまざまなインテントをテストします。

スキルの応答がユーザーへの質問である場合、それらの応答の後に、セッションがオープンのままで、端末がユーザーの応答を待つこと。

スキルの応答によってユーザーからのリクエストが完結する場合、それらの応答の後に、セッションをオープンせず、対話が終了すること。

4.2.インテントとスロットの組み合わせ

スキルには、複数のインテントやスロットが含まれる場合があります。このテストでは、各インテントがさまざまなスロットの組み合わせで、想定した応答を返すことを確認します。

テスト 想定される結果

1.

さまざまなスロット値の組み合わせを使用し、スキルのインテントの応答をテストします。

以下のように、1度でスキルを開始して操作を実行できるフレーズを使うことができます。

  • 「<呼び出し名>を開いて<~>。」

1回の指示で操作する際によく使われるものだけでなく、すべてのインテントを呼び出すようにしてください。

各インテントの応答を評価します。

応答がリクエストのコンテキストに合っていること。

たとえば、リクエストにスロット値が含まれる場合、応答がその情報に関連していること。同じインテントを呼び出すリクエストにスロット値が含まれない場合、応答はデフォルト値を使うか、ユーザーに質問すること。

インテントとスロット値の表を使用して、このテストの実施状況を記録し、インテントとスロットの組み合わせをすべてテストしたことを確認します。例:

インテント 組み合わせるスロット テストするサンプル発話
IntentName SlotOne このインテントとSlotOneをテストするためのサンプル発話
IntentName SlotTwo このインテントとSlotTwoをテストするためのサンプル発話
IntentName SlotOne
SlotTwo
このインテントをSlotOneとSlotTwoでテストするためのサンプル発話
その他有効なインテントとスロットの組み合わせをそれぞれ追加します。 -  

4.3.インテントの応答(設計)

読み上げテキストの応答を入念に設計することで、スキルのユーザーエクスペリエンスが高まります。Alexa音声設計ガイド: Alexaの発話内容には、スキルの応答を設計する際の推奨事項が提供されています。このテストでは、スキルの応答がこれらの推奨事項に沿っていることを確認します。

インテントとスロットの組み合わせテストに使用したものと同じインテントとスロットの組み合わせを使用できます。

テスト 想定される結果

1.

さまざまなスロット値の組み合わせを使用し、スキルのインテントの応答をテストします。

以下のように、1度でスキルを開始して操作を実行できるフレーズを使うことができます。

  • 「<呼び出し名>を開いて<~>。」

1回の指示で操作する際によく使われるものだけでなく、すべてのインテントを呼び出すようにしてください。

各インテントに対して、いくつかのサンプル発話をテストします。

スキルがユーザーに対して音声で例を提示する場合は、スキルが指示したのとまったく同じ例を使用してください。

各インテントの応答を評価します。

応答が、以下の要件を満たしていることを確認します。

  • ユーザーのリクエストに対して、短く簡潔に応答すること。
  • 一度に理解できる情報量を提供すること。
  • 技術用語や法律用語を含まないこと。
  • 通常は1回の指示で操作する際に使われないインテントからの応答には、関連する応答を提供するか、スキルの使用を開始する方法をユーザーに知らせること。
  • 応答が、Alexaアカウントで使用されている言語と同じ言語で読み上げられていること。たとえば、日本語で設定されているアカウントを使用した場合、フレーズは日本語で読み上げられる必要があります。

さらに応答のユーザーエクスペリエンスを向上するには、以下の推奨事項も満たす必要があります。

  • 理解しやすいこと。
  • 目で読むのではなく、耳で聞くことを前提に書かれていること。

インテントの応答(インテントとスロットの組み合わせ)テストに使用したのと同じインテントとスロットの組み合わせを使用できます。

4.4.補助的なプロンプト

ユーザーは、何をしたいのかについて十分な情報をスキルに提供しなくても、スキルとの対話を開始することができます。これは、インテントなしのリクエスト(インテントを指定せずにスキルを呼び出すこと)、不完全なインテントのリクエスト(インテントを指定はするが、リクエストされた動作を完了するのに必要なスロット値が含まれていない)の場合があります。

この場合、スキルは補助的なプロンプトを使用して、ユーザーに何をしたいのかを聞く必要があります。このテストでは、これらのシナリオに対して、スキルが有効なプロンプトを提示していることを確認します。

テスト 想定される結果

1.

