Fire HDタブレットシリーズに Fire HD 8、Fire HD 8 Plus、Fire HD 8キッズモデル、Fire HD 8キッズプロが新たに加わりました。Fire OSの最新バージョンであるFire OS 8で動作するこれらのタブレットには、アプリやゲームで引き込まれるような体験を実現する新しい動的なスクリーン機能が採用されています。また、アクセシビリティが向上し、世界中のより多くのユーザーとつながることができます。
ヘビーユースでも高いパフォーマンスを発揮
新しいデバイスは前世代機より処理速度が30%速く、アプリの起動を高速化する2GBまたは3GBのRAMが搭載されています。動画や音楽の視聴、読書、ウェブブラウジングを最大13時間連続で楽しめ、2画面表示や拡大可能なピクチャーインピクチャーでの再生も一段とシームレスです。スクリーンミラーリングを利用すれば、8インチのHDディスプレイだけでなく、対応する大画面デバイスに動画、ブラウザアプリ、写真などを映し出せます。
💡 ヒント - ユーザーが2画面表示を有効にすると、ウィンドウサイズに応じてアプリのUIも変わるようにしてください。Jetpack Composeのmaterial3-window-size-class(英語のみ)ライブラリを使用すると、簡単に最新のウィンドウサイズを見つけて、アプリのレイアウトを変更できます。
setContent {
val windowWidthSize = calculateWindowSizeClass(activity = this).widthSizeClass
when (windowWidthSize) {
WindowWidthSizeClass.Compact -> {
// Not a lot of width size you could display a bottom navigation UI
}
WindowWidthSizeClass.Medium -> {
// Reasonable space to change from bottom navigation to a left drawer
}
WindowWidthSizeClass.Expanded -> {
// Your app using all the width
}
}
}
💡 ヒント - ピクチャーインピクチャーモードでは、アプリのUIが非常に小さく表示される可能性があります。ユーザーが操作しやすいように、ビジュアル要素を調整してください(ビデオプレーヤーの停止/再生ボタンの表示/非表示など)。
override fun onPictureInPictureModeChanged(isInPiP: Boolean,
newConfig: Configuration) {
if (isInPiP) {
// Hide the Video Player control buttons while in picture-in-picture mode.
} else {
// Restore the Video Player control UI
}
}
アクセシビリティ機能により、ユーザーへのリーチを拡大
Fire HD 8タブレットは、スイッチアクセス、読み上げ(英語のみ)、VoiceViewスクリーンリーダー、ディスプレイサイズ、拡大鏡(英語のみ)に対応しているので、アプリを最適化してユーザーへのリーチを最大化できます。このほかに、ダークテーマとプライバシーおよびセキュリティに関する動作の変更が今年前半にFire OS 8で導入されています。
アプリの更新
Fire OS 8で動作するアプリは、targetSdkVersionを30に設定する必要があります。これにより、ユーザーのプライバシーやアプリのパフォーマンスに関する追加機能が有効になります。以前のバージョンのFire OSで動作するアプリはFire HD 8タブレットにダウンロードできますが、アプリを最新バージョンに更新することで、Android 11で導入されたプライバシーとセキュリティのメリットをユーザーに提供できるようになります。
なお、Fire OS 7で動作するアプリのAmazonアプリストアにおける最低対象APIレベルは、28となっています。デバイスフィルタリングと互換性のガイドラインを参照し、デバイス間の互換性を最大限に確保するようにしてください。
その他の情報は、 以下のリソースをご参照ください。