スマートホームのZigbeeサポートとは


スマートホームのZigbeeサポートとは

Zigbee無線通信技術を使用して、スマートホーム機器をAlexaに接続できます。Zigbeeでは、スマートホームスキルを構築したり、別のハブを接続したりする必要はありません。

Zigbeeは、コネクテッドデバイスを制御、監視できるように設計された無線通信の国際規格です。消費電力の少ない近距離向けのソリューションで、ホームオートメーションに適しています。詳細についてはZigbee Alliance(英語)を参照してください。

Amazon Echoデバイスとeeroデバイスにはビルトインスマートホームハブが搭載されており、電球やドアロック、プラグなどのZigbeeスマートデバイスとシームレスに接続し、制御することができます。Zigbee対応のEchoをセットアップすれば、「アレクサ、デバイスを探して」と言うだけでデバイスを接続できます。 Echoはデバイスを検出してセットアップし、Alexaアプリで利用できるようにします。ZigbeeをサポートするEchoデバイスの一覧は、Alexa搭載デバイスのZigbeeサポートを参照してください。

Zigbeeの仕様

Echoは、Zigbee Allianceによって定義されたZigbeeバージョン1.2と3.0をサポートしています。

Zigbeeの技術仕様には、以下の無線ネットワーク通信の定義が含まれます。

  • 周波数: 2.4GHz
  • 通信範囲: 50~100フィート(約15~30m)

Zigbeeプロトコルの詳細については、Zigbeeの技術使用(英語)と開発者向けリソース(英語)を参照してください。

Alexa搭載デバイスのサポート

以下のAmazon Echoデバイスおよびeeroデバイスには、Zigbeeスマートデバイスをシームレスに接続して制御するビルトインスマートホームハブが搭載されています。

  • Echo(第4世代)
  • Echo Plus
  • Echo Show 10(第1世代を除くすべてのモデル)
  • Echo Studio
  • eero 6およびeero 6+
  • eero PoE 6
  • eero PoEゲートウェイ
  • eero Pro 6Eおよびeero Pro 6
  • eero Max 7

これらのデバイスは、次のようなデバイスタイプでZigbee 1.2および3.0をサポートしています。

  • 壁面スイッチ
  • プラグとコンセント
  • 照明
  • ドアのロック

製品にZigbeeを追加する

自分でZigbeeプロトコルをスマートホームデバイスに実装することも、デバイスに追加するコンポーネントを購入することもできます。

  • Zigbeeの実装を開始するには、Zigbee Allianceのウェブサイトで開発者向けリソース(英語)を参照してください。
  • 購入できるZigbeeコンポーネントは、Zigbee AllianceウェブサイトのZigbee認証製品(英語)ページで確認できます。

製品にWorks with All Hubsを追加する

Works with All Hubs(WWAHu)は、ベストプラクティスを標準化してZigBeeデバイスのセキュリティ、信頼性、相互運用性を向上させるカスタムZigBeeクラスターです。詳細については、All Hubsの取り組み(英語)を参照してください。

自分でWWAHuクラスターを実装することも、製品が使用するZigbeeスタックのベンダーに実装を依頼することもできます。Silicon Labs、NXP、UbisysをはじめとするZigbeeスタックベンダーの多くは、WWAHuクラスター実装の実績があります。Zigbee 3.0製品へのWWAHuクラスターの実装と組み込みを依頼できます。

Works with Alexa認定バッジを取得する

Works with Alexa(WWA)認定は、製品にAlexaとの互換性があることを認定するプログラムです。この認定を受けることで、使いやすいスマートホームエクスペリエンスを確実にユーザーに提供できるようになります。WWA認定プログラムの詳細については、Works with Alexa認定の概要を参照してください。

ZigbeeデバイスのWWA認定を申請する前に、製品がZigbeeデバイス向けのWorks with Alexa認定スキル要件を満たしていることを確認してください。

Zigbee対応のEchoで十分にテストしたら、WWAの認定にデバイスを提出できます。詳細については、Works with Alexa認定の申請を参照してください。

Zigbee統合をテストする

スマートホームデバイスにZigbeeプロトコルを実装したら、Echoデバイスを使ってプロトコルを十分にテストします。

Alexaがデバイスを検出できること、デバイスタイプに応じた標準的な発話を使ってデバイスを操作できることを確認してください。サンプル発話については、Amazonユーザー向けガイド(英語)とデバイスが実装する各インターフェースのドキュメントを参照してください。

利用可能なすべてのWWAテストケースの一覧については、Alexa認定コンソールで確認できます。Zigbeeとデバイスがサポートするスマートホーム機能(PowerController、BrightnessController、ColorControllerなど)のテスト計画を完了していることを確認してください。

以下の表は、サンプル発話の例です。

デバイスタイプ ユーザー発話のサンプル
壁面スイッチ 「アレクサ、[デバイス名]をオンにして」
「アレクサ、[デバイス名]をオフにして」
プラグとコンセント 「アレクサ、[デバイス名]をオンにして」
「アレクサ、[デバイス名]をオフにして」
照明 「アレクサ、[デバイス名]をオンにして」
「アレクサ、[デバイス名]を暗くして」
ドアのロック 「アレクサ、[デバイス名]をロックして」
「アレクサ、[デバイス名]はロックされてる?」

Works with All Hubsクラスターをテストする

製品に対してWWAHuテストケースを実行できるテストツールをダウンロードできます。ツールを使うとデバイスを事前にテストできますが、ツールのテストケースに合格してもデバイスが認定に合格することが保証されるわけではありません。テストケースは変わる可能性があり、環境的な条件がテスト結果に影響を及ぼす可能性もあります。

テストハーネスを使用するには、以下が必要です。

  • バイナリーと手順を含むテストハーネスツールソフトウェア。テストハーネスツールはAlexa認定コンソールからダウンロードします。

  • Silabsワイヤレススターターキット(SLWSTK6000B)。ワイヤレススターターキットが既にある場合は無線基板(SLWRB4161A)が必要です。

実際のデバイスを使う前に、テストとしてデバイスをシミュレートするには、以下のものが必要です。

テストツールを実行する

  1. テストハーネスデバイスをフラッシュします。

    1. チップを消去します。
    2. ブートローダーをプログラムします。
    3. アプリケーションイメージをプログラムします。
  2. テストケースごとにテストハーネスを実行します。たとえば、テストケース1を実行するには以下のコードを使用します。

    python3 -m pytest test_01.py
    


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最終更新日: 2024 年 12 月 17 日