リマインダーREST APIリファレンス
AlexaリマインダーREST APIを使用すると、施設内の管理対象デバイスでリマインダーの作成と管理を行うことができます。リマインダーにテキストを設定すると、Alexaはスケジュールされた指定時刻にデバイスからテキストを読み上げます。リマインダーを使用することで、毎日のタスク、イベント、スケジュールや、後で思い出す必要のある任意の項目をユーザーに通知する音声エクスペリエンスを構築できます。
特定のエンドポイントに1回限りのリマインダーをスケジュールできます。これには、午後3時のリマインダーのような絶対時刻リマインダーと、10分後のリマインダーのような相対時刻リマインダーがあります。また、定期的なリマインダーをスケジュールすることもできます。たとえば、毎週平日の午前7時にリマインダーを設定できます。
APIエンドポイント
組織が所在する国に応じて、リクエストヘッダーのHostパラメーターを、以下のいずれかのAPIエンドポイントに設定してください。
| 国 | エンドポイント | 
|---|---|
| カナダ、米国 | 
 | 
| ドイツ、スペイン、フランス、イタリア、英国 | 
 | 
| 日本 | 
 | 
認証
すべてのAPIリクエストにはAuthorizationヘッダーが必要であり、その値にはLogin with Amazon(LWA)から取得したアクセストークンが入ります。詳細については、APIアクセスを管理するを参照してください。
操作
リマインダーAPIには、以下の操作が用意されています。
| 操作 | HTTPメソッドとURI | 
|---|---|
| 
 | |
| 
 | |
| 
 | |
| 
 | |
| 
 | 
リマインダーの作成
指定したAlexa搭載エンドポイントに新しいリマインダーを作成します。エンドポイントごとに最大250件のリマインダーを作成できます。
trigger.timezoneIdフィールドには必ず正しい値を設定してください。値が正しくないと、誤った時刻にリマインダーが鳴る可能性があります。タイムゾーンの詳細については、絶対時刻のタイムゾーンを参照してください。この操作は以下の国で使用できます。
| Healthcare | Hospitality | Senior Living | Core | 
|---|---|---|---|
| 米国 | 米国、英国、フランス、カナダ、イタリア、ドイツ、スペイン、日本 | 米国、英国、フランス、カナダ、イタリア、ドイツ、スペイン、日本 | 米国 | 
リクエスト
リマインダーを作成するには、/v2/alerts/remindersリソースに対してPOSTリクエストを実行します。
リクエストパスとリクエストヘッダーの例
POST /v2/alerts/reminders HTTP/1.1
Host: api.amazonalexa.com
Content-Type: application/json
Accept: application/json
Authorization: Bearer {access token}
リクエストパスとリクエストヘッダーのパラメーター
| パラメーター | 指定場所 | 説明 | 型 | 必須 | 
|---|---|---|---|---|
| 
 | ヘッダー | ユーザーのアクセストークン。  | 文字列 | ◯ | 
リクエスト本文の例
次の例では、2024年6月21日の午後4時30分にトリガーされる1つのリマインダーを作成します。
次の例では、リクエスト時刻として2024-06-21T 22:30:00 UTCを指定し、その30分後にトリガーされるリマインダーを作成します。デバイスのタイムゾーンがAmerica/Los_Angelesの場合、このリマインダーは2024年6月21日午後4時にスケジュールされます。デバイスのタイムゾーンがAmerica/Denverの場合、このリマインダーは2024年6月21日午後5時にスケジュールされます。
次の例では、2024年6月から2024年9月まで、毎月5日の午後4時30分にトリガーされるリマインダーを作成します。
リクエスト本文のプロパティ
| プロパティ | 説明 | 型 | 必須 | 
|---|---|---|---|
| 
 | このリマインダーを適用する受信者のリスト。指定できる受信者は1つのみです。 | オブジェクトの配列 | ◯ | 
| 
 | 受信者のタイプ。  | 文字列 | ◯ | 
| 
 | リマインダーを設定するエンドポイント。        | 文字列 | ◯ | 
| 
 | リマインダーを表します。 | オブジェクト | ◯ | 
| 
 | 相対時刻リマインダーをスケジュールするときに使用する日付と時刻を、協定世界時(UTC)で指定します。APIは、 | 文字列 | × | 
| 
