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Adobe AIRプロジェクトにプラグインを追加する方法

Adobe AIRプロジェクトにプラグインを追加する方法

Adobe AIR用アプリ内課金(IAP)v2.0プラグインを使用する場合は、Adobe AIRプロジェクトにIAP v2.0プラグインを追加する手順に従う必要があります。また、Androidにデプロイする場合は、IAP v2.0プラグインを使用するためにAdobe AIRアプリケーション記述子を更新する必要もあります。

Adobe AIR用モバイル広告プラグインを使用する場合は、Adobe AIRプロジェクトにモバイル広告プラグインを追加する手順に従う必要があります。また、Androidにデプロイする場合は、モバイル広告プラグインを使用するためにAdobe AIRアプリケーション記述子を更新する必要もあります。

プロジェクトへのIAP v2.0プラグインの追加

Abode AIRプロジェクトにIAP v2.0プラグインを追加するには、以下のようにAPIパッケージをインポートします。

import com.amazon.device.iap.cpt.*;

Adobe AIRアプリケーション記述子の更新

Adobe AIRアプリをAndroidにデプロイしてIAP v2.0プラグインを使用する場合は、コードをパッケージ化する前にAdobe AIRアプリケーション記述子を更新する必要があります。

  1. まず、アプリのアプリケーション記述子を変更して拡張機能を含めます。以下のコードを、アプリケーション記述子の<application>要素の子として追加してください。
        <extensions>
            <extensionID>com.amazon.device.iap.cpt.AmazonIapV2Extension</extensionID>
        </extensions>
    
  2. 次に、Androidにデプロイする場合は、AndroidのマニフェストでIAP Response Receiverを宣言する必要があります。以下のコードを、アプリケーション記述子の<application>要素の子として追加してください。
        <android>
          <manifestAdditions>
            <![CDATA[
              <manifest>
                <application>
                  <receiver android:name = "com.amazon.device.iap.ResponseReceiver"
                      android:permission = "com.amazon.inapp.purchasing.Permission.NOTIFY" >
                    <intent-filter>
                      <action android:name = "com.amazon.inapp.purchasing.NOTIFY" />
                    </intent-filter>
                  </receiver>
                </application>
              </manifest>
            ]]>
          </manifestAdditions>
        </android>
    

Adobe AIRアプリのビルド(すべてのプラグイン向け)

Adobe AIRなどの開発ツールは、Amazonではなくサードパーティから提供されています。このようなツールのリンクをクリックすると、サードパーティのサイトに移動してダウンロードとインストールを行うことができます。

Amazon IAPプラグインを使用したAdobe AIRアプリをビルドするには、Adobe AIRとFlex SDKに付属するツールが必要です。これらのツールはhttp://flex.apache.org/installer.htmlから入手できます。詳細については、Adobe AIRのドキュメント(Adobe AIR用ネイティブ拡張の使用ADTによるパッケージ化)も参照してください。

必要なツールを入手したら、以下の手順に従ってアプリをビルドしてください。

  1. アプリをSWFファイルにコンパイルします。以下のamxmlcコマンドを使用すると、アプリをSWFファイルにコンパイルできます。

    amxmlc <アプリのソースファイルのパス> -compiler.include-libraries=<ANEファイルのパス> -swf-version=13 -output <出力先SWFファイルのパス>
    
  2. アプリの署名に使用する証明書を作成または取得します。iOSの場合は、Apple Developerアカウントを使用してAppleから証明書を取得する必要があります。Androidの場合は、以下のadtコマンドを使用して証明書を作成できます。

    adt -certificate -validityPeriod 25 -cn SelfSigned 1024-RSA certificate.pfx "password"
    
  3. アプリをパッケージ化します。

    • Android用のAPKとしてアプリをパッケージ化する場合

      adtを使用してAPKファイルを作成します。次に例を示します。

      adt -package -target apk-captive-runtime -storetype pkcs12 -keystore certificate.pfx -storepass password output.apk <アプリケーション記述子ファイルのパス> <SWFファイルのパス> -extdir <ANEファイルを格納しているディレクトリのパス>
      
    • iOS用のIPAとしてアプリをパッケージ化する場合

      証明書とプロビジョニングプロファイルのファイル、および必須のアイコンが必要です。

      adtを使用してIPAファイルを作成します。次に例を示します。

      adt -package -target ipa-debug -keystore ios-developer-certificate.p12 -storepass password -storetype pkcs12 -provisioning-profile ios.mobileprovision output.ipa <アプリケーション記述子ファイルのパス> <SWFファイルのパス> <アイコンを格納しているディレクトリ> <デフォルトのスプラッシュ画面の画像のパス> -extdir <ANEファイルを格納しているディレクトリのパス>