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ユーザーの年齢確認

ユーザーの年齢確認

テキサス州、ユタ州、ルイジアナ州など米国の一部の州では、ユーザーの年齢を確認して、18歳未満のユーザーについては保護者に同意を求め、ユーザーの年齢情報を開発者と共有することをアプリストアに義務付ける法律が可決されました。この法律では、開発者の皆さまが、これらの州のAmazonアプリストアを通じてアプリを配布する義務を遵守する必要があることも定められています。Amazonアプリストアでは、これらの法律の遵守に役立つAPIを提供しています。

このページでは、次の方法について説明します。

  • AmazonのGetUserAgeData API(以下「API」)を使用して、ユーザーの年齢に関するシグナルを取得する。
  • アプリに重要な変更があるため、改めて保護者の同意を得る必要があることをAmazonアプリストアに通知する。
  • アプリへの同意を保護者が取り消した場合に、その通知を受け取る。

GetUserAgeData APIを使用するには、Appstore Developer Services Agreement(英語のみ)への同意が条件となります。開発者の皆さまの責任において、関連するすべての規制およびAmazonアプリストアのコンテンツポリシーにアプリが準拠していることを確認する必要があります。

GetUserAgeData API

アプリで、AmazonのGetUserAgeData APIにクエリを実行することで、ユーザーの確認ステータスと年齢シグナルを取得できます。このAPI は、該当する管轄区域のユーザーについて以下の情報を提供します。

  • 以下のいずれかの年齢層に基づく年齢シグナル:
    • 0~12歳
    • 13~15歳
    • 16~17歳
    • 18歳以上
  • 18歳未満のユーザーの場合、アプリの現在のバージョンに対する保護者の同意ステータス。

開発者の皆さまには、これらのシグナルに基づいて、年齢に応じた体験をアプリ内で提供する責任があります。

使用方法

AmazonのGetUserAgeData APIにアクセスするには、AndroidのContentProvider APIを使用します。このAPIにクエリを実行するための基本的な方法は以下のとおりです。

クリップボードにコピーしました。

Cursor cursor = getContentResolver().query(
    Uri.parse("content://amzn_appstore/getUserAgeData"),
    null, null, null, null, null);

さらに詳しい例は、GetUserAgeData APIの統合とテストを参照してください。

レスポンスの構成

GetUserAgeData APIは、以下の例に示すように、JSON形式でレスポンスを提供します。各フィールドの詳細については、このセクションの表を参照してください。

成人ユーザー(18歳以上)の場合のレスポンス例

{
   "responseStatus": "SUCCESS",
   "userStatus": "VERIFIED",
   "ageLower": 18,                // ユーザーが18歳以上の場合は常に18
   "ageUpper": null,              // ユーザーが18歳以上の場合は常にnull
   "userId": null,                // ユーザーが18歳以上の場合は適用外
   "mostRecentApprovalDate": null // ユーザーが18歳以上の場合は適用外
}

ユーザーが未成年(18歳未満)の場合のレスポンス例

{
   "responseStatus": "SUCCESS",
   "userStatus": "SUPERVISED",
   "ageLower": 0,
   "ageUpper": 12,
   "userId": "<uniqueId>",
   "mostRecentApprovalDate": "2026-01-01T12:00:00Z"
}

GetUserAgeData APIのレスポンスには、以下のフィールドと値が含まれます。

フィールド 説明
responseStatus GetUserAgeData APIのレスポンスステータス。有効な値は次のとおりです。
  • SUCCESS – GetUserAgeData APIがユーザー情報を正常に返しました。
  • APP_NOT_OWNED – GetUserAgeData APIを呼び出したアプリはAmazonアプリストアからインストールされていません。
  • INTERNAL_TRANSIENT_ERROR – エラーが発生しました。このエラーは一時的なもので、再試行後に解決する可能性があることを示します。再試行回数を最大2回に設定することを検討してください。
  • INTERNAL_ERROR – エラーが発生しました。このエラーは、再試行しても解決する可能性が低いことを示します。
  • FEATURE_NOT_SUPPORTED – アプリがGetUserAgeData APIを呼び出しましたが、Amazonによって有効化されていません。
responseStatusフィールドの値がSUCCESS以外の場合、レスポンスのほかのすべてのフィールドはnullまたは空になります。
userStatus ユーザーの年齢確認と同意ステータス。有効な値は次のとおりです。
  • VERIFIED – ユーザーが18歳以上で、年齢確認が済んでいることを示します。
  • SUPERVISED – ユーザーが18歳未満で、親または保護者が同意したことを示します。
  • UNKNOWN – 年齢確認に関する法律が適用される管轄区域または地域で、ユーザーの年齢と同意ステータスが確認されていません。ユーザーの年齢層は未確認です。
  • ""(空の文字列)– 既存のユーザー、または年齢確認に関する法律が施行されない地域のユーザーの場合、この値は空になります。さらに、アプリがAmazon Kids+定額サービスプランに含まれている場合も、この値は空になります。
ageLower ユーザーが属する年齢層の下限。有効な値は、0131618です。
userStatusUNKNOWNまたは空の場合はNullになります。
ageUpper ユーザーが属する年齢層の上限。有効な値は、121517nullです。
ユーザーが18歳以上の場合はNullになります。
userStatusVERIFIEDUNKNOWN、または空の場合はNullです。
userId サインインプロファイルの匿名かつ一意なアプリレベルのID。
userStatusVERIFIEDUNKNOWN、または空の場合はNullです。
mostRecentApprovalDate 承認された最新の重要な変更の発効日。ISO 8601フォーマットを使用します。
ユーザーが18歳以上で、同意を必要としない場合はNullになります。
userStatusVERIFIEDUNKNOWN、または空の場合はNullです。

