用語集
用語集
この用語集では、デバイスにビデオスキルを統合する際によく使用される用語を定義します。Alexa特有の用語については、Alexa Skills Kit用語集を参照してください。
A
- Alexaアプリ(Alexa app)
- Alexaユーザー向けのコンパニオンアプリ。デバイスのセットアップ、設定の変更に使用するほか、Alexaとの対話で得られた情報を視覚的に確認できます。
- Alexa搭載デバイス(Alexa-enabled device)
- Alexaサービスを利用できるデバイス。Amazon Echo、Amazon Echo Dot、Amazon Tap、Echo Showのほか、Alexa Voice Serviceを使用するサードパーティ製のデバイスもあります。
- Alexaスキル(Alexa skill)
- Alexaの機能や能力。Alexaはビルトインのスキルセット(音楽の再生など)を提供しています。開発者はこのAlexa Skills Kitを使用して、Alexaに新しいスキルを組み込むことができます。スキルには、開発者コンソールで指定されるコード(クラウドベースサービスの形式)と構成が含まれています。
- Alexa対応音声認識リモコン(Alexa Voice Remote)
- 音声ボタンを備える、Fire TV用のリモコン。この音声認識リモコンにはマイクアレイが搭載されているため、たとえTVから離れていても、近くにいるかのように操作できます。
- Alexa Skills Kit
- Alexaに新機能を追加するためのAPI、ツール、ドキュメントのコレクション。Alexa Skills Kitによるスキルの作成を参照してください。
- Alexa Voice Service(AVS)
- Amazonのインテリジェントなクラウドサービス。開発者は、マイクとスピーカーを備えたコネクテッド製品を、限られたAlexa機能で音声対応化できます。
- アプリのみの統合(App-only integration)
- Fire TV対応アプリ用VSKを統合する方法の1つ。この方法では、アプリで直接ディレクティブを受け取ります。Alexaから送信されるディレクティブは、VSK AgentというFire TV上のサービスを通じて、ブロードキャストインテントとしてアプリに転送されます。このインテントをアプリのBroadcastReceiverが処理し、ユーザーのリクエストに応じたアクションを実行します。
- ARN
- Amazonリソースネーム。ビデオスキルを作成する場合は、Lambda関数のARNを使用して構成します。
- ASIN
- ASIN(Amazon Standard Identification Number)は、商品を識別するための英数字10桁で構成される一意のブロックです。ASINは、Amazon.co.jpの商品の情報ページでご確認いただけます。
- 聞いて(Ask)
- 特定のカスタムスキルを呼び出すようAlexaに依頼する場合にユーザーが呼びかける言葉の1つ。スキルの呼び出し名と組み合わせて使用します(例:「アレクサ、十二星座占いに私の星座の運勢を聞いて」)。 ユーザーがAlexaと対話を開始するために使用できるフレーズはいくつかあります。ユーザーによるカスタムスキルの呼び出しを参照してください。
B
D
- デバイス制御クラウド(device cloud)
- クラウド対応デバイスを制御するバックエンドのクラウドサービス。スマートホームスキルでは、AlexaスマートホームスキルAPIからデバイス制御クラウドにコマンドを変換するLambda関数としてホストされるコードを作成します。
- Alexa搭載デバイス(device with Alexa)
- Alexaサービスを利用できるデバイス。Amazon Echo、Amazon Echo Dot、Amazon Tapのほか、Alexa Voice Serviceを使用するサードパーティ製のデバイスもあります。
- デバイスディレクティブ(device directive)
- Alexaからビデオスキルに送信される、JSON形式のデータと命令のセット。たとえば、TV番組の検索や映画の再生を行うディレクティブなどがあります。
- ディレクティブ言語(directive language)
- AlexaスマートホームスキルAPIとスマートホームスキル間の通信を可能にするJSONプロトコル。
- 動的機能(Dynamic capability)
- 音声対応アプリで呼び出すことができる機能のうち、ユーザーの状態(ログイン状態やサ定期購入レベルなど)に応じて変化する可能性のあるもの。アプリのみのVSK統合で使用されます。
E
F
- ファーフィールド(far-field)
- Fire TVとペアリングされたEchoデバイスを使用して音声コマンドを実行すること。
- Fire TV Cube(日本未対応)
- ハンズフリーのTV操作(ファーフィールド音声制御)を最初に提供したFire TVデバイス。コンテンツへのアクセスや起動、制御、TVやAV機器の電源投入、入力の切り替え、音量調整、コンテンツの検索など、さまざまな操作をリモコンを使わず遠隔から音声で実行できます。詳細については、Fire TVデバイスの仕様を参照してください。
