Alexa Smart Propertiesの施設用スキルを作成する


Alexa Smart Propertiesの施設用スキルを作成する

施設用スキルは、Alexaスキルストアでは提供されない非公開スキルです。施設用スキルを有効にするには、ユーザーにユニット管理者(A4P.UnitAdmin)ロールが割り当てられていて、ユーザーがそのスキルのスキルIDを持っている必要があります。

非公開スキルは、多くの点で公開スキルと似ています。公開スキルと同様、非公開スキルはAlexa Skills Kitを使用して開発します。非公開スキルは、アカウントリンクを使用してユーザーをバックエンドシステムにマッピングできます。また、ほかのカスタムスキルと同じ認定プロセスを経る必要があります。

以下のセクションでは、Alexa Smart Propertiesのスキルの作成について説明します。

施設用スキルを作成して公開する

施設用スキルは公開スキルと同じように作成しますが、公開後すぐに非公開としてマークする点が異なります。指定するには、以下の手順を実行します。

施設用スキルを作成して公開するには

  1. ASK開発者コンソールを使用してカスタムスキルを作成します。初めてスキルを開発する場合は、Alexa Skills Kitでスキル開発を始めるを参照してください。
  2. ソリューションアーキテクトに連絡してスキルIDを伝え、hidden skillの処理のためにスキルを取り込むように依頼します。
  3. スキルの認定と公開に記載されている手順に従って、スキルの認定を申請します。申請にはルーム内の関連資料を必ず含めてください。Amazonの審査が完了すると、Amazon開発者アカウントに関連付けられたアドレスにEメールが届きます。
  4. 認定および公開されたスキルは、Alexa認定チームによって非公開にされます。

HIPAA対象スキル

すべてのスキルに適用される一般的な要件については、認定の要件を参照してください。エンタープライズ環境でのHIPAA対象スキルについては、以下のガイドラインを参照してください。

HIPAAの対象となるスキルの要件

開発者がHIPAA対象事業者(CE)またはビジネスアソシエイト(BA)であり、Amazonが提供する手段を使用してスキルが保護された医療情報(PHI)を処理するものであることを証明し、Alexa Business Associate Agreement(BAA)に同意している場合、AlexaスキルはHIPAA対象となります。HIPAAの対象となるAlexaスキルは、以下の要件を満たし、認定審査に合格する必要があります。なお、このガイドラインは変更される場合があります。

HIPAA対象スキル申請チェックリスト

  1. 開発者アカウントの所有者は、スキルを公開する対象事業者またはビジネスアソシエイトである必要があります。
  2. アカウントの開発者名は、スキルを公開する対象事業者またはビジネスアソシエイトの正式名称を表している必要があります。
  3. スキルが保護された医療情報(PHI)を処理するものであることを開発者コンソール(ログインが必要)で示す必要があります。
  4. AmazonとのAlexa Skills Business Associate Agreement(BAA)に同意する必要があります。これは、開発者コンソール(ログインが必要)からアクセスできます。
  5. スキルがPHIを処理するものであることを示す前、またはBAAに同意する前に、スキルが公開されていてはなりません。
  6. 患者名やその他の患者の個人情報を含む情報(101号室に鎮痛剤が必要、山田太郎さんに鎮痛剤は不要、など)がスキルからAmazonに送信されないようにします。
  7. スキルは公開が必要ですが、スキルストアでは非表示にする必要があります。
  8. スキルは米国でのみ利用可能にして公開する必要があります。
  9. スキルでは開発、テスト、認定の目的でPHIを使用することはできません。
  10. スキルの説明にはプライバシーポリシーのURLへのリンクを含める必要があります。
  11. スキルでは承認済みのAPIとサービスのみを使用できます。
  12. 子ども向けスキルは認められません。

承認済みのAPI

HIPAA対象スキルでは、以下のAPIのみを使用できます。


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最終更新日: 2024 年 11 月 13 日