手順2: アプリの情報を入力する
このページでは、[アプリの情報] タブについて説明します。
![[アプリの情報] タブのハイライト](https://m.media-amazon.com/images/G/01/mobile-apps/dex/app-submission/app-information-tab._TTH_.png)
申請するアプリの種類に応じて、Android APKまたはApp Bundle、ウェブアプリのいずれかを以下のドロップダウンナビゲーションから選択してください。
[アプリの情報] タブでは、Androidバイナリファイル(AABまたはAPK)をアップロードし、アプリでサポートするデバイスなどを指定します。バイナリファイルに関連する概念的トピックについては、以下を参照してください。
- バイナリファイルの作成について: バイナリファイルの作成、Amazonがアプリで使用するコードラッパー、サイズ制限などの情報を提供します。
- デバイスフィルタリングと互換性: マニフェストの属性によってバイナリでサポートするデバイスが決まるしくみを説明します。
[アプリの情報] タブのフィールド
次の表は、Androidアプリ向け [アプリの情報] タブの各フィールドについて説明したものです。
フィールド | 説明 |
---|---|
App BundleまたはAPKファイルを追加 | Android App Bundle(AAB)またはAPKファイルをアップロードします。Android Studioを使用せずにビルドした署名付きAPKを申請する場合は、zipalignの実行が必要になる場合があります。複数のバイナリファイルをアップロードするには、ボックスにファイルを1つずつドロップします。バイナリファイルを追加する際、情報アイコン ![]() ヒント: アプリのパッケージ名は一意でなければなりません。また、その名前に
amazon を含めることはできません。ほかのアプリと同じパッケージ名を使用すると、バイナリをアップロードする際にエラーが発生します。versionCode も一意でなければなりません(前にアップロードしたバイナリと同じversionCode は使用できません)。バイナリをアップロードすると、ファイルにエイリアス(「APK1」など)が付けられます。エイリアスの名前は必要に応じて変更できます。このカスタムエイリアスは内部的に使用されるもので、ユーザーには表示されません。バイナリファイルに関する詳細については、バイナリファイルの作成についておよび公開済みアプリの更新方法を参照してください。 |
<APK名>へのDRMの適用をAmazonに許可しますか? | DRM(デジタル著作権管理)は、アプリを不正使用から保護します。DRMを適用しない場合、すべてのユーザーがアプリを制限なしで利用できます。 注: アプリでAppstore SDKを使用している場合は、このオプションは表示されません。Appstore SDKに含まれるDRM APIを使用して、アプリにDRMを追加できます。詳細については、DRMの概要を参照してください。
アプリでAppstore SDKを使用していない場合は、Amazon側でDRM機能をアプリに自動的に追加できます。AmazonがDRMをアプリに追加することを許可する場合は [はい]、許可しない場合は [いいえ] を選択してください。 バイナリファイルが複数ある場合は、選択したDRM設定がアプリのすべてのバイナリに適用されます。以前にアップロードしたバイナリファイルがあり、それとは異なるDRM設定のバイナリを新しく追加する場合、前のバイナリに更新されたDRM設定が適用されるようにするには、前のバイナリを置き換える必要があります。置き換えない場合、前のバイナリファイルのDRM設定は以前のままとなります。自動適用されるAmazon DRMの詳細については、DRM(デジタル著作権管理)についてを参照してください。 |
アプリタイトル |
開発者コンソールでのみ使用される、アプリのタイトルです。Amazonアプリストアおよびデバイスでユーザーに表示されるタイトルは、[アプリの説明] タブの [表示タイトル] フィールドで定義します。 |
アプリSKU |
アプリのSKU(Stock Keeping Unit)文字列です。SKUは、開発者が選択して定義するアプリ固有の文字列で(例: |
アプリ申請APIキー |
アプリを保存すると、アプリ申請APIキーが表示されます。これらのキーを使用して、アプリ申請APIを介してアプリの情報をプログラムで管理できます。 |