 | リマインダーのトリガーに関する情報を含みます。 | Triggerオブジェクト | ◯ | 
| 
 | リマインダーで読み上げられるコンテンツを含みます。 | AlertInfoオブジェクト | ◯ | 
応答
正常に完了すると、HTTP 202 Acceptedと共に、新しいリマインダーのIDが返されます。エラーの場合は、適切なHTTPステータスコードが返され、エラーが発生したエンドポイント、エラーコード、人が読める形式のメッセージが応答の本文に追加されます。
応答本文の例
次の例は、指定したエンドポイントにリマインダーが正常に作成されたことを示しています。
次の例は、指定したエンドポイントへのリマインダーの作成に失敗したことを示しています。
応答本文のプロパティ
| プロパティ | 説明 | 型 | 
|---|---|---|
| 
 | 応答のタイプ。 | 文字列 | 
| 
 | 人が読める形式での結果の説明。このメッセージはデバッグやログ記録のみを目的としたものです。ユーザーには表示しないようにする必要があります。メッセージの内容に依存するビジネスロジックは構築しないでください。 | 文字列 | 
| 
 | リマインダーが正常に作成されたエンドポイントのリスト | オブジェクトの配列 | 
| 
 | (オプション)リマインダーのエンドポイント受信者のID。 | 文字列 | 
| 
 | (オプション)新しいリマインダーのID | 文字列 | 
| 
 | リマインダーの作成に失敗したエンドポイントのリスト | オブジェクトの配列 | 
| 
 | (オプション)リマインダーのエンドポイント受信者のID。 | 文字列 | 
| 
 | (オプション)失敗したリマインダーのエラーのステータスコード | 文字列 | 
| 
 | (オプション)短いエラーコード文字列 | 文字列 | 
| 
 | (オプション)エラーに関する詳細な説明 | 文字列 | 
HTTPステータスコード
| ステータス | 説明 | 
|---|---|
| 
 | リマインダーが正常に作成されました。 | 
| 
 | リクエスト本文の1つ以上のプロパティが無効であることを示します。 
 | 
| 
 | リクエストに認可トークンが含まれていないか、含まれているトークンが有効期限切れまたは無効です。または、リソースにアクセスする権限がありません。 | 
| 
 | 認可トークンは有効ですが、リクエストされたオペレーションが許可されていないことを示します。 
 | 
| 
 | リクエストされたリソースが見つかりません。 | 
| 
 | リクエストが、ターゲットリソースの現在の状態と競合していることを示します。 
 | 
| 
 | 許可されたレート制限(単位時間あたりのリクエスト数として指定された値)を超過しています。リクエストの再試行には指数バックオフを使用します。 | 
| 
 | サーバーでエラーが発生しました。リクエストの再試行には指数バックオフを使用します。 | 
| 
 | サーバーがメンテナンスのために停止しているか、過負荷状態または受信リクエストを処理できない状態になっています。 | 
リマインダーの削除
リマインダーIDで指定したリマインダーを削除します。
この操作は以下の国で使用できます。
| Healthcare | Hospitality | Senior Living | Core | 
|---|---|---|---|
| 米国 | 米国、英国、フランス、カナダ、イタリア、ドイツ、スペイン、日本 | 米国、英国、フランス、カナダ、イタリア、ドイツ、スペイン、日本 | 米国 | 
リクエスト
リマインダーを削除するには、/v2/alerts/remindersリソースに対してDELETEリクエストを実行します。
リクエストパスとリクエストヘッダーの例
DELETE /v2/alerts/reminders/{reminderId}
Host: api.amazonalexa.com
Content-Type: application/json
Accept: application/json
Authorization: Bearer {access token}
リクエストパスとリクエストヘッダーのパラメーター
| パラメーター | 指定場所 | 説明 | 型 | 必須 | 
|---|---|---|---|---|
| 
 | パス | 削除するリマインダーのID | 文字列 | ◯ | 
| 
 | ヘッダー | LWAアクセストークン。詳細については、認証を参照してください。 | 文字列 | ◯ | 
リクエスト本文の例
リクエストの本文はありません。
リクエスト本文のプロパティ
リクエストの本文はありません。
応答
正常に完了すると、HTTP 204 No Contentが返されます。エラーの場合は、適切なHTTPステータスコードが返され、応答の本文にErrorオブジェクトが追加されます。
