Works with Alexaローカル接続の要件


Works with Alexaローカル接続の要件

デバイスがサードパーティのハブ、ブリッジ、ゲートウェイ、またはAmazon Echoデバイスに組み込まれたハブを介してAlexaに接続する場合、Works with Alexa(WWA)認定を受けるにはローカル接続の要件を満たす必要があります。これらの要件は、ローカルコントロールでEchoデバイスに接続するデバイスと、ローカル接続プロトコルもサポートするスキル対応デバイスおよびAlexa Connect Kit(ACK)デバイスに適用されます。

Bluetooth Meshの要件

製品がBluetooth Low-Energy(BLE)Meshプロトコルを使ってAlexaに接続する場合、製品のWWA認定を申請する前に、製品が以下の要件を満たしていることを確認してください。BLE Meshプロトコルの詳細については、Bluetoothの仕様書・テスト資料一覧を参照してください。

  • 製品がBLE Mesh v1.1と以下の仕様をサポートすること。
    • Meshプロファイル1.0.1
    • Meshモデル1.0.1
    • Meshデバイスプロパティ1.1
    • Meshコンフィギュレーションデータベース1.0
  • 製品がデバイスをMeshに追加する静的帯域外(OOB)データプロビジョニングをサポートすること。
    静的OOB認証の詳細については、Meshプロファイル1.0.1仕様のセクション5.4.2、図5.12、オプション3cを参照してください。
  • 製品がBluetooth認証プロセスを完了していること。
  • 製品の会社識別子がBluetooth SIGメンバーCompany Identifier一覧にあり、製品が社内の製品を一意に識別する16ビットの16進数で表される製品番号を取得していること。
    ユーザーがAmazon Echoを使用してデバイスをプロビジョニングすると、デバイスとEcho間で交換されるメッセージにこれらの識別子が含まれます。
  • Amazonに製品情報を提供すること。
  • Echoデバイスとの間でBLE Mesh統合をテストすること。

Amazonへの製品情報の提供

Alexaアプリに製品が正しく表示されるためには、Alexa開発者向け問い合わせ窓口ページからAmazonに以下の製品情報を提供する必要があります。

  1. Bluetooth SIGメンバーCompany Identifierの会社識別子
    表内のDecimal列の値を提供してください。
  2. 製品ID
    自社内のBLE Meshデバイスを一意に識別する16ビットの16進数番号を提供してください。
  3. Alexaアプリに表示するメーカー名
  4. Alexaアプリに表示するデバイスのモデル名
  5. Alexaアプリに表示する製品説明
  6. Alexaアプリで使用する表示カテゴリー

Matterの要件

製品がMatterを使ってAlexaに接続する場合、WWA認定を申請する前に、その製品が以下の要件を満たしていることを確認してください。Matterの詳細については、スマートホームのMatterサポートとはを参照してください。これらの要件は、Matterファブリックに直接接続するネイティブのMatterデバイスと、Matter Bridgeを介してブリッジデバイスとして機能する非Matterデバイスに適用されます。

  • 製品がMatter 1.3の仕様(またはこれ以下の仕様)をサポートしていること。この仕様はConnectivity Standards Alliance(CSA)によって定義されたものです。
  • Alexaでサポートされているデバイスカテゴリーのうち、いずれかのカテゴリーに製品が属していること。これらのカテゴリーに属するデバイスの詳細については、Matter 1.3 Device Library Specificationを参照してください。
  • 該当するデバイスカテゴリーのMatterクラスターを実装していること。WWA認定に登録する際は、これらのクラスターに対応するAlexa機能インターフェースをサポート対象機能として選択します。また、製品がオプション機能のいずれかをサポートしていて、関連するMatterクラスターを実装している場合は、製品の登録時に、対応するAlexa機能インターフェースも指定します。Matterクラスターと対応するAlexa機能インターフェースの詳細については、サポートされているデバイスカテゴリーとクラスターを参照してください。
  • 製品に有効なMatter ProductIDとMatter VendorIDが割り当てられており、CSAによる認定を取得していること。また、Distributed Compliance Ledger(DCL)でProductIDVendorIDを登録する必要があります。詳細については、CSA認定の説明ページ(英語)を参照してください。
  • WWA認定に登録する際、サンプルデバイス用として、11桁または21桁の数字コード、あるいはQR設定コードを提示すること。
  • スキルがMatter対応デバイスをAlexaに接続する場合、ネイティブのMatterデバイスか、Matter Bridge経由で機能する非Matterデバイスかにかかわらず、スキルから受け取るMatter属性をレポートすること。詳細については、Matter対応製品のスキルの要件を参照してください。
  • Alexa搭載デバイスによるDNSデバイスの検出を有効にするため、製品のデバイスファームウェアに拡張検出を実装すること。これによりAlexaは、DNSベースのサービス検出を使用してデバイスを検出できるようになります。Matter SDKで拡張検出を構成するには、src/include/platform/CHIPDeviceConfig.hに以下の定義を追加します。
    #define CHIP_DEVICE_CONFIG_ENABLE_EXTENDED_DISCOVERY 1
    #define CHIP_DEVICE_CONFIG_ENABLE_COMMISSIONABLE_DEVICE_TYPE 1
    #define CHIP_DEVICE_CONFIG_EXTENDED_DISCOVERY_TIMEOUT_SECS (24 * 60 * 60)
    
  • デバイスのMatterベーシッククラスターのUniqueID属性に一意のランダム値が設定されており、NodeLabel属性に空白のデフォルト値が設定されていること。次のコマンドを使用してCHIPツールを実行し、WWA認定の登録時に実行ログを提供します。
    $ ./out/host/chip-tool basic read unique-id [nodeid] 0
    
    $ ./out/host/chip-tool basic read node-label [nodeid] 0
    
  • 製品がフラストレーションフリーセットアップ(FFS)をサポートしている場合、その製品に有効なFFSプロジェクトIDが割り当てられていること。
  • Matter対応Amazon Echoデバイスでテストを完了していること。
  • AlexaがローカルWi-FiまたはThreadネットワーク経由でデバイスを検出し、制御できること。

Zigbeeの要件

製品がZigbeeプロトコルを使ってAlexaに接続する場合、製品のWWA認定を申請する前に、製品が以下の要件を満たしていることを確認してください。Zigbeeプロトコルの詳細については、Zigbee Allianceの開発者向けリソース(英語)を参照してください。


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最終更新日: 2024 年 12 月 16 日