インテントなしでスキルを呼び出します。IntentRequestではなく、LaunchRequestを送信するフレーズを使用して行えます。例:

  • <呼び出し名>を開いて。」

プロンプトが提示されることを確認し、プロンプトに応答して、正しい応答が返されることを確認します。

  • スキルが、何をしたいのかについての情報を求めるプロンプトを提示すること。
  • プロンプトに、ユーザーが正しいスキルを呼び出していることが分かるようにスキル名が含まれていること。
  • プロンプトに、何をしたいのかの具体的かつ簡潔なオプションが提示されていること。スキルに多数の機能が含まれる場合は、最も一般的なオプションが提示されていること。
  • プロンプトに、ユーザーに何を言うか(「xyzを行うために、xyzと言って」など)を指示する大量の情報が提示されていないこと。プロンプトが簡潔であること。
  • プロンプトに応答する際、必要な情報をすべて入手できるまでスキルが提示され続け、その後コンテキストに合った応答をエラーなく返すこと。
  • 起動後にユーザーからの情報が必要ない場合、スキルがコア機能を完了してセッションをクローズすること。

2.

不完全なインテントでスキルを呼び出します。必要なスロットデータを指定しないでインテントを呼び出すフレーズを使用します。例:

  • 「<呼び出し名>を開いて<~></em>」(スロット値を提供しない)

プロンプトが提示されることを確認し、プロンプトに応答して、正しい応答が返されることを確認します。

スキルでスロットを定義していない場合は、このテストを省略できます(不完全なインテントを送信することができないため)。

  • スキルが、不足している情報を求めるプロンプトを提示すること。
  • プロンプトに、何をしたいのかの具体的かつ簡潔なオプションが提示されていること。スキルに多数の機能が含まれる場合は、最も一般的なオプションが提示されていること。
  • プロンプトに、ユーザーに何を言うか(「xyzを行うために、xyzと言って」など)を指示する大量の情報が提示されていないこと。プロンプトが簡潔であること。
  • プロンプトに応答する際、必要な情報をすべて入手できるまでスキルが提示され続け、その後コンテキストに合った応答をエラーなく返すこと。

プロンプトの設計に関する推奨事項については、Alexaの発話内容を参照してください。

4.5.呼び出し名

ユーザーは、スキルの呼び出し名を使用して、スキルとの対話を開始します。スキルの呼び出し名をテストし、「カスタムスキルの呼び出し名を決定する」に記載されている呼び出し名の要件を満たしていることを確認します。

4.6.サンプル発話の1回の指示で完了できるフレーズ

ほとんどのスキルでは、短く単純な「ワンショット」の対話が使われます。つまり、ユーザーが質問やコマンドを言うと、スキルが応答または操作を実行したことの確認を返して、対話が完了します。これらの対話では、スキルの呼び出しとインテントが、すべて1つのフレーズで実行できます。

お願い」や「教えて」などは、最も自然にこのタイプの対話を開始できるフレーズです。そのため、サンプル発話を書く際には、これらのフレーズで正しく動作し、簡単で自然に発話できるものにすることが重要です。

これらのテストでは、スキルのサンプル発話を確認し、音声で想定通りに操作できることをテストします。

テスト 想定される結果

1.

スキルのサンプル発話が、特定のインテントでスキルを呼び出すためのさまざまなフレーズに一致する正しいフレーズを含むことを確認します。

名詞句: 以下のフレーズに含まれるもの
「<呼び出し名>に...」または
<呼び出し名>...について教えて。」

  • 「<呼び出し名>に私の気に入りの色は...」
  • 「<呼び出し名>、今日の午後3時の予定について教えて」

疑問(疑問形、倒置形): 以下のフレーズに含まれるもの「<呼び出し名> …」。

  • 「<呼び出し名>、私の自動車がどこにあるか調べて」。
  • 「<呼び出し名>、私の自動車はどこ?」。

コマンド: 以下のフレーズに含まれるもの「<呼び出し名>、...を教えて」または「<呼び出し名>、...」。

  • 「<呼び出し名>、私の自動車を探して」。
  • 「<呼び出し名>、お気に入りの本がどこにあるか教えて」。

(上の例では、イタリックのフレーズがサンプル発話)

  • 名詞、疑問、コマンドのフレーズについて、少なくとも5つのバリエーションが含まれていること。
  • サンプル発話を自然に発話できること。

2.

スキルを、以下のよくある「開いて」パターンのそれぞれを使って起動します(理想的には、各パターンの複数のバリエーションを試します)。

  • 「<呼び出し名>を開いて<~>」。
  • 「呼び出し名>を開いて<~>について」。
  • 「<呼び出し名>を開いて<~>と頼んで」。
  • これらのよくある「開いて」パターンすべてに動作すること。
  • スキルが正常に起動し、リクエストを完了すること。
  • フレーズが簡単で自然に言えるものであること。

3.

