重要: Windows 11向けAmazonアプリストアは、2025年3月5日をもってサービスを終了します。詳しくは、ブログをご参照ください。
Amazonアプリストアの既存のアプリは、Android™️用Windowsサブシステム(WSA)を介してWindows 11で実行できるようになりました。つまり、Windows 11を利用する膨大な数のWindows PCユーザーが、ネイティブWindowsアプリの場合と同様に、Microsoft StoreでAndroidアプリを検索してインストールできます。
このチュートリアルでは、既存のベストプラクティスガイドに基づいて、次のような一般的な開発環境(IDE)を使用して、Android用Windowsサブシステム上でAndroidモバイルアプリをデバッグする方法を説明します。 Visual Studio、Android Studio、Unity Editorを利用できます。
注: WSAをダウンロードし、アプリを正しくテストするには、Windows 11の最小デバイス要件を満たしている必要があります。
最初に、Windows 11デバイスで、[スタート] メニューをクリックし、[Microsoft Store] と入力してMicrosoft Storeを開きます。Windows 11デバイスでこの記事を読んでいる場合は、次のショートカットをクリックしてください。ms-windows-store://home
Microsoft Storeで、Amazonアプリストアを検索してインストールします。それにより、WSAとAmazonアプリストアの両方を同時にインストールできます。Amazonアプリストアを開き、既存のAmazon開発者アカウントの認証情報を使用してログインします。アカウントがない場合は、無料でアカウントを登録できます。
WSAとAmazonアプリストアをインストールすると、Androidアプリをデバッグできます。手順は以下のとおりです。
WSAおよびAndroidデバッグ用の開発者モードのセットアップ
1. Android SDK Platform-Toolsをダウンロードしてインストールします。展開したPlatform-ToolsのフルパスをWindows 11の環境変数設定のPATH変数に追加します。 [スタート] > [設定] > [システム] > [バージョン情報] > [システムの詳細設定] > [環境変数]
2. WSA設定アプリを開きます。 [スタート] > [すべてのアプリ] > [AndroidTM用Windowsサブシステム]
3. Redth(Microsoft、.NET MAUIエンジニアリングリーダー)が作成した、Visual Studio拡張機能「Windows Subsystem for Android Barista」をインストールすることで、残りの3つの手順を自動的に完了できます。
4. WSAの設定で、[詳細設定] > [開発者モード] オプションをクリックして、開発者モードをオンにしますその他の開発者オプションは、[開発者向け設定の管理] にありますが、このセットアップの手順では使用しません。
5. WSAの設定で [システム] > [ファイル] をクリックし、次に表示されるメニューからバックグラウンドでWSAエミュレーターを起動して、Android Debug Bridge(adb)経由で接続します。
6. エミュレーターへの接続を確立するには、Windows用のターミナルを開きます。 [スタート] > [すべてのアプリ] > [ターミナル] をクリックし、「adb connect localhost:58526」と入力します。WSAを初めてセットアップする場合は、Windowsのセキュリティダイアログで [Allow access] をクリックして [Always Allow from this computer] をクリックした後、次のダイアログでadbデバッグの [Allow] をクリックします。
アプリをAmazonアプリストアで公開する前に、申請前チェックリストを確認し、メモリリーク、パフォーマンスのボトルネック、アプリの強制終了の可能性を評価しておくことが重要です。この記事で紹介している各IDEには、メモリの問題のトラブルシューティングや解決に必要なすべてのアプリの指標を提供する、一連のパフォーマンス分析ツールが用意されています。
ここでは、前述の各IDEのモニタリングおよびプロファイリングツールを紹介します。
Visual Studioでは、幅広いモニタリングツールがIDEに組み込まれています。CPU使用率やメモリ使用量などのツールは、IDEの診断ツールウィンドウで利用できます。詳細については、Visual Studioのプロファイリングツールに関するドキュメントを参照してください。
Visual Studio EnterpriseエディションではXamarin Profilerにアクセスでき、Xamarinフレームワークを使用して開発されたモバイルアプリのプロファイリングに使用できます。詳細については、こちらのドキュメントを参照してください。
Android Studioを使用して開発されたモバイルアプリでは、組み込みのプロファイリングツールを使用して、CPU、メモリ、消費電力、GPU、フレームレートをモニタリングできます。これらのプロファイラーツールの使用方法については、Androidのドキュメントに従ってください。
Unity Editorで作成されたアプリでは、Unity Profilerを使用して、標準的なCPU、メモリ、ネットワークの診断に加えて、ゲーミングアセットも分析できます。さらに、Unity Profilerには、GPU使用率、フレームレートのモニタリングやシーン管理の機能も用意されています。詳細については、Unity Profilerに関するドキュメントを参照してください。
ここで説明した手順とベストプラクティスに関するドキュメントを参照することにより、AndroidからWindows 11への開発プロセスを効率化し、問題をすばやく特定、解決して、AmazonアプリストアとWSAのスムーズな公開プロセスを実現できます。