Works with Alexa認定スキルの要件
Works with Alexa(WWA)認定の対象となる製品は、厳格な要件を満たす必要があります。製品の認定を申請する前に、以下の要件を確認してください。
Works with Alexa認定プログラムの一般的なガイドラインや、テストのためにデバイスを提出する方法については、Works with Alexa認定の概要を参照してください。
モバイルアプリの要件
デバイスにセットアップおよびアカウントリンク用のモバイルアプリがある場合、アプリはiOSとAndroidの両方をサポートする必要があります。
デバイスの要件
デバイスは、製品がサポートする機能を実行するため、機能インターフェースを実装する必要があります。認定資格を満たすには、デバイスで指定された必須のインターフェースをサポートする必要があります。デバイスの種類によっては、必須の機能インターフェースがない場合もあります。すべてのデバイスがデバイスの検出と状態レポートをサポートしている必要があります。詳細については、Alexa.Discoveryおよび状態レポートを理解するを参照してください。
サーモスタット
以下の表は、サーモスタットカテゴリーのデバイスに必須の機能インターフェースの一覧です。
デバイスの例 | 必須の機能 | 必須のAlexa機能インターフェース |
---|---|---|
エアコン | 温度の設定、現在の温度の照会 | ThermostatController |
エアフィルター | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
空気清浄機 | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
扇風機 | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
空調ユニット | 温度の設定、現在の温度の照会 | ThermostatController |
サーモスタット | 温度の設定、現在の温度の照会 | ThermostatController |
製品が以下のサーモスタット機能のいずれかを任意でサポートする場合は、製品登録時にその機能を指定します。
エンターテイメント
以下の表は、エンターテイメントカテゴリーのデバイスに必須の機能インターフェースの一覧です。
デバイスの例 | 必須の機能 | 必須のAlexa機能インターフェース |
---|---|---|
アンプ | 音量の設定と調整、ミュート、ミュート解除、入力の選択 | Speaker、InputController |
プロジェクター | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
受信器 | 音量の設定と調整、ミュート、ミュート解除、入力の選択 | Speaker、InputController |
リモコン | チャンネルの設定、音量の設定と調整、ミュート、ミュート解除、電源のオン、電源のオフ | ChannelController、InputController、PowerController |
サウンドバー | デバイスの再生、デバイスの停止、デバイスの一時停止、音量の設定と調整、ミュート、ミュート解除 | PlaybackController、Speaker |
スピーカー | デバイスの再生、デバイスの停止、デバイスの一時停止、音量の設定と調整、ミュート、ミュート解除 | PlaybackController、Speaker |
サブウーファー | イコライザーバンドの設定、サウンドモードの設定 | EqualizerController |
テレビ | チャンネルの設定、音量の設定と調整、ミュート、ミュート解除、電源のオン、電源のオフ | ChannelController、InputController、PowerController |
製品が以下のエンターテイメント機能のいずれかを任意でサポートする場合は、製品登録時にその機能を指定します。
ホームオフィス
以下の表は、ホームオフィスカテゴリーのデバイスに必須の機能インターフェースの一覧です。
デバイスの例 | 必須の機能 | 必須のAlexa機能インターフェース |
---|---|---|
ルーター | ネットワークアクセスの有効化、ネットワークアクセスの無効化 | NetworkAccessController |
製品が以下のホームオフィス機能のいずれかを任意でサポートする場合は、製品登録時にその機能を指定します。
ホームセキュリティ
以下の表は、ホームセキュリティカテゴリーのデバイスに必須の機能インターフェースの一覧です。
デバイスの例 | 必須の機能 | 必須のAlexa機能インターフェース |
---|---|---|
カメラ | カメラストリームの取得 | CameraStreamController |
インターホン | ドアベルのイベントの捕捉 | DoorbellEventSource |
ドアロック | ロックの設定、ロック解除 | LockController |
ガレージドアオープナー | ガレージドアを開く、ガレージドアを閉める | セマンティクスを使ったModeController |
セキュリティパネル | セキュリティシステムの有効化、セキュリティシステムの無効化 | SecurityPanelController |
製品が以下のセキュリティ機能のいずれかを任意でサポートする場合は、製品登録時にその機能を指定します。
家庭用品、パーソナルケア製品
以下の表は、家庭用品・パーソナルケア製品カテゴリーのデバイスに必須の機能インターフェースの一覧です。
デバイスの例 | 必須の機能 | 必須のAlexa機能インターフェース |
---|---|---|
アロマディフューザー | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
掃除機 | 電源のオン、電源のオフ、充電ベースに戻る |
PowerController 充電ベースに戻るアクションはPowerControllerのTurnOffディレクティブまたはModeControllerのセマンティクスを使用して実装してください。 |
キッチンと調理器具
以下の表は、キッチンおよび調理器具カテゴリーのデバイスに必須の機能インターフェースの一覧です。
デバイスの例 | 必須の機能 | 必須のAlexa機能インターフェース |
---|---|---|
電子レンジ | 調理を開始および停止、調理モードの変更、時間による調理、調理の一時停止、調理の再開 | Cooking.TimeController、TimeHoldController |
照明と電源
以下の表は、照明と電源カテゴリーのデバイスに必須の機能インターフェースの一覧です。