応答本文の例
応答の本文はありません。
応答本文のプロパティ
応答の本文はありません。
HTTPステータスコード
| ステータス | 説明 | 
|---|---|
| 
 | リマインダーが正常に削除されました。 | 
| 
 | リクエスト本文の1つ以上のプロパティが無効であることを示します。 
 | 
| 
 | リクエストに認可トークンが含まれていないか、含まれているトークンが有効期限切れまたは無効です。または、リソースにアクセスする権限がありません。 | 
| 
 | 認可トークンは有効ですが、リクエストされたオペレーションが許可されていないことを示します。 | 
| 
 | リクエストされたリソースが見つかりません。 | 
| 
 | 許可されたレート制限(単位時間あたりのリクエスト数として指定された値)を超過しています。リクエストの再試行には指数バックオフを使用します。 | 
| 
 | サーバーでエラーが発生しました。リクエストの再試行には指数バックオフを使用します。 | 
| 
 | サーバーがメンテナンスのために停止しているか、過負荷状態または受信リクエストを処理できない状態になっています。 | 
リマインダーの取得
リマインダーIDで指定したリマインダーを取得します。
この操作は以下の国で使用できます。
| Healthcare | Hospitality | Senior Living | Core | 
|---|---|---|---|
| 米国 | 米国、英国、フランス、カナダ、イタリア、ドイツ、スペイン、日本 | 米国、英国、フランス、カナダ、イタリア、ドイツ、スペイン、日本 | 米国 | 
リクエスト
リマインダーを取得するには、/v2/alerts/remindersリソースに対してGETリクエストを実行します。
リクエストパスとリクエストヘッダーの例
GET /v2/alerts/reminders/{reminderId}
Host: api.amazonalexa.com
Content-Type: application/json
Authorization: Bearer {access token}
Accept: application/json
リクエストパスとリクエストヘッダーのパラメーター
| パラメーター | 指定場所 | 説明 | 型 | 必須 | 
|---|---|---|---|---|
| 
 | パス | 取得するリマインダーのID | 文字列 | ◯ | 
| 
 | ヘッダー | LWAアクセストークン。詳細については、認証を参照してください。 | 文字列 | ◯ | 
リクエスト本文の例
リクエストの本文はありません。
リクエスト本文のプロパティ
リクエストの本文はありません。
応答
正常に完了すると、HTTP 200 OKと共に、指定したリマインダーの詳細が返されます。エラーの場合は、適切なHTTPステータスコードが返され、応答の本文にErrorオブジェクトが追加されます。
応答本文の例
次の応答本文の例は、絶対時刻リマインダー、定期的なリマインダー、相対時刻リマインダーに対する出力を示しています。
応答本文のプロパティ
| プロパティ | 説明 | 型 | 
|---|---|---|
| 
 | このリマインダーの受信者 | オブジェクト | 
| 
 | 受信者のタイプ。  | 文字列 | 
| 
 | リマインダーを適用するエンドポイント。        | 文字列 | 
| 
 | リマインダーの内容 | オブジェクト | 
| 
 | このリマインダーの一意のID | 文字列 | 
| 
 | リマインダーの作成時刻。 | 文字列 | 
| 
 | リマインダーの最終更新時刻。 | 文字列 | 
| 
 | リマインダーのステータス。 
 | 文字列 | 
| 
 | リマインダーのバージョン。 | 文字列 | 
| 
 | リマインダーのトリガーに関する情報を含みます。 | Triggerオブジェクト | 
| 
 | リマインダーで読み上げられるコンテンツを含みます。 | AlertInfoオブジェクト | 
HTTPステータスコード
| ステータス | 説明 | 
|---|---|
| 
 | 指定されたエンドポイントのリマインダーのリストが応答本文に含まれます。 | 
| 
 | リクエスト本文の1つ以上のプロパティが無効であることを示します。 
 | 
| 
 | リクエストに認可トークンが含まれていないか、含まれているトークンが有効期限切れまたは無効です。または、リソースにアクセスする権限がありません。 | 
| 
 | 認可トークンは有効ですが、リクエストされたオペレーションが許可されていないことを示します。 | 
| 
 | リクエストされたリソースが見つかりません。 | 
| 