アプリのカテゴリー |
開発者がアプリに最適と判断したカテゴリーです。カテゴリーは、主としてAmazonアプリストアのブラウズツリーの設定や、ユーザーに提示する類似アプリ・関連アプリ・推奨アプリの分類に使用されます。最上位のカテゴリーはFireタブレット、Fire TV、およびAmazon以外のAndroidデバイスで共通ですが、一部のサブカテゴリーはFire TV対応アプリでは使用できない場合があります。アプリのカテゴリーがはっきりしない場合は、最も近いものを選択してください。 |
リリースノート | このフィールドは、既存のアプリを更新した場合にのみ表示されます。そのアップデートで行われた変更を入力してください。Amazonアプリストアのアプリ紹介ページでは、リリースノートは [最終更新日] セクションに表示されます。Fire TVデバイスの場合、(アプリをインストール済みの)ユーザーは [設定] の [通知] セクションでリリースノートを確認できます。Fireタブレットでは、上部にある通知のプルダウンメニューでアップデートを確認できます。 注: アカウントでこのフィールドを更新できる役割は、管理者とマーケティング担当者だけです。詳細については、役割ごとの権限を参照してください。
|
カスタマーサポート連絡先 |
選択した場合、[カスタマーサポート用Eメールアドレス]、[カスタマーサポート用電話番号]、[カスタマーサポート用ウェブサイト] フィールドにデフォルトのサポート情報が使用されます。デフォルトのサポート情報は、開発者コンソールの [設定] > [開発者情報] で確認できます。 |
カスタマーサポート用Eメールアドレス |
ユーザーからの問い合わせを受けるEメールアドレスです。 |
カスタマーサポート用電話番号 |
ユーザーからの問い合わせを受ける電話番号です。 |
カスタマーサポート用ウェブサイト |
アプリのサポート用ウェブサイトのURLです。 |
パブリックキーとPEMファイル
タブの右上に、[パブリックキー] のリンクがあります。このパブリックキーはアプリごとに一意で、Amazonアプリストアとアプリ間の安全な通信チャネルを確立します。開発者コンソールでパブリックキーを生成すると、対応するプライベートキーがAmazonによって生成されます。パブリックキーとプライベートキーは、ライセンス応答に署名するためのキーペアとなります。このキーのペアリングにより、アプリをインストールするユーザーが確実に承認されます。
パブリックキーはPEMファイルに保存されます。アプリでAppstore SDKまたはUnity用Appstore SDKプラグインを使用してアプリ内課金(IAP)やDRMを処理する場合は、プロジェクトにPEMファイルを追加する必要があります。アプリにパブリックキーを設定するには、次の手順を実行します。
- [パブリックキー] をクリックします。
-
[パブリックキー] ダイアログボックスが表示されたら、[AppstoreAuthenticationKey.pem] リンクをクリックしてPEMファイルをダウンロードします。
PEMファイルのダウンロードリンク - AppstoreAuthenticationKey.pemファイルをコピーします。
-
プロジェクトタイプに応じた手順を実行します。
Androidプロジェクトの手順
- Android Studioプロジェクトのapp/src/main/assetsフォルダにPEMファイルを貼り付けます。
- [Project] ビューでは、通常assetsフォルダは、app/src/main/assetsにあります。アプリにassetsフォルダがない場合は、新たに作成する必要があります。作成したら、その中にPEMファイルをドラッグします。
Unityプロジェクトの手順
- プロジェクトのAssetsフォルダに、StreamingAssetsという名前の新しいフォルダを作成します。
- Assets/StreamingAssetsフォルダにPEMファイルを貼り付けます。
詳細については、Appstore SDKにパブリックキーを設定するまたはパブリックキーを使用したUnityアプリの構成を参照してください。
Amazonアプリストアの証明書ハッシュ
タブの右上にあるリンクから、SHA-1、MD5、SHA-256のハッシュを含む証明書情報を入手できます。申請プロセスでは、開発者の署名が削除され、Amazon署名が適用されます。この署名は開発者に固有のもので、変更されることがなく、同一アカウントのすべてのアプリに共通です。詳細については、Amazonアプリの署名を参照してください。