デバイスの例 | 必須の機能 | 必須のAlexa機能インターフェース |
---|---|---|
ディマー | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
ランプ | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
電球 | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
蛍光灯 | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
電源タップ | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
プラグ | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
スイッチ | 電源のオン、電源のオフ | PowerController |
製品が以下の機能のいずれかを任意でサポートする場合は、製品登録時にその機能を指定します。
センサー
以下の表は、センサーカテゴリーのデバイスに必須の機能インターフェースの一覧です。
デバイスの例 | 必須の機能 | 必須のAlexa機能インターフェース |
---|---|---|
接触センサー | 接触を検出してレポートします。 | ContactSensor |
モーションセンサー | 動きを検出してレポートします。 | MotionSensor |
Alexaスキルの要件
製品がスキルを使ってAlexaに接続する場合、製品のWWA認定を申請する前に、スキルが以下の要件を満たしていることを確認してください。
- Alexaと製品の間で通信を行う場合、スマートホームモデルを使い、Lambda関数にコードを追加すること。詳細については、スマートホームスキルAPIについて、スマートホームスキルの作成手順を参照してください。
- スマートホームAPIがバージョン3であること。デバイスの検出でpayloadversionを3とし、各機能でversionを3に指定すること。詳細についてはAlexa.Discoveryを参照してください。
- 必須の機能インターフェースを実装していること。
- 状態レポートの要件に従っていること。
- EndpointHealthを実装していること。
- アカウントリンクをサポートしていること。詳細については、アカウントリンクとはを参照してください。
- プロアクティブ管理をサポートしていること。詳細については、プロアクティブにエンドポイントを管理するにはを参照してください。
- スキル認定を受け、Alexaスキルストアに公開されていること。詳細については、スマートホームスキル公開のガイドを参照してください。
必須の機能インターフェース
スキルは、製品がサポートする機能を実行するため、機能インターフェースを実装する必要があります。認定資格を満たすには、デバイスで指定された必須のインターフェースを、スキルが使用する必要があります。デバイスの種類によっては、必須の機能インターフェースがない場合もあります。検出応答でサポートされているすべての機能を返すようにしてください。必須の機能の詳細については、デバイスの要件を参照してください。
状態レポートの要件
状態レポートを使用すると、スマートホームデバイスの状態をAlexaアプリに正確に反映できるようになります。状態レポートに関する一般的な情報は、状態および変更レポートについておよびイベントゲートウェイにイベントを送信するを参照してください。
スキルには、次のように状態レポートを実装してください。
- 検出の応答で、すべての機能プロパティを
retrievable
およびproactivelyReported
に設定します。詳細についてはAlexa.Discoveryを参照してください。 - 制御ディレクティブに応答する際、
Alexa.Response
イベントのコンテキストで、すべての機能プロパティ(EndpointHealth
によって定義されたプロパティを含む)の状態を常にレポートします。詳細については、Alexa.Responseで状態をレポートするを参照してください。 ReportState
ディレクティブにStateReport
イベントで応答します。詳細については、StateReportで状態をレポートするを参照してください。- デバイスの状態が変更された場合、その理由にかかわらず、
ChangeReport
イベントを送信します。詳細については、ChangeReportで状態をレポートするを参照してください。 - レポートされたプロパティの状態が変更された場合、変更から3秒以内に新しいプロパティ値を含む
ChangeReport
を送信します。ChangeReport
には、Alexa.EndpointHealthインターフェースで定義されるconnectivity
プロパティの現在値も含めます。 - デバイスの
connectivity
がOK
に変更された場合、3秒以内にレポートを送信します。 ChangeReport
イベントが503、429、401のHTTPエラー、メッセージタイムアウトのいずれかで失敗した場合、ChangeReport
の再送信を試行します。再送信の際、15秒以内の間隔を空けて2回以上試行してください。詳細については、イベントゲートウェイにイベントを送信するのエラーセクションを参照してください。
状態レポートをテストする
開発者ポータルでテスト対象のスキルを有効にし、Alexa搭載デバイスまたはアプリを使用して、デバイスでスキルをテストします。WWA認定プロセスに合格するには、スキルが速やかに応答し、エラーが適切に処理される必要があります。詳細については、スマートホームスキルのデバッグを参照してください。
バッジの要件
WWAバッジは、Amazonで販売することを目的とした製品のためにあります。WWA認定バッジをリクエストする前に、製品のWWA認定プロセス中に発生した更新や修正プログラムを適用してください。
WWAバッジを受け取るには、製品が以下の要件を満たしている必要があります。
- 製品にASINがあること。
- リクエストした国のAmazonでASINが入手でき、入手不可、無効、制限中でないこと。
- ASINのモデル番号がASINの詳細ページに記載された製品のモデル番号と一致すること。
- ハブを使って製品をAlexaに接続する場合、ハブのASINがWWA認定中にテストしたハブと同じであること。
- 製品がAlexaスキルを使用する場合、スキルがリクエストした国のAmazonで入手でき、入手不可、無効、制限中でないこと。
製品がこれらの要件を満たしていない場合、Amazonはバッジのリクエストを却下します。問題を修正し、認定を受けるために製品を再申請する必要があります。申請の手順については、製品の認定申請を参照してください。