 | 許可されたレート制限(単位時間あたりのリクエスト数として指定された値)を超過しています。リクエストの再試行には指数バックオフを使用します。 | 
| 
 | サーバーでエラーが発生しました。リクエストの再試行には指数バックオフを使用します。 | 
| 
 | サーバーがメンテナンスのために停止しているか、過負荷状態または受信リクエストを処理できない状態になっています。 | 
エンドポイントにあるリマインダーのリストの取得
指定したエンドポイントにスケジュールされているすべてのリマインダーのリストを取得します。
この操作は以下の国で使用できます。
| Healthcare | Hospitality | Senior Living | Core | 
|---|---|---|---|
| 米国 | 米国、英国、フランス、カナダ、イタリア、ドイツ、スペイン、日本 | 米国、英国、フランス、カナダ、イタリア、ドイツ、スペイン、日本 | 米国 | 
リクエスト
リマインダーのリストを取得するには、/v2/alerts/remindersリソースに対してGETリクエストを実行します。
リクエストパスとリクエストヘッダーの例
`GET /v2/alerts/reminders?recipient.type={recipientType}}&recipient.id={recipientId}&owner={owner}` HTTP/1.1
Host: api.amazonalexa.com
Content-Type: application/json
Authorization: Bearer {access token}
Accept: application/json
リクエストパスとリクエストヘッダーのパラメーター
| パラメーター | 指定場所 | 説明 | 型 | 必須 | 
|---|---|---|---|---|
| 
 | クエリ | 受信者のタイプ。  | 文字列 | ◯ | 
| 
 | クエリ | 受信者の一意のエンドポイントID。        | 文字列 | ◯ | 
| 
 | クエリ | エンドポイントをフィルタリングして、所有者に関連付けられているエンドポイントを取得します。 | 文字列 | ◯ | 
| 
 | ヘッダー | LWAアクセストークン。詳細については、認証を参照してください。 | 文字列 | ◯ | 
リクエスト本文の例
リクエストの本文はありません。
リクエスト本文のプロパティ
リクエストの本文はありません。
応答
正常に完了すると、HTTP 200 OKと共に、指定したエンドポイントのリマインダーのリストが返されます。
応答本文の例
{
  "results": [
    {
      "recipient": {
        "id": "amzn1.alexa.endpoint.did.1234",
        "type": "Endpoint"
      },
      "reminder": {
        "reminderId": "reminder.Id.4",
        "createdTime": "2024-06-24T20:59:12.772Z",
        "updatedTime": "2024-06-24T20:59:12.929Z",
        "trigger": {
          "type": "SCHEDULED_ABSOLUTE",
          "scheduledTime": "2024-06-24T18:00:00.000",
          "timeZoneId": "America/Denver",
          "offsetInSeconds": 0
        },
        "status": "ON",
        "alertInfo": {
          "spokenInfo": {
            "content": [
              {
                "locale": "ja-JP",
                "text": "午後5時からビンゴが始まります",
                "ssml": "<speak>午後5時からビンゴが始まります</speak>"
              }
            ]
          }
        },
        "version": "2"
      }
    },
    {
      "recipient": {
        "id": "amzn1.alexa.endpoint.did.1234",
        "type": "Endpoint"
      },
      "reminder": {
        "reminderId": "reminder.Id.22",