既存のアプリの更新
既存のアプリを更新する場合は、公開済みアプリの更新方法を参照してください。更新する際、既存のバイナリファイルを置き換えて同じデバイスサポートの選択を維持するか、前のバイナリファイルを削除してデバイスサポートの詳細を選択し直すかを選択できます。
アプリのデバイスサポートの調整
アプリのバイナリファイルをアップロードすると、[アップロードされたファイル] セクションにサポート対象デバイスの数が表示されます。

バイナリがサポートするデバイスを管理するには、[サポート対象デバイスの数] の横にある [編集] をクリックします。[デバイスサポート] オーバーレイで、名前の横に「X」が表示されているデバイスはサポート対象外です。サポート対象外となるデバイスは、マニフェストの属性と、[配信地域・価格等] タブで公開先に指定した国によって決まります。
デバイスがサポート対象外と表示されている場合、その理由を確認するには、次の画像のように、[デバイスサポート] ダイアログボックスでデバイス名の横にあるヘルプアイコンにマウスを合わせます。
![[デバイスサポート] 画面でのデバイスがサポート対象外である理由の表示](https://m.media-amazon.com/images/G/01/mobile-apps/dex/app-submission/device-support._TTH_.png)
必要に応じて、互換性に関する既知の問題があるデバイスのサポートを手動で削除できます。サポート対象のデバイスは次の4つのカテゴリーに分類されます。
- Amazon Fireタブレット: アプリでサポートされるFireタブレットを示します。詳細については、Fireタブレットのデバイス仕様:概要を参照してください。デフォルトでは、すべてのAmazon Fireタブレットデバイスと、Amazon以外のすべてのAndroidデバイスに対して、アップロード済みのバイナリのデバイスサポートが有効になります。
-
Amazon Fire TVデバイス: アプリでサポートされるFire TVデバイスを示します。各Fire TVデバイスの名前に関する詳細についてはAmazon Fire TVの命名規則を、仕様についてはFire TVのデバイス仕様: 概要を参照してください。
-
Amazon以外のAndroidデバイス: Android用AmazonアプリストアアプリからアプリをインストールできるAndroidデバイスを示します。AmazonアプリストアでサポートされるAmazon以外のデバイスは、Android 5.0以降を搭載するデバイスです。このオプションにより、より広範にアプリを配信できるようになります(これは、アプリをGoogle Playでは公開せず、Amazonアプリストアでのみ公開する場合に特に有効です)。Amazon以外のAndroidデバイスは、さらに3つのグループ、 [サポート対象](互換性のあるデバイス)、[除外](手動で選択解除されたデバイス)、[未対応](マニフェスト設定に基づいて互換性のないデバイス)に分類されます。
- Windowsデバイス(ウェブアプリでは選択不可): Windows 11デバイスにアプリを配布できるようにします。Windowsデバイスをサポート対象にする方法の詳細については、Windowsデバイスをサポート対象にする方法を参照してください。
アプリでサポートされるデバイスを変更するには、[デバイスサポートを編集] をクリックして、該当のデバイスを更新します。デバイスサポートのオン(緑色)とオフ(灰色)を適宜切り替えます。カテゴリーを切り替えるには、ダイアログボックス上部のタブをクリックします。
たとえば、Fire TVデバイス向けのストリーミングメディアアプリをアップロードする場合、Amazon Fire TVデバイスの行で [デバイスサポートを編集] をクリックし、[Amazon Fire TV] タブから該当するデバイスサポートオプションを選択します。
![Fire TVの [デバイスサポート] 画面](https://m.media-amazon.com/images/G/01/mobile-apps/dex/app-submission/app-submission-firetvdevicesupport3._TTH_.png)
アプリのデバイスサポートに関する詳細については、以下を参照してください。