スキルを、一般的な「開いて」パターンで起動します(スキルにとって自然なフレーズの場合は、このテストの実施を推奨します)。

  • 「<呼び出し名>を開いて<質問>

さまざまな疑問詞(誰、何、どのようになど)で始まる疑問文でテストします。

自然に聞こえる具体的な疑問文は、スキルによって異なります。たとえば、これらの種類の疑問文は「Space Geek」では不自然です。ユーザーは、「Space Geekを開いて、宇宙に関する事実は何?」などのような発話はしない可能性が高いです。

  • スキルに合った一般的な「開いて」パターンが動作すること。
  • スキルが正常に起動し、リクエストを完了すること。
  • フレーズが簡単で自然に言えるものであること。

4.

スキルを、以下のよくある「開いて」パターンを使用してスキルを起動します。

  • 「<呼び出し名>を開いて<~>を教えて」。
  • よくある「開いて」パターンで動作すること。
  • スキルが正常に起動し、リクエストを完了すること。
  • フレーズが簡単で自然に言えるものであること。

5.

カスタムスキルを呼び出す方法の「特定のリクエスト(インテント)でスキルを呼び出す」セクションを確認し、スキルに適用できるフレーズをすべてテストしてください。

すべてのフレーズがスキルに適用できるわけではありません。たとえば、「<呼び出し名>を開いて…かどうか…」フレーズは、天気予報や潮の干満情報を尋ねるスキルには意味をなしません。その場合は、このフレーズを除外してもテストにパスできます。

  • スキルが正常に起動し、リクエストを完了すること。
  • フレーズが簡単で自然に言えるものであること。

4.7.サンプル発話のバリエーション

話し言葉は柔軟でバリエーションに富むため、同じリクエストがさまざまな言い方で表されることがよくあります。そのため、サンプル発話には同じインテントの複数の表現を含める必要があります。

このテストでは、「サンプル発話の1回の指示で完了できるフレーズ」に記載されている1回の指示で完了できるインテントだけでなく、すべてのインテントのサンプル発話をテストします。

テスト 想定される結果

1.

スキルのインテントスキーマとサンプル発話をテストします。

  1. 各インテントについて、そのインテントをリクエストするために使われる可能性のある複数の表現を洗い出します。
  2. どのサンプル発話が、それらの表現を網羅するインテントにマッピングされるかを確認します。
  3. サンプル発話に出現するすべてのスロットをテストします。

フレーズにつき、5つのよくある同義語のパターンが存在すること。たとえば、スキルに「<ある値>をチェックして」が含まれる場合は、サンプル発話に同義の「<ある値>をチェックして」や「<ある値>について教えて」などが含まれること。

各サンプル発話が一意であること。重複するサンプル発話を異なるインテントにマッピングすることはできません。

サンプル発話内で使うことのできる回数は、スロットごとに1回のみです。

4.8.インテントとスロットタイプ

スロットは、異なるタイプで定義されます。AMAZON.DATEなどの標準タイプは、ユーザーの話したテキストを別の形式に変換(「3月5日」を日付形式の「2017-03-05」に変換するなど)します。カスタムスロットタイプは、Amazon Alexaの標準タイプではカバーされない項目に使用されます。

このテストでは、インテントスキーマをテストし、スロットに想定されるデータタイプに正しいスロットタイプが使用されていることを確認します。

テスト 想定される結果

1.

スキルのインテントスキーマのすべてのスロットタイプを特定します。

そのタイプが、想定されるデータのタイプと一致していることを確認します。

  • 各インテントのスロットが、下のスロットタイプの表にある推奨スロットタイプに一致すること。
  • リストの値の集合であるスロットが、カスタムスロットタイプを使用していること。

スロットタイプ:

スロットタイプ スロットに想定されるデータタイプ

AMAZON.NUMBER

整数。

AMAZON.DATE

相対および絶対日付(「今週末」および「8月25日、26日」)。

AMAZON.TIME

時刻(「午後3時30分」)。

AMAZON.DURATION

時間(「5分」)。

カスタムスロットタイプ

リストの値(12星座、NFLの全フットボールチーム、対応する都市、レシピの材料など)。

カスタムスロットタイプの追加テストについては、「カスタムスロットタイプ(値)」を参照してください。

4.9.カスタムスロットタイプの値

カスタムスロットタイプは、アイテムがAmazonの標準タイプでは変換不可能で、スロット値が想定される一式のスロット値のいずれかである多くの場合に使用します。

テスト 想定される結果

1.