        "createdTime": "2024-06-21T23:36:25.342Z",
        "updatedTime": "2024-06-24T03:29:53.945Z",
        "trigger": {
          "type": "SCHEDULED_ABSOLUTE",
          "scheduledTime": "2024-06-24T17:40:00.000",
          "timeZoneId": "America/Denver",
          "offsetInSeconds": 0,
          "recurrence": {
            "startDateTime": "2024-06-01T00:00:00.000-06:00",
            "endDateTime": "2024-09-30T00:00:00.000-06:00",
            "recurrenceRules": [
              "FREQ=DAILY;INTERVAL=1;BYHOUR=17;BYMINUTE=40"
            ]
          }
        },
        "status": "ON",
        "alertInfo": {
          "spokenInfo": {
            "content": [
              {
                "locale": "ja-JP",
                "text": "毎日夕食後に薬を服用してください",
                "ssml": "<speak>毎日夕食後に薬を服用してください</speak>"
              }
            ]
          }
        },
        "version": "3"
      }
    }
  ]
}
応答本文のプロパティ
| プロパティ | 説明 | 型 | 
|---|---|---|
| 
 | 指定されたエンドポイントに関連付けられているリマインダーのリスト | オブジェクトの配列 | 
| 
 | このリマインダーの受信者のリスト | オブジェクトの配列 | 
| 
 | 受信者のタイプ。  | 文字列 | 
| 
 | リマインダーを適用するエンドポイント。        | 文字列 | 
| 
 | リマインダーの内容 | オブジェクト | 
| 
 | リマインダーの一意のID | オブジェクト | 
| 
 | リマインダーの作成時刻。 | 文字列 | 
| 
 | リマインダーの最終更新時刻。 | 文字列 | 
| 
 | リマインダーのステータス。 
 | 文字列 | 
| 
 | リマインダーのバージョン。  | 文字列 | 
| 
 | リマインダーのトリガーに関する情報を含みます。 | Triggerオブジェクト | 
| 
 | リマインダーで読み上げられるコンテンツを含みます。 | AlertInfoオブジェクト | 
HTTPステータスコード
| ステータス | 説明 | 
|---|---|
| 
 | 指定されたエンドポイントのリマインダーのリストが応答本文に含まれます。 | 
| 
 | リクエスト本文の1つ以上のプロパティが無効であることを示します。 
 | 
| 
 | リクエストに認可トークンが含まれていないか、含まれているトークンが有効期限切れまたは無効です。または、リソースにアクセスする権限がありません。 | 
| 
 | 認可トークンは有効ですが、リクエストされたオペレーションが許可されていないことを示します。 | 
| 
 | リクエストされたリソースが見つかりません。 | 
| 
 | 許可されたレート制限(単位時間あたりのリクエスト数として指定された値)を超過しています。リクエストの再試行には指数バックオフを使用します。 | 
| 
 | サーバーでエラーが発生しました。リクエストの再試行には指数バックオフを使用します。 | 
| 
 | サーバーがメンテナンスのために停止しているか、過負荷状態または受信リクエストを処理できない状態になっています。 | 
リマインダーの更新
指定したリマインダーを更新します。リマインダーを更新するには、リマインダーのプロパティをすべて指定する必要があります。リマインダーの取得操作を使用してリマインダーオブジェクトを取得し、変更するプロパティを更新します。たとえば、元の予定時刻を維持したままリマインダーのテキストを変更するには、textプロパティとssmlプロパティに新しいテキストを設定し、triggerオブジェクトにはリマインダーの作成時に使用したものと同じ値を設定します。
この操作は以下の国で使用できます。
| Healthcare | Hospitality | Senior Living | Core | 
|---|---|---|---|
| 米国 | 米国、英国、フランス、カナダ、イタリア、ドイツ、スペイン、日本 | 米国、英国、フランス、カナダ、イタリア、ドイツ、スペイン、日本 | 米国 | 
リクエスト
リマインダーを更新するには、/v2/alerts/remindersリソースに対してPUTリクエストを実行します。
リクエストパスとリクエストヘッダーの例
PUT /v2/alerts/reminders/{reminderId}
Host: api.amazonalexa.com
Content-Type: application/json
Accept: application/json
Authorization: Bearer {access token}
リクエストパスとリクエストヘッダーのパラメーター
| パラメーター | 指定場所 | 説明 | 型 | 必須 | 
|---|---|---|---|---|
| 
 | パス | 更新するリマインダーのID | 文字列 | ◯ | 
| 
 | ヘッダー | LWAアクセストークン。詳細については、認証を参照してください。 | 文字列 | ◯ | 
リクエスト本文の例
{
  "recipient": {
    "type": "Endpoint",
    "id": "amzn1.alexa.endpoint.did.1234"
  },
  "reminder": {
    "trigger": {
      "type": "SCHEDULED_ABSOLUTE",
      "timeZoneId": "America/Los_Angeles",
      "recurrence": {
        "startDateTime": "2019-05-10T6:00:00.000",
        "endDateTime": "2019-08-10T10:00:00.000",
        "recurrenceRules": [
          "FREQ=MONTHLY;BYMONTHDAY=5;BYHOUR=10;INTERVAL=1;"
        ]
      }
    },
    "alertInfo": {
      "spokenInfo": {
        "content": [
          {
            "locale": "ja-JP",
            "text": "午後5時からビンゴが始まります",
            "ssml": "<speak>午後5時からビンゴが始まります</speak>"
          }
        ]
      }
    }
  }
}
リクエスト本文のプロパティ
| プロパティ | 説明 | 型 | 必須 | 
|---|---|---|---|
| 
 | リマインダーの受信者 | オブジェクト | ◯ | 
| 
 | 受信者のタイプ。  | 文字列 | ◯ | 
| 
 | リマインダーを設定するエンドポイント。        | 文字列 | ◯ | 
| 
 | リマインダーを表します。 | オブジェクト | ◯ | 
| 
 | 相対時刻リマインダーをスケジュールするときに使用する日付と時刻を、協定世界時(UTC)で指定します。APIは、 | 文字列 | × | 
| 
 | リマインダーのトリガーに関する情報を含みます。 | Triggerオブジェクト | ◯ | 
| 
 | リマインダーで読み上げられるコンテンツを含みます。 | AlertInfoオブジェクト | ◯ | 
応答
正常に完了すると、HTTP 204 No Contentが返されます。エラーの場合は、適切なHTTPステータスコードが返され、応答の本文にErrorオブジェクトが追加されます。
応答本文の例
応答の本文はありません。
応答本文のプロパティ
応答の本文はありません。
HTTPステータスコード
| ステータス | 説明 | 
|---|---|
| 
 | リマインダーが正常に更新されました。 | 
| 
 | リクエスト本文の1つ以上のプロパティが無効であることを示します。 
 | 
| 
 | リクエストに認可トークンが含まれていないか、含まれているトークンが有効期限切れまたは無効です。または、リソースにアクセスする権限がありません。 | 
| 
 | 認可トークンは有効ですが、リクエストされたオペレーションが許可されていないことを示します。 
 | 
| 
 | リクエストされたリソースが見つかりません。 | 
| 
 | リクエストが、ターゲットリソースの現在の状態と競合していることを示します。 
 | 
| 
 | 許可されたレート制限(単位時間あたりのリクエスト数として指定された値)を超過しています。リクエストの再試行には指数バックオフを使用します。 | 
| 
 | サーバーでエラーが発生しました。リクエストの再試行には指数バックオフを使用します。 | 
| 
 | サーバーがメンテナンスのために停止しているか、過負荷状態または受信リクエストを処理できない状態になっています。 | 
絶対時刻のタイムゾーン
scheduledTimeプロパティを使用してリマインダーのトリガーを絶対時刻に設定すると、リマインダーは次のように、デバイスのタイムゾーンか、リクエストで定義した特定のタイムゾーンのどちらかで再生されます。
- デバイスと同じタイムゾーンでリマインダーを設定するには、scheduledTimeプロパティを設定し、timeZoneIdフィールドは未設定のままにします。
- 特定のタイムゾーンでリマインダーを設定するには、scheduledTimeプロパティとtimeZoneIdプロパティの両方を設定します。
timeZoneIdで指定されたタイムゾーンとは異なる場合に行われます。たとえば、デバイスのタイムゾーンがAmerica/Los Angelesの場合、America/New_Yorkの時刻である2019-06-01T19:00:00が読み上げられたり表示されたりするときは、PDTの午後4時として表されます。オブジェクトの定義
リマインダーAPIでは、以下のオブジェクトが定義されています。
AlertInfoオブジェクト
AlertInfoオブジェクトは、リマインダーの読み上げと表示に使用されるアラート情報を定義します。
| プロパティ | 説明 | 型 | 
|---|---|---|
| 
 | リマインダーで読み上げられるコンテンツに関する情報を含みます。 | オブジェクト | 
| 
 | アラートで読み上げられるコンテンツ。 | オブジェクトの配列 | 
| 
 | リマインダーテキストのロケールと言語を定義します。 | 文字列 | 
| 
 | 表示および読み上げのコンテンツとして使用されるデフォルトのテキスト。 | 文字列 | 
| 
 | (オプション)読み上げのコンテンツとして使用されるテキスト。SSMLで記述します。  | 文字列 | 
Errorオブジェクト
Errorオブジェクトは、エラーが発生したときに応答に含まれるエラーのタイプとメッセージを定義します。
以下は、エラータイプとメッセージを含む応答本文の例です。
{
    "type": "REMINDER_NOT_FOUND",
    "message": "Reminder does not exist."
}
| プロパティ | 説明 | 型 | 
|---|---|---|
| 
 | 発生したエラーのタイプ。 | 文字列 | 
| 
 | 読み取り可能なエラーメッセージ。エラーメッセージはデバッグやログ記録のみを目的としたものです。ユーザーには表示しないようにする必要があります。エラーメッセージの内容に依存するビジネスロジックを構築しないようにする必要があります。 | 文字列 | 
Recurrenceオブジェクト
Recurrenceオブジェクトは、定期的なリマインダーのルールを定義します。定期的なリマインダーは、トリガータイプがSCHEDULED_ABSOLUTEの場合に定義できます。
以下の表は、オブジェクトのプロパティの定義です。
| プロパティ | 説明 | 型 | 
|---|---|---|
| 
 | (オプション)繰り返しパターンの開始時刻。デフォルトは現在の時刻です。 | 文字列 | 
| 
 | (オプション)繰り返しパターンの終了時刻。デフォルトでは終了時刻は設定されません。 | 文字列 | 
| 
 | (オプション)リマインダーを繰り返すための繰り返しパターン。 
 | RRULEの配列 | 
Triggerオブジェクト
Triggerオブジェクトは、スケジュール時刻のタイプ(絶対時刻または相対時刻)と、1回限りまたは定期的なリマインダーのルールを定義します。
以下の表は、オブジェクトのプロパティの定義です。
| プロパティ | 説明 | 型 | 
|---|---|---|
| 
 | トリガーのタイプを示します。  | 文字列 | 
| 
 | (オプション)リマインダーが再生されるまでの秒数を指定します。 | 整数 | 
| 
 | (オプション)このリマインダーがトリガーされる予定の日時。絶対時刻でスケジュールされます。ISO 8601形式( 
 | 文字列 | 
| 
 | (オプション)タイムゾーンを指定します。 | 文字列 | 
| 
 | (オプション)定期的に繰り返されるリマインダーの繰り返し情報を指定します。 | Recurrenceオブジェクト | 
関連トピック
最終更新日: 2025 年 08 月 14 日