Amazon以外のデバイスの場合、[デバイスサポート] ダイアログの下部に、[その他すべてのAndroidデバイス] のオプションがあります。Amazon以外のAndroidデバイスは、オン/オフをまとめて切り替えることもできますし、手動でデバイスサポートを調整することもできます。こうした設定によって、今後互換性を持つデバイスも含めて、ほかのすべてのAndroidデバイスにアプリを配信することができます。デバイスへの需要に基づいて、定期的に新しいデバイスが追加されます。Amazonアプリストアは、マニフェストフィルタリングを通じて、デバイスの互換性を自動的に判断します。
[その他すべてのAndroidデバイス] をオフにした場合、Amazon以外のデバイスに対する互換性対応が、拒否リストを使用した方針から許可リストを使用した方針に変わります。つまり、それらのデバイスではデフォルトでアプリの互換性がなくなります。したがって、アプリでサポートするサードパーティのデバイスを手動で選択することが必要になります。
同じアプリに別のバイナリを追加するには、同じアプリに複数のバイナリを追加する方法を参照してください。
64ビットアプリのみをサポートするデバイス
一部のデバイスでは、32ビットアプリ(現在Amazonアプリストアで公開されている32ビットアプリも含む)のサポートが終了しています。これらのデバイスで32ビットアプリをダウンロードしようとすると、アプリがシステム要件に対応していないことを警告する通知が表示されます。
こうしたデバイスでアプリを利用できるようにするには、アプリに64ビット(arm64-v8a)のサポートを追加して、Amazon開発者コンソールでアップデートを申請します。アプリをビルドする際、32ビット(armeabi-v7a)のサポートは削除しないでください。削除すると、現在のAmazonデバイスの選択に影響が生じる可能性があります。
同じアプリに複数のバイナリを追加する方法
Amazonアプリストアでは、AABファイルとAPKファイルの両方で、複数のバイナリをアップロードできます。APKをアップロードする場合の概要については、同じ公開アプリに対する複数のAPKを参照してください。
複数のバイナリをアップロードする際は、マニフェストのpackage
名が同じであることを確認してください。ただし、各バイナリにはGradleビルドファイルで一意のversionCode
を指定する必要があります。
アプリがAmazonアプリストアで公開されると、デバイスごとに1つのAPKが関連付けられます。アプリの申請時に複数のバイナリファイルを追加する場合、追加するバイナリでサポートしたいデバイスは最初のバイナリから削除する必要があります。この選択プロセスの手順とスクリーンショットを以下に示します。
複数のバイナリファイルをアップロードする方法は次のとおりです。
- 最初のバイナリファイルをまだアップロードしていない場合は、[App BundleまたはAPKファイル] ボックスにファイルをドラッグしてアップロードします。
-
最初のバイナリをアップロードしたら、[サポート対象デバイスの数] の横にある [編集] をクリックし、2番目のバイナリでターゲットにする予定のデバイスサポートを削除します。
たとえば、Fire TV対応アプリ用に「APK1」と「APK2」という2つのAPKがあるとします。APK1では、Fire TV(第3世代)を除くFire TVデバイスをすべてターゲットにします。APK1に対して、[APKファイル] セクションで「サポート対象のデバイス」の横にある [編集] をクリックします。[デバイスサポート] ダイアログボックスで、[Fire TV (Gen 3)] の横にあるチェックボックスをオフにします。 これにより、Fire TV(第3世代)をAPK2のターゲットに指定できるようになります。最初のAPKからデバイスサポートを削除しなければ、2番目のAPKで同じデバイスをターゲットにすることはできません。
このシナリオでは、2番目のAPKで選択するためにFire TV(第3世代)のサポートを削除しました。 既存のバイナリファイルを更新しているときに、一部のサポート対象デバイスの横にあるチェックボックスをオフにすると「サポート対象デバイスの減少」に関する警告が表示されることがあります。この警告は、アプリでサポートされるデバイス数が減少することを知らせるものです。そのデバイスに既にアプリをインストールしているユーザーは、(このバイナリでデバイスがサポートされなくなるため)アップデートができなくなります(詳細については、警告: サポート対象デバイスの減少を参照してください)。 複数のバイナリファイルをアップロードする場合は、この通知は無視して構いません。別のバイナリファイルをアップロードし、最初のバイナリファイルから削除したデバイスをターゲットに指定すれば、この警告は適用されなくなります。
- (任意)新しくアップロードするバイナリファイルと区別できるよう、バイナリにわかりやすいエイリアスを付けます。
-
別のバイナリファイルを [App BundleまたはAPKファイル] ボックスにドラッグします。必要に応じて、最初のバイナリファイルと区別しやすいように、アップロードした新しいファイルのエイリアスを変更します。
[アプリの情報] タブに別のバイナリファイルをドラッグした場合、最初のバイナリでサポートされているデバイスは、2番目のバイナリファイルでは利用できません。これは、同じデバイスに複数のバイナリファイルをインストールできないためです。この場合、灰色で表示されるデバイスには、「現バージョンにおいて別のAPKでサポート対象となっています」というメッセージが表示されます(「サポート対象となっている」とは、アプリで該当デバイスのサポートが選択済みであるという意味です)。 この 「複数のAPKを同一デバイスにインストールすることはできない」というルールを覚えておいてください。 2番目のバイナリファイルでは、最初のバイナリで選択されていないデバイスを選択できます。
上記の例で、続けて「APK2」をアップロードし、Fire TV(第3世代)でこのAPKをサポートするとします。最初のAPKでFire TV(第3世代)のサポートをオフにしたため、2番目のAPKでこのデバイスを選択できます。
最初のAPKでサポートを削除したため、Fire TV(第3世代)を選択できます。灰色の「X」が付いているほかのデバイスは、最初のAPKでサポートされているため、このAPKでは選択できなくなっています。 バイナリファイルが複数ある場合、AmazonアプリストアでAPIレベルや
versionCode
に基づいてバイナリが自動的に割り当てられることはありません(この点がGoogle Playと異なります)。複数のバイナリファイルをアップロードする際は、サポート対象のデバイスを手動で選択する必要があります。 -
入力し終えたら、[保存] をクリックします。
アプリごとに2つ以上のバイナリファイルを追加することができます。引き続き、必要な数だけバイナリファイルを追加してください。
よくあるエラーのトラブルシューティング
このセクションでは、[アプリの情報] タブのバイナリファイル申請に関連するトラブルシューティングについて説明します。
エラー: パッケージ名の重複
バイナリファイルをアップロードする際、次のいずれかのエラーが表示されることがあります。
- APKのアップロードに失敗しました。アップロードされたAPKのパッケージ名「com.amazon.android.yourappは、別の開発者のアプリで既に使用されています。詳細についてはお問い合わせください。
- App Bundleのアップロードに失敗しました。アップロードされたApp Bundleのパッケージ名「com.amazon.android.yourapp」は、別の開発者が所有するアプリで既に使用されています。詳細についてはお問い合わせください。
まず、アプリの申請またはライブアプリテストで、別のAmazon開発者アカウントを使用してこのバイナリファイルをアップロードしていないことを確認します。同じファイルを別のアカウントでアップロードしていない場合は、問題とパッケージ名を記載したサポートケースを送信してください。サポートケースを送信するには、開発者コンソールにログインし、右上隅にある [?] から [お問い合わせ] をクリックします。
Unityや既存のマニフェストファイルを用いた開発環境の場合は、申請前に変更すべきプレースホルダー値がアプリのパッケージ名に使用されている可能性があります。バイナリファイルのパッケージ名は、公開するアプリに対して一意である必要があり、通常はcom.companyname.appname
の形式となります。
提携している開発者または公開会社がライブアプリテスト用にアプリをアップロードしている可能性がある場合は、その開発パートナーに連絡して、先方のアカウントで同じバイナリファイルを申請していないか確認してください。パートナーがアップロードしている場合は、現在のライブアプリテストを終了するよう依頼します。その後、パッケージ名についてAmazonに連絡し、問題を解決してください。
警告: サポート対象デバイスの減少
バイナリファイルのデバイスサポートを変更する際、次の警告が表示されることがあります。
- 旧バージョンと比べてサポート対象のデバイスが減少したため、一部の既存ユーザーがアップグレードできない可能性があります。マニフェストの競合を解決するため、マニフェストを編集して現在のデバイスサポート状況を維持することをお勧めします。
このメッセージは、新たにアップロードしたバイナリファイルによって、マニフェストまたはbuild.gradleファイルに新たな属性が加わり、互換性のあるデバイス数が減少していることを意味します。最もよくある原因としては、APIレベルの値を大きくしたことで、このアップデートに対応できるデバイス数が減少したことが考えられます。そのため、Amazonアプリストアから、一部のデバイスで今回のアップデートをインストールできない可能性があることが警告されています。
たとえば、APIレベル19を最小要件とするマニフェスト属性のAPKを公開した時点で、APIレベル19をサポートする(ただし、それ以上のレベルはサポートしない)デバイスを持つユーザーがアプリをインストールしたとします。その後、アプリに新機能または権限が加えられ、APIレベル22が最小要件となりました。このアップデートでは、(APIレベル19の)ユーザーがインストールした前のアプリバージョンとの互換性がなくなります。結果として、ユーザーは新バージョンがあることも把握できません。
利用できないターゲットデバイス
新しいバイナリファイルをアップロードする際、特定のデバイスがサポートされないという、次のいずれかのようなメッセージが表示されることがあります。
- App Bundleマニフェストが必要としている機能が、このデバイスには搭載されていません。
android:minSdkVersion = '22'; デバイスには'15'が必要です - APKマニフェストが必要としている機能が、このデバイスには搭載されていません。
android:minSdkVersion = '22'; デバイスには'15'が必要です
デバイスがサポートされていない理由を確認するには、[デバイスサポート] ダイアログボックスのデバイス名の横にあるヘルプアイコンにマウスを合わせます。詳細については、上記のアプリのデバイスサポートの調整を参照してください。互換性の問題は、APIレベル、OpenGL圧縮形式、CPU、画面サイズと密度、デバイスの機能、提供していない地域など、さまざまな要因によって生じる可能性があります。
現在のバージョンの別のバイナリによるターゲット指定
複数のバイナリをアップロードする場合、デバイスが既に別のバイナリファイルでサポートされていることがあります。その場合、サポート対象外となっているデバイスにマウスを合わせると、次のメッセージが表示されます。
- 現バージョンにおいて別のバイナリでサポート対象となっています。
複数のバイナリで同じデバイスをサポートすることはできません。そのデバイスのサポートをこのバイナリで選択できるようにするには、別のバイナリファイルのデバイスサポートを編集する必要があります。詳細な手順については、同じアプリに複数のバイナリを追加する方法を参照してください。概要については、同じ公開アプリに対する複数のAPKを参照してください。
App Bundleのアップロード
開発者はAPKを別途作成することなく、Android App BundleファイルをそのままAmazonアプリストアに申請できます。Amazonアプリストアでは、bundletool
を使用して、App Bundleのファイルを1つのユニバーサルAPKに変換し、さまざまなクライアントデバイスにダウンロードしてインストールできるようにします。これによりユーザーエクスペリエンスやアプリのファイルサイズに変更が生じることはありません。
App Bundleの作成・テスト・申請方法の詳細については、App Bundleを参照してください。
次のステップ
次の 手順3: 配信地域・価格等を入力するに進みます。
[アプリの情報] タブでは、アプリファイルのアップロード、権限の設定、アプリのデバイスサポートオプションの選択を行います。
[アプリの情報] タブのフィールド
次の表は、ウェブアプリ向け [アプリの情報] タブの各フィールドについて説明したものです。
フィールド | 説明 |
---|---|
