アカウントリンクとは



アカウントリンクは、スキルがユーザーのIDをユーザーが持つ他のシステムのアカウントに接続できるしくみです。ここでは、さまざまなスキルモデルでアカウントリンクを使用する方法を説明します。

アカウントリンクで使用される認可フレームワークの詳細については、アカウントリンクのしくみを参照してください。実装のガイダンスについては、スキルにアカウントリンクを実装する手順を参照してください。

アカウントリンクをサポートしているスキルモデル

以下のスキルモデルではアカウントリンクをサポートしています。

  • カスタムモデル - カスタムスキルでは、スキルが他のシステムのパーソナライズされたデータを必要とする場合に、アカウントリンクを使用します。たとえば、ユーザーがタクシーを手配できるウェブベースの「タクシー予約」サービスを所有しているとします。ユーザーが「アレクサ、タクシー予約でタクシーを頼んで。」と音声でアクセスできるカスタムスキルがあれば、ユーザーはさらに便利にサービスを利用できます。 このリクエストを完了するには、スキルがタクシー予約のユーザーとして車の手配サービスにアクセスして、プロファイル情報と支払い情報を取得できる必要があります。つまり、Alexa搭載デバイスで使うAmazonアカウントとユーザーのタクシー予約アカウントとのリンクが必要です。
  • スマートホームモデル - アカウントリンクによってユーザーとデバイス制御クラウドを接続すると、スキルを使ってユーザーのデバイスを制御できるようになります。たとえば、ユーザーはスマート電球をサービスに登録すれば、スキルを使って「アレクサ、洗面所の電気を暗くして。」と音声で制御できます。スマートホームスキルは、どのような場合も、アカウントリンクを使用する必要があります。
  • ビデオモデル - アカウントリンクによってユーザーとデバイス制御クラウドやビデオサービスを接続すると、スキルを使ってユーザーのビデオデバイスを制御したり、ビデオコンテンツを再生したりできるようになります。ビデオスキルは、常にアカウントリンクを使用する必要があります。
  • 音楽モデル - アカウントリンクによってユーザーと音楽クラウドや音楽サービスのIDを接続すると、スキルを使ってそのIDに応じたコンテンツを提供できるようになります。たとえば、一部のコンテンツは有料アカウントを持つユーザーのみが利用できるように設定できます。音楽スキルには、アカウントリンクをサポートするものとサポートしないものがあります。
  • ベビーアクティビティモデル - アカウントリンクによってユーザーを開発者のアプリやウェブサイトのIDと接続すると、スキルを使ってそのIDに応じたコンテンツを提供したり、データを保存したりできるようになります。ベビーアクティビティスキルでは、常にアカウントリンクを使用する必要があります。
  • 会議モデル - アカウントリンクによって、ユーザーが会議室の予約サービスにアクセスできるようになります。Alexa搭載デバイスはAmazonアカウントに登録され、Amazonアカウントは会議室予約サービスのユーザーアカウントにリンクされます。アカウントどうしをリンクすることで、リンクされた会議室予約サービスのユーザーアカウントから予約サービスにアクセスできるため、会議スキルを使って会議室を予約できるようになります。会議スキルは、常にアカウントリンクを使用する必要があります。

フラッシュブリーフィングなどその他のモデルでは、アカウントリンクはサポートされません。

アカウントリンクのフローの種類とユーザーエクスペリエンス

アカウントリンクには以下の2つの実装方法があります。どちらを選ぶかは、ユーザーに提供したいエクスペリエンスによりますが、アプリやウェブサイトを用意するかどうかによっても異なります。

  • Alexaアプリのみ - 一般なフローです。アプリやウェブサイトを使用しない場合は、この方法で実装します。このフローでは、Alexaアプリの中だけでアカウントリンクのユーザー操作が完結します。ユーザーは、Alexaアプリからスキルを有効にし、アカウントリンクの開始を選択してサービスのユーザー名とパスワードを入力します。これは一般的なフローであり、技術ドキュメントの多くがこのフローを中心に説明されています。
  • アプリ間 – このフローでは、ユーザーがアプリやウェブサイトから操作を開始し、アカウントリンクの開始を選択するとAlexaアプリ(Alexaアプリがインストールされていない場合は、Login with Amazon)にリダイレクトされます。ユーザーがAlexaアプリ(またはLogin with Amazon)でアカウントリンクに同意すると、開発者のアプリまたはウェブサイトに再度リダイレクトされます。これでアカウントリンクが完了して、スキルを利用できるようになります。アプリかウェブサイトが用意されている場合は、この方法での実装をお勧めします。詳細については、アプリ間アカウントリンクを参照してください。

どちらの場合も、アカウントリンクが完了すると、スキルに送信されるリクエストとディレクティブに、開発者システムがユーザーの識別に使うアクセストークンが含まれるようになります。詳細については、アカウントリンクのしくみを参照してください。

スキルモデルとアカウントリンク

アカウントリンクフローとコンフィギュレーションは、アカウントリンクをサポートするすべてのスキルモデルでほぼ同じです。スキルモデルによる違いは主に、スキルを有効にするためにアカウントリンクが必須かどうかと、使用できるAuthorization grantの種別です。以下の表では、スキルモデル別に、スキルを有効にするためにアカウントリンクが必須かどうかを示します。

スキルモデル スキルの有効化

カスタムモデル

ユーザーはアカウントをリンクしなくてもスキルを有効にできます。スキルは認証を必要とする機能と必要としない機能の両方を提供できます。

スマートホームモデル
ビデオモデル
会議モデル

ユーザーはアカウントをリンクしないとスキルを有効にできません。

音楽モデル

音楽スキルには、アカウントリンクをサポートするものとサポートしないものがあります。アカウントリンクをサポートする音楽スキルの場合、ユーザーはアカウントをリンクしないとスキルを有効にできません。

ベビーアクティビティ

ユーザーはアカウントをリンクしないとスキルを有効にできません。

その他のリソース: