Android向けモバイル広告のコンセプト


Android向けモバイル広告のコンセプト

広告のタイプ

Amazonモバイル広告ネットワークは、静的クリックスルーバナー、エクスパンド型リッチメディアバナー、モーダルインタースティシャル、およびモードレスインタースティシャル広告の4種類の広告をサポートしています。

静的バナー - 静的バナーとは、通常はアプリ内ブラウザ、ネイティブブラウザ、またはAndroidインテントを開くHTMLウェブビューです。

エクスパンド型リッチメディアバナー - エクスパンド型リッチメディアバナーとは、アプリ内でエクスパンドされる形式の、インタラクティブなリッチメディアコンテンツを含むHTMLウェブビューです。これらの広告内では、アプリ内ブラウザ、ネイティブブラウザ、またはAndroidインテントを開くアクションなどを呼び出すのが一般的です。

インタースティシャル広告 - インタースティシャル広告とは、通常はアプリ内で遷移(ゲームレベルの遷移など)が発生する際に表示される全画面の広告です。全画面の広告は、広告主がユーザーに向けて有意な働きかけを行う機会となるため、開発者にとっては優れた収益源になります。詳しくは、以下を参照してください。

  • インタースティシャル広告は、インタラクティブなアプリ内ユーザーエクスペリエンスをサポートします。
  • インタースティシャル広告は、表示される前にバックグラウンドに読み込まれます。したがって、広告を実際に表示するタイミングになるとすぐに、画面に表示されます。
  • インタースティシャル広告は、ユーザーに表示される際に、デバイスのサイズや向きに関係なく、画面の幅と高さに合わせて伸縮します。
  • 広告を閉じるにはユーザーアクションが必要です。広告を閉じるオプションが必ず提示されます。
  • 読み込まれた後、表示されないまま一定期間を経過したインタースティシャル広告は、最終的には有効期限切れになります。有効期限が切れた場合は、次に表示する新しいインタースティシャル広告を読み込む必要があります。

モードレスインタースティシャル - モードレスインタースティシャルは、全画面表示の広告ビューであり、広告コンテンツを表示するのに十分な大きさを持つ任意のコンテナビューの内側に埋め込むことができます。開発者は、モードレスインタースティシャルを使用することによって、アプリのコンテンツと同じサイズ、または開発者のコンテンツを使用して枠取りされたサイズの範囲内で、全画面または全画面に近いサイズで広告を表示できます。たとえば、一連の画像に広告を含むコンテンツを組み込むことによって、ユーザーは指の操作で、コンテンツと広告を移動できるようになります。別の例としてモーダルビューがあります。これは、アプリで定義された境界と閉じるボタンのあるビューであり、開発者のコンテンツの前面に表示されます。詳しくは、以下を参照してください。

  • インタースティシャル広告と同じく、モードレスインタースティシャル広告は、インタラクティブなアプリ内ユーザーエクスペリエンスをサポートします。
  • モードレスインタースティシャル広告は、表示される前にバックグラウンドに読み込まれます。したがって、広告を実際に表示するタイミングになるとすぐに、画面に表示されます。
  • インプレッションは、画面に表示されるモードレスインタースティシャル広告ごとに1つずつ増加します。アプリは、インタースティシャル広告が画面に表示されたり、画面から消去されたりするたびにSDKに通知する必要があります。
  • インタースティシャル広告とは異なり、モードレスインタースティシャルは、新しい広告を読み込むことなく、同じものを複数回表示できます。この場合、複数回表示しても、加算されるインプレッションは1つですが、多くの場合で望ましい動作となります。たとえば、画像ギャラリーで、ユーザーが広告を表示するためにスワイプバックした場合、これは、ユーザーがその広告に興味を示したことを表します。このシナリオで同じ広告が表示されると、クリックスルーレートが高くなり、コンバージョンと開発者への支払いが増えると考えられます。
  • 読み込まれたモードレスインタースティシャル広告は、最終的には有効期限切れになります。有効期限が切れた場合は、新しい広告を読み込むことが推奨されます。
  • アプリは、広告をホストするコンテナビューを作成することによって、広告をモードレスで表示します。このビューオブジェクトは、次のルールを満たす必要があります。
    • ビューは、ビューコントローラオブジェクトのビュー階層に含まれる。
    • ビューサイズは、画面サイズの75%以上である。
    • ビューの少なくとも1辺は、380 dip(デバイス非依存ピクセル)以上である。
    • ビューコントロールが表示方向の変更をサポートする場合、ビューのサイズは、新しい表示方向に一致するように変更される。
    • ビューは、サブビューをホストすることができる。
    • ビューは、モードレスインタースティシャル広告を表示しているときに、他のビューの表示によって隠されることはない。
    • ユーザーは、ビューを画面から消去することができる。たとえば、ユーザーは、ビューを画面外にスワイプするか、閉じるボタンをタップして、ビューを画面から消去することができる。
  • コンテナビューは、デバイス画面の最小縦横比を持つことが推奨されます。縦横比は、ビューの短辺の長さを長辺の長さで割ることによって求められます。

広告のサイズ

バナー広告の設定時に開発者は、広告のサイズを手動で選択するか、または適切なサイズを自動的に選択することができます。ある特定のサイズの広告がサーバーから返されると、その広告は、縦横比を維持したままコンテナーの大きさに合わせて伸縮します。

注: 広告サイズの設定方法の選択が必要になるのは、静的なバナー広告とリッチメディアバナー広告を使用する場合のみです。インタースティシャル広告は、現在のデバイスの画面サイズに応じて伸縮するため、サイズを事前定義する必要はありません。

広告の自動サイズ設定

Android向けAmazonモバイル広告APIでは、最適なサイズのバナー広告を自動的に選択し、その広告が自動的に伸縮して広告ビューに適合するように設定できます。サイズは、ビュー自体の寸法だけでなく、広告を読み込むデバイスの画面寸法とピクセル密度にも基づいて選択されます。広告の自動サイズ設定を有効にするには、AdLayoutをJavaまたはXMLのいずれかで定義するときにAdSizeパラメーターを省略します。以下の例は、AdLayoutをJavaコードで設定する方法を示しています。

this.adView = new AdLayout(this);

以下の例は、AdLayoutをXMLレイアウトファイルで設定する方法を示しています。

   <com.amazon.device.ads.AdLayout
    android:id="@+id/adview"
    android:layout_width="match_parent"
    android:layout_height="wrap_content"/>

AdLayoutの作成について詳しくは、クイックスタートガイドを参照してください。

広告の自動サイズ設定のガイドライン

  • 広告の自動サイズ設定は、バナー広告を画面の幅に合わせて表示するための機能です。AdLayoutの幅をMATCH_PARENTに設定し、そのAdLayoutを、画面と同じ幅を持つレイアウト内に配置することを推奨します。
  • AdLayoutの高さはWRAP_CONTENTに設定することを推奨します。これにより、広告がAdLayout全体を占めるように伸縮します。あるいは、広告の高さをデバイスに依存しないピクセル値に設定するか、代わりに拡大を無効にして、広告の高さを制限することもできます。広告の自動サイズ設定の拡大の無効化について詳しくは、次のセクションを参照してください。
  • タブレットサイズのデバイスでは、サイズ600x90、728x90、または1,024x50のバナー広告が選択されます。タブレットより小さいサイズのデバイス(ほとんどのスマートフォンが該当)では、サイズ320x50のバナー広告が選択されます。選択された広告がAdLayoutよりも小さい場合は、縦または横の寸法に合わせて広告が拡大されます。ただし、次のセクションで説明するように、拡大が無効になっている場合を除きます。
  • スマートフォンサイズのデバイスでは、AdLayoutは少なくとも幅320dp、高さ50dpでなければなりません。
  • タブレットサイズのデバイスでは、AdLayoutは少なくとも幅533dp、高さ79dpであるか、幅1,024dp、高さ50dpでなければなりません。
  • 広告の自動サイズ設定は、インタースティシャル広告には適用されません。

重要: AdLayoutが小さすぎる場合は、広告が返されず、広告の読み込みに失敗します。ほとんどのシナリオに対応する十分な大きさのAdLayoutにするには、幅をMATCH_PARENTに設定し、高さをWRAP_CONTENTに設定して画面の幅に合わせたAdLayoutを作成します。

広告の拡大なし自動サイズ設定

前述の推奨に従ってAdLayoutのレイアウトパラメーターをMATCH_PARENT x WRAP_CONTENTに設定すると、通常、返された広告が、AdLayoutの親の幅に合わせると同時に縦横比を維持するために必要なだけ拡大されます。親の幅は、画面の幅と同じであることが多いため、ときには(小型デバイスで広告を横向きに読み込む場合など)、画面の表示範囲が大きくなりすぎないように、返された広告を、デバイスに依存しない元のピクセルサイズで表示した方が効果的である場合があります。これを行うには、スケーリングの自動無効化サイズをAdLayoutの宣言時に選択します。前述の広告の自動サイズ設定のガイドラインは、このオプションの選択時にも適用されます。

これは、フローティング広告バナー作成時に推奨されるオプションです。幅MATCH_PARENTおよび高さWRAP_CONTENTで、AdLayoutを、可能な限り大きくする必要があります。返された広告は、実際の広告のサイズでのみ表示されます。標準的な広告の自動サイズ設定とは異なり、スケーリングの自動無効化は、AdLayoutの作成時に手動で設定する必要があります。これを行うには、プログラムでAdSize.SIZE_AUTO_NO_SCALEパラメーターをAdLayoutコンストラクターに含めるか、XMLでAmazon:adSizeフィールドに"AutoNoScale"を設定します。広告サイズを手動で設定する手順については、次のセクションを参照してください。

広告の手動サイズ設定

Androidアプリ用のAndroidバナー広告のサイズを開発者自身で設定する場合は、AdLayoutコンストラクターまたはXMLを使用してサイズを指定できます。広告の幅が画面の幅全体よりも小さい場合や、サイズ300x250の広告が必要な場合は、サイズを手動で設定することをお勧めします。Amazonモバイル広告ネットワークは、スマートフォン用として320x50および300x250を、タブレット用として600x90、728x90、1,024x50、および300x250の広告サイズをサポートしています。アプリはデバイスに応じて適切なサイズをリクエストする必要があり、サイズは広告ビューに合わせて伸縮されます。広告のサイズは、AdLayoutコンストラクターまたはXMLレイアウトファイルに指定されます。以下の例は、AdLayoutをJavaコードで設定する方法を示しています。

this.adView = new AdLayout(this, AdSize.SIZE_320x50);

上記の例のようにJavaコードを利用してサイズを設定する場合は、以下のいずれかのAdSizeクラスフィールドを持つAdLayoutコンストラクターを用意する必要があります。

  • AdSize.SIZE_320x50
  • AdSize.SIZE_300x250
  • AdSize.SIZE_600x90
  • AdSize.SIZE_728x90
  • AdSize.SIZE_1024x50

また、以下のように、XML AdLayoutを初期化するコード内にサイズを指定することもできます。

<com.amazon.device.ads.AdLayout
   android:id="@+id/adview"
   android:layout_width="320dp"
   android:layout_height="50dp"
   Amazon:adSize="320x50"/>

各デバイスの推奨サイズについては、以下の表を参照してください。

広告のサイズAndroidフォンAndroidタブレットFireタブレット
320x50ありなしなし
300x250ありありあり
600x90なしありあり
728x90なしありなし
1,024x50なしありあり

ファーストビュー

広告はすべてファーストビュー(スクロールせずに広告全体を見られる領域、Above the Foldとも呼ばれます)に配置する必要があります。広告が画面内のコンテンツに埋め込まれている場合は、広告がファーストビューから始まっている限り、コンテンツと一緒にスクロールされて画面から消えても問題はありません。

広告の再読み込みレート

Amazonモバイル広告ネットワークでは、画面のナビゲーション時や、デバイスの向きが変わって広告ビューのサイズが変化したときに、新しい広告を読み込むことを推奨しています。また、一定間隔ごとに広告を更新することもできます。その場合は、更新間隔を30~60秒に設定することを推奨します。それよりも短い間隔で広告を更新しようとすると、広告リクエストがブロックされることがあります。Amazonモバイル広告APIには広告の自動更新機能が組み込まれていないことに注意してください。