Audio(APL for Audio)
Audioコンポーネントは、MP3ファイルなど、指定されたオーディオファイルを再生します。
プロパティ
Audioコンポーネントには、基本コンポーネントのプロパティと、コンポーネント固有の次のプロパティがあります。
| プロパティ | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
source |
文字列 | "" | 再生するリモートオーディオファイルのURLを指定します。 |
source
再生するリモートオーディオファイルのURLを指定します。URLは、要件を満たすオーディオファイルを参照する必要があります。
sourceプロパティは、1つのURLを受け取って1つのオーディオファイルを再生します。一連のオーディオファイルを再生するには、Sequencerコンポーネントの子コンポーネントとしてAudioを使用します。
Alexa Skills Kitサウンドライブラリのサポート
Audioコンポーネントは、サウンドエフェクトの再生用にAlexa Skills Kitサウンドライブラリをサポートしています。
サウンドライブラリドキュメントからサウンドのコードをコピーすると、そのコードに、音声合成マークアップ言語(SSML)の完全なaudioタグが含まれています。そこからサウンドのURLを抽出し、Audioコンポーネントのsourceプロパティに割り当てます。
たとえば、サウンド「nature_08」をコピーすると、次のSSMLコードがコピーされます。
<audio src="soundbank://soundlibrary/water/nature/nature_08"/>
これをAudioコンポーネントで使用するには、次のように、sourceプロパティにURL soundbank://soundlibrary/water/nature/nature_08を割り当てます。
{
"type": "Audio",
"source": "soundbank://soundlibrary/water/nature/nature_08"
}
次の例では、サウンドライブラリからランダムなサウンドを読み込んで再生します。初めてクリップを再生するときは、Load Audioボタンをクリックします。Reloadボタンをクリックすると、別のサウンドがランダムに選択されて読み込まれます。この例のデータソースでは、サウンドライブラリのサウンドをハードコードした配列が使用されています。
オーディオファイルのサポート
Audioコンポーネントで使用するオーディオファイルは、以下の要件を満たしている必要があります。
オーディオ入力の形式
Audioコンポーネントは、次の形式のオーディオファイルをサポートします。
- aac
- mp3
- ogg
- opus
- wav
オーディオ入力の要件
オーディオファイルは、次の要件を満たしている必要があります。
- ビットレート - ビットレートが1411.20kbps以下であること。
- サンプルレート - サンプルレートが48kHz以下であること。
- ファイルサイズ - オーディオクリップのファイルサイズが10MB以下であること。ファイルサイズが10MBを超える場合、ファイルの再生時間を編集するか、MP3やOpusなど、別の形式に変換することを検討してください。
- 応答の長さ - コンポーネントを組み合わせて生成したオーディオ応答全体の合計時間が240秒以内であること。
URLの要件
Audioコンポーネントのsourceプロパティなど、APLAドキュメントで指定するすべてのURLは、次の要件に準拠する必要があります。
- HTTPS - オーディオファイルが、インターネットでアクセス可能なHTTPSエンドポイントでホストされていること。
- SSL証明書 - オーディオファイルをホストするドメインが、信頼できる有効なSSL証明書を提供していること。自己署名証明書は使用しないでください。APLとAlexaスキルの両方で、同じ信頼されたCAのリストを使用する必要があります。 Mozillaによる信頼されたCAのリストを使用できます。
- CORSワイルドカード - オーディオファイルでCORSワイルドカードが有効になっていること。サービスは、次のヘッダーで応答する必要があります:
Access-Control-Allow-Origin: *.
サポートされるチャネルレイアウト
APLレンダリングエンジンは、入力として次のチャネルレイアウトをサポートします。
- mono
- stereo
同時にミキシング可能なオーディオソースの最大数
どの時点においても、同時にミキシングできるオーディオソースは4つまでです。
例
次の例は、指定されたURLに保存されている熱帯雨林のサウンドを再生します。この例では、URL https://example.com/mySampleAudio/rainforestSoundEffect.mp3にあるオーディオファイルが、オーディオファイルのサポートに記載した要件を満たしている必要があります。
{
"type": "Audio",
"source": "https://example.com/mySampleAudio/rainforestSoundEffect.mp3"
}
次の例は、ASKサウンドライブラリで提供される鳥のサウンドエフェクトを再生します。
{
"type": "Audio",
"source": "soundbank://soundlibrary/animals/amzn_sfx_bird_forest_02"
}
関連トピック
最終更新日: 2025 年 11 月 26 日