- カタログ(Catalog)
- Fire TVのメディアを示すインデックス。メディアカタログをAmazonに申請して統合すると、Amazonデバイスからコンテンツを検索して再生できるようになります。統合後、ユーザーが(音声検索またはテキスト検索で)コンテンツを検索したときに、Fire TVのホーム画面で検出できるようになります。詳細については、カタログ統合についてを参照してください。
I
- 暗黙的(implicit)
- コンテンツプロバイダーやアプリ名を指定しない音声コマンド。例:「『ボッシュ』を見せて」
- インテント(intent)
- デバイス上で任意のサービスによって実行される操作を記述したメッセージ。Intent(英語のみ)を参照してください。
L
- Lambda設計図(Lambda blueprint)
- 新しいLambda関数のサンプルコードとサンプル構成を提供する、AWS Lambdaコンソールのオプション。Alexa Skills Kitに関連する設計図がいくつかあります。たとえば、
alexa-smart-home-skill-adapter
には、Node.jsのスマートホームスキル用のサンプルスキルが用意されています。alexa-skills-kit-color-expert
とalexa-skills-kit-color-expert-python
には、Node.jsとPythonの両方の簡単なカスタムスキルのサンプルが用意されています。カスタムスキルをAWS Lambda関数としてホスティングするを参照してください。 - Lambda関数(Lambda function)
- 「AWS Lambda関数」を参照してください。
- ローカル検索(local search)
- Fire TVでカタログに統合された特定のアプリ内のコンテンツを検索すること。
M
- MediaSession
- Androidで、アプリがメディアコマンドを受信できるようにする方法。AnroidのドキュメントのMediaSession(英語のみ)を参照してください。Fire TVのAlexaはMedia Session APIを利用してローカルのメディアアプリにコマンドを送信します。アプリがMedia Sessions APIを実装していれば、リモコン、キーボード、ヘッドセット、adbなどからのイベントもMedia Sessions API経由でアプリに送信されます。
- マルチモーダル(multimodal)
- マルチモーダルとは、音声と画面ベースの両方のエクスペリエンスを備えたインターフェースを指します。ユーザーが選択した入力手段によって操作方法は変わりますが、音声と画面はスムーズに連携します。現在Amazonが提供しているマルチモーダルデバイスは、Echo Showのみです。
N
- ニアフィールド(near-field)
- Fire TV音声認識リモコンを使用して音声コマンドを実行すること。新しいFire TV Cubeの場合、Fire TV Cubeへのリクエストによってデバイス上のAlexaが初期化されます。そのため、マイクアレイを使用していてもニアフィールドエクスペリエンスになります。
P
- payload
- リクエスト内の
payload
オブジェクト(JSONオブジェクト)。アクションを実行するための重要な情報を含みます。ビデオスキルAPIリファレンスのドキュメントでは、リクエストのpayloadオブジェクトの各プロパティが定義されています。「リクエスト」も参照してください。 - P0
- 最優先事項。機能の実装時に、P0は最優先で実装すべきであることを意味します。P1、P2…の順に優先度が低くなります。
- プッシュ通知(push notification)
- Amazon Device Messagingから送信されるクラウドベースのメッセージ。アプリへのリアルタイム通知で構成されます。ビデオスキルAPIの場合は、プッシュ通知にはLambdaコードからアプリへのディレクティブが含まれます。
Q
- クイック再生(quick play)
- 詳細ページを表示せずに、指定したタイトル、俳優、ジャンル、スポーツ、チーム、リーグのコンテンツを直接再生すること。
- クイック再生 - 暗黙的(quick play -- implicit)
- コンテンツプロバイダーやアプリ名を指定しないクイック再生フレーズ。
- クイック再生 - 明示的(quick play -- explicit)
- コンテンツプロバイダーやアプリ名を指定するクイック再生フレーズ。
R
- リクエスト(request)
- ほとんどの場合、AlexaからLambdaに送信されるディレクティブを指します。Lambdaコードは、Alexaから送信されたリクエストを処理する必要があります。「ディレクティブ」とは、リクエストの中で、検索やチャンネル変更など何らかのアクションを行うように命令している部分です。
- レスポンス(response)
- リクエストの受信確認のためにAlexaに返すメッセージ。「リクエスト」も参照してください。
S
