初めてアプリを作成する場合
初めてアプリを作成する場合
Fireタブレット対応アプリを作成したことがない場合は、Android Studioを使用したHello Fireアプリの作成をおすすめします。初めてのAndroidアプリの作成方法について詳しくは、Androidドキュメントのチュートリアルを参照してください。
前提条件
作業を開始する前に、開発環境をセットアップしておく必要があります。詳細については、Fireタブレット用の開発環境をセットアップする方法を参照してください。
Android Studioを使用したアプリの作成
Hello Fireアプリを作成するには、まずIDEで新しいプロジェクトを作成する必要があります。次の手順に従って、Android Studioで新規プロジェクトを作成します。
- Android Studioを開きます。
- [File] メニューの [New Project] をクリックします。
- [New Project] ウィンドウで、[Application name] ボックスに「HelloFire」と入力します。
- [Next] を2回クリックします。
- [Activity Name] ボックスに「HelloFireActivity」と入力し、[Finish] をクリックします。
作成したプロジェクトが [Project] ペインに表示されるはずです。
![[Project] ペインにHello Fireが表示される](https://m.media-amazon.com/images/G/01/mobile-apps/dex/firetablets/ProjectExplorerHelloFire2._TTH_.png)
Androidアプリの概要
Hello Fireアプリの作成に備えて、次のステップをよく理解できるようにAndroidアプリの基本概念を簡単に説明します。
このHello Fireアプリには、次の3つの主要コンポーネントがあります。
- HelloFireActivity.java:これはアプリに固有のコアロジックです。また、Androidアクティビティの標準的なJavaコードでもあります。
- activity_hello_fire.xml:Androidアプリでは、すべてのユーザーインターフェイス(UI)要素を専用のXMLファイルでレイアウトすることが推奨されています。この例では、プロジェクトのres/layoutサブディレクトリにあるactivity_hello_fire.xmlという専用のXMLファイルでアクティビティのレイアウトを定義しています。こうすることでUIデザインが簡潔になり、変更時にコアロジックを掘り下げて調べる必要がなくなります。生成されるRクラスにはこの専用XMLファイルが含まれており、コアロジックはRを参照してUI要素を操作することができます。専用のXMLファイルにUI要素を配置するのではなく、ほかのJavaアプリケーションのように、コードでUIをインライン要素として定義することも可能です。
- strings.xml:Androidアプリでは、ラベルなどのUI要素の文字列値も専用のXMLファイルに記述することが推奨されています。このやり方は、パスを指定するJavaリソースファイルを使ってUI要素をローカライズするのと同等です。これにより、コードを掘り下げて調べることなく、アプリの文字列を簡単に見つけられるようになります。この専用XMLファイルは、res/valuesサブディレクトリにあり、キーと値のマッピングを保持しています。キーはレイアウト内のUI要素を示し、値はアプリの実行時に表示される文字列を示します。
Hello Fireアプリのカスタマイズ
アプリのHelloメッセージを編集するには、次の手順に従います。
- HelloFireプロジェクトにおいて、app>res>valuesフォルダを開きます。
- strings.xmlファイルを開きます。
- hello_worldという文字列を、
Hello, Fire
に変更します。 - Android Studioは自動的にstrings.xmlファイルへの変更を保存します。
これでHello Fireアプリを実行する準備が整いました。