APLバージョン1.1で導入された変更点
(このドキュメントは、最新版のAPL変更ログではありません。最新版のAPL変更ログを参照するには、その他のバージョンオプションをクリックしてください)
Alexa Presentation Language 1.1では、APLに新機能が追加されました。
APLのバージョンを指定する
新しいバージョンで導入された機能を使用する場合、最新バージョンのAPLの詳細については、APLバージョン1.2で導入された変更点を参照してください。
ベクターグラフィックスのサポート
APLの新機能として、Scalable Vector Graphics規格のサブセットである、Alexa Vector Graphicsをサポートしています。以下の情報を参照してください。
- Alexa Vector Graphics(AVG)形式でベクターグラフィックを定義します。
- ベクターグラフィックの定義は、APLドキュメントまたはパッケージの
graphics
プロパティに格納します。 - ベクターグラフィックを表示するには、
VectorGraphic
コンポーネントを使用します。
アニメーションのサポート
APLでアニメーションがサポートされるようになりました。任意のAPLコンポーネントやレイアウトの位置、倍率、回転、透明度をアニメーション化できます。AnimateItem
コマンドを参照してください。
ユーザー定義のコマンド
APLドキュメントまたはパッケージでカスタムコマンドを定義して、名前を付けることができます。これらのコマンドにパラメーターを指定し、標準のAPLコマンドを呼び出すことができます。
- ユーザー定義のコマンド形式でコマンドを定義します。
- APLドキュメントまたはパッケージの
commands
プロパティにコマンド定義を格納します。
APL向けAlexaデザインシステム
レイアウト、スタイル、viewportプロファイルのパッケージがAPL向けAlexaデザインシステムに用意されています。
新しいレスポンシブ対応コンポーネントとテンプレート
APL 1.1では、APL向けAlexaデザインシステム(旧名称「Alexaレイアウト」)の一部として、新しいレスポンシブ対応コンポーネントとテンプレートが導入されていました。この新機能をAPLドキュメントで使用すると、さまざまな画面サイズや形状に対応するために、自分で条件付きロジックを作成する必要がなくなります。
この新しいコンポーネントとテンプレートを使用するには、alexa-layouts
パッケージをドキュメントに読み込みます。version
には、必ず1.1.0を指定してください。
{
"import": [
{
"name": "alexa-layouts",
"version": "1.1.0"
}
]
}
コンポーネントとテンプレートの概要については、レスポンシブ対応コンポーネントとテンプレートを参照してください。
レスポンシブ対応コンポーネントについて詳しくは、以下を参照してください。
- Background
- Button
- Divider
- Footer
- Header
- Image
- Ordinal
- Page Counter
- Text List Item
- Transport Controls
レスポンシブ対応テンプレートについて詳しくは、以下を参照してください。
レスポンシブ対応のAPLドキュメントの作成について詳しくは、レスポンシブ対応のAPLドキュメントを作成するを参照してください。
Alexa Headerに関する変更点
APL 1.1では、AlexaHeader
に次の新しいプロパティが追加されました。
headerBackButtonAccessibilityLabel
headerBackButtonCommand
headerDivider
theme
headerNavigationAction
パラメーターは、1.1.0バージョンのAlexaHeader
から削除されました。ユーザーが戻るボタンを押したときに実行するコマンドを指定するには、headerBackButtonCommand
を使用します。
更新されたバージョンを使用するには、alexa-layouts
パッケージを読み込む際にversion
に必ず1.1.0を指定してください。
Alexa Footerに関する変更点
APL 1.1では、AlexaFooter
に次の新しいプロパティが導入されました。
theme
更新されたレイアウトを使用するには、alexa-layouts
パッケージを読み込む際にversion
に1.1.0を必ず指定してください。
APLに関するその他の最新情報
コマンド
新しいコマンド:
- catch
- finally
ドキュメント
APLドキュメントの新しい最上位プロパティ:
- commands
- graphics
- onMount
- settings
コンポーネント
すべてのコンポーネントは、次の新しいプロパティをサポートするようになりました。
accessibilityLabel
checked
disabled
display
onMount
transform
また、コンポーネントの新機能として、karaokeTarget
状態をサポートするようになりました。これにより、読み上げられているテキストの色を制御できます。Stylesを参照してください。
- 指定されない場合、
Pager
コンポーネントのheight
とwidth
のデフォルトは100dpです。Pagerのheight
とwidth
は、絶対ディメンションまたは相対ディメンションのいずれかである必要があります。auto
は使用できません。Pager
の子のheight
とwidth
は「100%」に固定されています。 navigation
プロパティのデフォルトはwrap
です。
- Videoは
onTimeUpdate
プロパティをサポートするようになりました。 - データバインディングコンテキストで
disallowVideo
プロパティを使用して、デバイスがビデオをサポートしているかどうかを判断できるようになりました。
データバインディングコンテキスト
データバインディングコンテキストで、次の新しいenvironment
プロパティを使用できるようになりました。
allowOpenURL
animation
aplVersion
disallowVideo
viewport
オブジェクトにmode
プロパティが追加されました。
トランスフォーマー
ssmlToSpeech
トランスフォーマーは現在、入力値として有効なSSMLテキストのみを受け入れます。SSMLは<speak>
タグでラップする必要があります。- 新しい
textToSpeech
トランスフォーマーは、プレーンテキストを音声に変換します。
いずれのトランスフォーマーも、同じように機能します。トランスフォーマーの出力値をコンポーネントのspeech
プロパティにバインドします。トランスフォーマーを参照してください。