コードを設定する方法と GetUserageData APIをテストする方法の詳細については、GetUserAgeData APIの統合とテストを参照してください。

Amazonアプリストアに重要な変更を通知する

年齢確認に関するこれらの法律により、場合によっては、「重要な変更」と見なされるアプリ変更をAmazonアプリストアに通知する必要があります。このような変更をAmazonアプリストアに通知するタイミングについては、開発者の皆さまの責任において決定してください。開発者コンソールでアプリを更新する際に、重要な変更を報告できます。

重要な変更には保護者の同意の更新が必要

重要な変更を報告した場合、18歳未満で、該当する管轄区域内に居住するユーザーについては、Amazonアプリストアで保護者の同意ワークフローが開始されます。重要な変更が報告されていないアプリのリリースでは、これらのワークフローは開始されません。

ユーザーが18歳未満の場合、その親または保護者はアプリに対する同意を取り消すことができます。同意を取り消すと、そのユーザーは該当するアプリにアクセスできなくなります。Amazonアプリストアは、開発者コンソールの [レポート] セクションからダウンロードできるレポートで取り消しを通知します。このレポートには、取り消されたすべての同意が一覧表示されます。その際、GetUserAgeData APIがそのレスポンスで返すのと同じ匿名のuserIdが使用されます。

ユーザーの年齢確認に関するよくある質問(FAQ)

以下は、ユーザーの年齢確認に関するよくある質問(FAQ)とその回答です。

Q: 年齢確認に関する法律が施行された場合、現在のバージョンのアプリをAmazonアプリストアで利用できますか?
はい。現在のバージョンのアプリはAmazonアプリストアで配布できます。ただし、開発者の皆さまの責任において、関連するすべての法律をアプリが遵守していることを確認する必要があります。
Q: アプリに重要な変更を加えたことを報告するには、どうすればよいですか?
開発者コンソールでアプリを申請する際、メタデータの更新の一環としてアプリへの重要な変更を報告できます。
Q: Amazonでは、提供された情報の正確性をどのように確保していますか?
開発者の皆さまには、アプリに重要な変更を加える際に正確な情報を提供し、正しい発効日を選択する責任があります。
Q: 年齢確認法に関する詳しい情報はどこで入手できますか?
詳細については、以下のドキュメントでご確認いただけます。
Q: 開発者として、アプリの重要な変更宣言の履歴にアクセスできますか?
現在、開発者コンソールには、重要な変更申請の履歴が表示されません。
Q: 重要な変更を宣言した後、発効日以降のユーザーエクスペリエンスはどのようになりますか?
子ども用プロフィールの場合、お子様が引き続きアプリを使用できるようにするには、保護者が同意を更新する必要があります。保護者が同意を更新しない場合、お子様はそのアプリにアクセスできなくなります。大人用プロフィールの場合、変更はありません。
Q: ユーザーが18歳以上かどうかを確認するには、どうすればよいですか?
ユーザーが18歳以上かどうかを判断するにはGetUserAgeData APIを使用します。ユーザーが18歳以上の場合、レスポンスでuserStatusVERIFIEDageLower18になります。
Q: ユーザーが子ども用プロフィールの対象かどうかを確認するには、どうすればよいですか?
ユーザーが18歳未満かどうかを判断するにはGetUserAgeData APIを使用します。ユーザーが18歳未満の場合、レスポンスでuserStatusSUPERVISEDageLowerageUpperがNull以外の値になります。
Q: ルイジアナ州、テキサス州、ユタ州、またはその他の州からのアプリの配信を制限するには、どうすればよいですか?
Amazonアプリストアは、州レベルでのアプリの配信制限をサポートしていません。

Last updated: 2025年11月6日