スキルのインテントスキーマを確認し、カスタムスロットタイプを使用するすべてのスロットを特定します。

各カスタムスロットタイプについて、タイプに指定した値のセットを確認します。

  • 可能であれば、リストの値に、使用が想定されるすべての値が含まれること。たとえば、LIST_OF_SIGNSカスタムタイプを使用する星占いスキルには、そのタイプに12星座がすべて値として含まれます。
  • リストが想定されるすべての値をカバーできない場合、代表的な値をなるべく多くカバーすること。
  • リストが想定されるすべての値をカバーできない場合、値が想定される語数を反映すること。たとえば、1~4語の値が想定される場合、リストの値も1~4語のものを使用します。ただし、語数のバランスは使われる頻度に応じて変えるようにしてください。4語の値が10%しかない場合は、リスト内に含める4語の値も10%までにします。
  • すべてのカスタム値が、選択された言語で書かれていること。たとえば、Japaneseタブのすべてのカスタムスロットタイプ値は、日本語で書かれている必要があります。

カスタムスロットタイプ値の定義のガイドラインについては、カスタムスロットタイプ値の推奨事項を参照してください。

4.10.サンプル発話の表記ルール

サンプル発話は、スキルの対話モデルを適切に構築するために定義したルールに従って表記される必要があります。

テスト 想定される結果

1.

すべてのサンプル発話のテキストを確認します。

すべてのサンプル発話が以下の
表記ルールに従っていること。

  • アルファベットを正確に発話するには、間にスペースをいること: 「TV」は「t v」、「OK」は「o k」と表記します。
  • 呼び出し名が、単独、またはサポートされている起動フレーズの中で使用されていないこと。たとえば、「星座占い」という呼び出し名を持つスキルには、「星座占い」のみのサンプル発話や、「星座占い、...について教えて」などの起動フレーズを含むサンプル発話は使えません。すべての起動フレーズの一覧については、カスタムスキルを呼び出す方法を参照してください。
  • すべてのサンプル発話が、選択された言語で書かれていること。たとえば、Japaneseタブのサンプル発話は、日本語で書かれている必要があります。

サンプル発話の構文ルールの詳細については、カスタム対話モデルのリファレンスを参照してください。

4.11.エラーハンドリング

ユーザーが画面に表示されているオブジェクトとしか対話できない視覚インターフェースとは異なり、音声対話ではユーザーが発話する内容に制限がありません。スキルは、さまざまなエラーを的確に、ユーザーフレンドリーな方法でハンドリングする必要があります。このテストでは、よくあるエラーに対するスキルのハンドリング能力を確認します。

ユーザーの音声入力の検証方法の詳細については、「想定される入力エラーを処理する」を参照してください。

テスト 想定される結果

1.

以下のように、インテントを指定せずにスキルを呼び出します。

  • <呼び出し名>を開いて」。

応答を求めるプロンプトが提示されても、何も答えません

  • スキルが、ユーザーが提供する必要のある情報を明確に説明するプロンプトで応答すること。
  • プロンプトが、ユーザーが何を言うべきかを明確に示していること。
  • プロンプトが質問で終了し、ユーザーからの応答があるまでセッションをオープンのままにすること。

このシナリオで提示されるプロンプトは、前の応答に含まれる再プロンプトです。

2.

以下のフレーズを使用して、スキルを呼び出します。

  • <呼び出し名>を開いて」。

応答を求めるプロントが提示されたら、スキルのインテントのいずれかに一致する発話を行います。ただし、スロットデータは無効なものを使用してください。

たとえば、インテントで想定されるスロットがAMAZON.DATEの場合、日付に変換できない言葉を使います。

スロットごとに、このテストを繰り返し実施します。

  • スキルが、ユーザーが提供する必要のある情報を明確に説明するプロンプトまたはヘルプテキストで応答すること。
  • プロンプトが、ユーザーが何を言うべきかを明確に示していること。
  • プロンプトが質問で終了し、ユーザーからの応答があるまでセッションをオープンのままにすること。

このシナリオで提示されるプロンプトは、前の応答に含まれる再プロンプトではありません。このプロンプトは、インテントをハンドリングするコード内のエラーハンドリングから出力される必要があります。

4.12.ヘルプの提供

スキルには、スキルの操作や使用方法を補足するヘルプインテントが含まれる必要があります。この機能を提供するには、AMAZON.HelpIntentを実装します。このインテントでは独自のサンプル発話を提供する必要はありませんが、スキルのコードに実装する必要があります。詳細は、「ビルトインインテントを実装する」を参照してください。

このテストでは、このインテントが実装されており、役に立つ情報が提供されていることを確認します。

テスト 想定される結果

1.

以下のように、インテントを指定せずにスキルを呼び出します。

  • <呼び出し名>を開いて」。

応答を求めるプロンプトが提示されたら、「ヘルプ」と言います。

特定のインテントがなくても完全な応答を返す単純なスキル(Space Geek など)の場合は、ヘルプインテントを直接呼び出します。

  • <呼び出し名>、ヘルプをお願い」。

ヘルプの応答:

  • ユーザーがスキルのコア機能を操作するための指示が提供されていること。
  • インテントなしでスキルを起動したときにユーザーが聞いたプロンプトよりも、詳細な情報が提供されていること。たとえば、ヘルププロンプトで、スキルが実行できることをより詳しく説明したり、ユーザーにスキルの終了方法を知らせたりしていること。
  • ユーザーがスキルを機能させるために何を言うべきかではなく、このスキルで何ができるかについて、ユーザーに知らせるものであること。
  • プロンプトが、ユーザーがリクエストを完了できるための質問で終わっていること。
  • ユーザーからの応答があるまでセッションをオープンのままにしていること。

スキルのヘルプの設計方法について詳しくは、Alexaの発話内容を参照してください。

4.13.停止とキャンセル

スキルは、停止やキャンセルする際に一般的に使われるフレーズ(「停止」、「キャンセル」など)に対して適切に応答する必要があります。標準のAMAZON.StopIntentインテントやAMAZON.CancelIntentインテントには、これらの発話が提供されています。ほとんどの場合、これらのインテントは単にスキルを終了するものですが、特定のスキルでは意味を成す別の機能がある場合はその機能にマッピングすることもできます。「ビルトインインテントを実装する」を参照してください。

テスト 想定される結果

1.

スキルを起動して、スキルがユーザーにプロンプトを提示するインテントを呼び出します。

プロンプトが聞こえたら、「停止して」と言います。

以下のいずれかに当てはまることを確認します。

  • スキルが終了すること。
  • スキルが、スキルの機能に適した応答を返すこと。応答が「停止して」というリクエストのコンテキストにも合っていること。たとえば、注文をするスキルでは、ユーザーの注文がキャンセルされたことを確認する応答を返すなど。

すべてのリクエストに対して完了する応答を返し、プロンプトを返さないスキルの場合は、このテストを省略してください。

2.

長い読み上げテキストで応答するインテントを呼び出します。Alexaが応答を読み上げ始めたらすぐに、「Alexa、停止して」と言って応答に割り込みます。

ウェイクワードでAlexaが中断したら、以下のいずれかに当てはまることを確認します。

  • スキルが終了すること。
  • スキルが、スキルの機能に適した応答を返すこと。応答が「停止して」というリクエストのコンテキストにも合っていること。たとえば、注文をするスキルでは、ユーザーの注文がキャンセルされたことを確認する応答を返すなど。

スキルのすべての応答が短すぎて中断できない場合は、コンテストを省略します。

3.

スキルを起動して、スキルがユーザーにプロンプトを提示するインテントを呼び出します。

プロンプトが聞こえたら、「キャンセル」と言います。

以下のいずれかに当てはまることを確認します。

  • スキルが終了すること。
  • スキルが、スキルの機能に適した応答を返すこと。応答が「キャンセル」というリクエストのコンテキストにも合っていること。たとえば、注文をするスキルでは、ユーザーの注文がキャンセルされたことを確認する応答を返すなど。

すべてのリクエストに対して完了する応答を返し、プロンプトを返さないスキルの場合は、このテストを省略してください。

4.

長い読み上げテキストで応答するインテントを呼び出します。Alexaが応答を読み上げ始めたらすぐに、「Alexa、キャンセル」と言って応答に割り込みます。

ウェイクワードでAlexaが中断したら、以下のいずれかに当てはまることを確認します。

  • スキルが終了すること。
  • スキルが、スキルの機能に適した応答を返すこと。応答が「キャンセル」というリクエストのコンテキストにも合っていること。たとえば、注文をするスキルでは、ユーザーの注文がキャンセルされたことを確認する応答を返すなど。

スキルのすべての応答が短すぎて中断できない場合は、コンテストを省略します。

5.

スキルのセッションを開始するインテントを呼び出します。セッションがオープンの状態で、「終了」と言います。セッションが終了し、スキルにSessionEndedRequestが送信されます。

スキルがエラー応答を返さずに終了すること。

次のステップ