- サンプル発話(sample utterance)
- 特定のインテントを想定される発話に結び付ける構造化したテキスト文字列。一連のサンプル発話を、カスタムスキルの対話モデルの一部として提供します。ユーザーがこれらの発話のいずれかを言うと、Alexaサービスによって、対応するインテントが含まれるサービスにリクエストが送信されます。
- スキル(Skill)
- Alexaによって安定的に実行されるアクションやタスクのセット。Alexaはビルトインのスキルセット(音楽の再生など)を提供しています。開発者はこのAlexa Skills Kitを使用して、Alexaに新しいスキルを組み込むことができます。スキルには、開発者コンソールで提供されている(クラウドベースのサービスという形式の)コードと構成が含まれます。
- スマートホームスキルAPI(smart home skill API)
- 照明やスイッチなどのスマートホームデバイスをAlexaから制御できるようにするスキルの作成用API。スマートホームスキルAPIは、「電気をつけて」などの発話をデバイスディレクティブに変換し、クラウド対応デバイスを制御できるLambda関数にそのディレクティブをルーティングします。
- スマートホームスキル(smart home skill)
- 照明やサーモスタットなどのスマートホームデバイスを制御するためのスキル。スマートホームスキルAPIを使用する場合、対象スキルが処理できるリクエスト(デバイスディレクティブなど)と、それらのリクエストを行うためにユーザーが呼びかける言葉をこのAPIで定義します。
完全なスマートホームスキルには、AWS Lambda関数としてホストされるコードと、AlexaサービスがリクエストをLambda関数にルーティングするために必要な情報が記されている構成が含まれます。スキルのコードは、クラウドを使用して(照明などの)デバイスを制御できなければなりません。 - 静的機能(Static capability)
- 音声対応アプリで呼び出すことができる機能のうち、ユーザーの状態によって変化しないもの。アプリのみのVSK統合で使用されます。
T
- 読み上げ機能(TTS)(text-to-speech)
- テキスト文字列を合成音声(Alexa音声)に変換する機能。Alexaサービスでは、プレーンテキストをTTSに変換できます。
- トランスポートコントロール(transport controls)
- メディアを視聴する際の再生コントロール(再生、一時停止、停止、早戻し、早送りなど)。「メディアコントロール」とも呼ばれます。
U
- ユニバーサル検索(universal search)
- Fire TVでカタログに統合されているあらゆるアプリのコンテンツを検索できる機能。ユニバーサル検索は、音声またはテキストを使用して開始できます。デフォルトでは、音声検索はすべてユニバーサル検索になります。Fire TV UI内の検索ボタンを使用した検索(個々のアプリ内で提供される検索ではありません)もユニバーサル検索になります。
- 発話(utterance)
- ユーザーが行いたいことをAlexaに知らせる、またはAlexaからの質問に答えるために言うフレーズ。
V
- Video Skills Kit
- Fire TV対応アプリのビデオスキルを実装する場合の名称。
- ビデオスキルAPI(Video Skill API)
- Alexa対応デバイスを使用してビデオデバイスやストリーミングサービスのファーフィールド音声制御を行うためのAPIセット。詳細については、Fire TV対応アプリ用ビデオスキルについてを参照してください。
- Voice Chrome
- Voice Chromeは、リスニング中、思考中など、Alexaの状態を視覚的に表します(こちらで画像を確認できます)。 これは、ユーザーがニアフィールドで音声リクエストを行った場合にFire TVに表示されます。
- ボイスクリフ(voice cliff)
- ユーザーがリモコンを使わざるを得なくなるような音声エクスペリエンス。
- VSK Agent
- Fire OSに組み込まれたサービス。Alexaディレクティブを受け取って、Fire TV上のアプリにインテントとしてブロードキャストします。アプリのみのVSK統合で使用されます。
- VSKApplicationAgentAPI
- VSK Agent Client Libraryを統合せず、VSK Agent Client Libraryに含まれているコードを自分で記述する場合に、オプションとして使用します。VSKApplicationAgentAPIには、VSK Agent Client Libraryとの通信を行うVSK Agentサービスとやり取りするために必要な、.aidlファイルおよびJavaクラスが含まれています。アプリのみのVSK統合で使用されます。
- VSK Agent Client Library
- ユーザーのログイン状態に応じてアプリの音声機能が変化する場合に使用する必要がある、JARライブラリ。アプリのみのVSK統合で使用されます。
Alexaの用語の詳細については、Alexa Skills Kit用語集を参照してください。