Amazon DRMを適用しますか? | Amazonに申請するアプリごとに、DRMを適用するか、著作権管理制限を付けずにアプリを利用可能にするかを選択できます。DRMは、アプリを不正使用から保護します。DRMを適用しない場合、すべてのユーザーがアプリを制限なしで利用できます。アプリにDRMを適用する場合は、開発者コンソール指定のDRMシステムを必ず使用してください。詳細については、DRM(デジタル著作権管理)についてを参照してください。 |
申請したいウェブアプリのタイプを選択してください | 申請できるウェブアプリは次の2種類です。
|
アプリのURL | ホストアプリをアップロードする場合は、このオプションが表示され、アプリがホストされているURLを指定できます。 |
ウェブアプリの機能 | アプリにユーザー権限を必要とする機能がある場合は、申請ワークフロー中に該当するチェックボックスをオンにします。アプリでユーザー権限(アプリ内課金(IAP)またはユーザーログイン)が要求される場合、関連するページをSSLを使用するように構成する必要があります。権限が必要な機能は次のとおりです。
ユーザーを保護するために、Amazonでは、アプリ内課金を使用するアプリや認証が必要なアプリについてはSSLを使用して提供するよう求めています。詳細については、ウェブアプリを保護する方法を参照してください。 |
デバイスサポート | ウェブアプリを配信するデバイスを選択します。タブレットデバイスの詳細については、Fireタブレットのデバイス仕様:概要を参照してください。Fire TVデバイスの詳細については、Fire TVのデバイス仕様:概要を参照してください。Amazonデバイスの中には、一部の国で販売されていないものもあります。[配信地域・価格等] タブで公開先に指定した国で販売されていないFire TVやFireタブレットは、開発者コンソールでサポート対象外として表示されます。逆に、サポート対象のデバイスがいずれも利用できない国や地域は、[配信地域・価格等] タブで選択不可となる場合があります。 |
アプリタイトル |
開発者コンソールでのみ使用される、アプリのタイトルです。Amazonアプリストアおよびデバイスでユーザーに表示されるタイトルは、[アプリの説明] タブの [表示タイトル] フィールドで定義します。 |
アプリSKU |
アプリのSKU(Stock Keeping Unit)文字列です。SKUは、開発者が選択して定義するアプリ固有の文字列で(例: |
アプリ申請APIキー |
アプリを保存すると、アプリ申請APIキーが表示されます。これらのキーを使用して、アプリ申請APIを介してアプリの情報をプログラムで管理できます。 |
アプリのカテゴリー |
開発者がアプリに最適と判断したカテゴリーです。カテゴリーは、主としてAmazonアプリストアのブラウズツリーの設定や、ユーザーに提示する類似アプリ・関連アプリ・推奨アプリの分類に使用されます。最上位のカテゴリーはFireタブレット、Fire TV、およびAmazon以外のAndroidデバイスで共通ですが、一部のサブカテゴリーはFire TV対応アプリでは使用できない場合があります。アプリのカテゴリーがはっきりしない場合は、最も近いものを選択してください。 |
リリースノート | このフィールドは、既存のアプリを更新した場合にのみ表示されます。そのアップデートで行われた変更を入力してください。Amazonアプリストアのアプリ紹介ページでは、リリースノートは [最終更新日] セクションに表示されます。Fire TVデバイスの場合、(アプリをインストール済みの)ユーザーは [設定] の [通知] セクションでリリースノートを確認できます。Fireタブレットでは、上部にある通知のプルダウンメニューでアップデートを確認できます。 |
カスタマーサポート連絡先 |
選択した場合、[カスタマーサポート用Eメールアドレス]、[カスタマーサポート用電話番号]、[カスタマーサポート用ウェブサイト] フィールドにデフォルトのサポート情報が使用されます。デフォルトのサポート情報は、開発者コンソールの [設定] > [開発者情報] で確認できます。 |
カスタマーサポートEメールアドレス |
ユーザーからの問い合わせを受けるEメールアドレスです。 |
カスタマーサポート電話番号 |
ユーザーからの問い合わせを受ける電話番号です。 |
カスタマーサポートウェブサイト |
アプリのサポート用ウェブサイトのURLです。 |
次のステップ
次の 手順3: 配信地域・価格等を入力するに進みます。
Last updated: 2023年6月9日