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Dash Replenishment Through Alexa 概要

AmazonのDash Replenishmentサービス(DRS)は、例えばプリンターからインクを再注文する場合のように、消耗品の残量が低下したときにコネクテッドデバイスから商品をAmazonに再注文できるサービスです。

Amazon Dash Replenishmentを使用することで、デバイスのメーカーはAmazonアカウントの認証システムと決済システム、カスタマーサービス、フルフィルメントネットワークを活用するとともに、Amazonの低価格や広範な品揃え、信頼できる配送をユーザーに提供することができます。

スマートホームAPI

Dash Replenishmentサービスは、AlexaスマートホームAPIの機能の一つとして提供され、コネクテッドデバイスをよりスマートにご利用いただくことが可能になります。

DRSに対応したデバイスは、AlexaスマートホームAPIを利用することで、Alexaクラウドによって再注文に対応したデバイスのディスカバリーを行い、在庫量の調整と在庫量の管理と、使用量に応じて消耗品が少なくなったときに再注文をすることが可能になります。 デバイスメーカーがまだスマートホームスキルに対応していなかったり、カスタムスキルのみに対応している場合でも、いくつかのコードを追加するのみでDash Replenishmentサービスを利用することが可能になります。

このAPIを用いることで、Alexaに対応したDRSデバイスはAlexa Appに表示され、InventorySensorsと呼ぶ仮想的な在庫管理センサーに在庫を報告することが可能になります。その在庫報告を受けて、Alexaクラウド側においてDRSバックエンドはお客様の在庫量を時間軸で管理し、お客様の発注履歴に応じて再発注をトリガーします。

下記はこのロジックを表す図です:

在庫センサー(InventorySensors)について

Dash Replenishment through Alexa (DART) は、Alexaで新しく定義されたCapabilityであるInventorySensorsを利用し、Alexa Events Gatewayを介して在庫量のレポートを行うことができます。

スマートホームデバイスは、プリンターのインク、食洗機の洗剤、電動歯ブラシのブラシヘッドのような様々なタイプの消耗品を再注文することが可能です。一つのデバイスでは一つ以上の消耗品を設定することも可能です。センサーの値は「個」、「重さ(kg, gなど)」あるいは「パーセント」などの値を設定できます。

Dash Replenishment through Alexa (DART) では、3種類のセンサーを準備しています。お使いのデバイスの消耗品に応じて使い分けることができます。

  • Levelセンサー - Levelセンサーに対応するデバイスは、内部で消耗品の管理が可能で、絶対量がわかるタイプのデバイスです。例としてはプリンターが挙げられます。プリンターではシアン50%, イエロー25%, マジェンタ33%, ブラック50%のように、絶対値として在庫量を報告することが可能です。

  • Usageセンサー - Usageセンサーに対応するデバイスは、内部で消耗品の総在庫量を管理することはできないが、都度の使用量を計測できるタイプのデバイスです。例としてはカプセルタイプのコーヒーメーカーが挙げられます。コーヒーを一杯淹れるとカプセルが1個消費されますが、全体の在庫量については管理できません。他の例では自動投入タイプの洗濯機が挙げられ、都度の運転で例えば10mlの洗剤あるいは柔軟剤を投入できますが、全体の在庫量は洗濯機側では一般に把握できません。
  • Level-Usageセンサー - Level-Usageセンサーに対応するデバイスは、内部で消耗品の総在庫量も使用量も把握できないタイプのデバイスです。例としては空気清浄機のフィルターやロボット掃除機のブラシが挙げられます。それら消耗品には交換期間が設定されており、デバイスは消耗品の交換期``間に対する試用期間について、例えば75%のようにパーセントで報告します。交換時期にさしかかると、ユーザーが消耗品を交換し、消耗品の交換期間がリセットされます。

一つのデバイスでは、一つのタイプのセンサーを複数設定することができます。例えばプリンターでは、Levelセンサーをシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4つ設定できます。

カスタマーエクスペリエンス(CX)

スマートリオーダーを有効化するには、Alexa Appを用いて行います。スマートホームスキルを有効化し、デバイスメーカーのアカウントと接続することでデバイスが利用可能になります。 スキルが有効化されると、Alexaクラウドは自動で対象デバイスをディスカバーします。ユーザーは再注文する消耗品をAlexa App上で設定することができます。

カスタマーエクスペリエンス(CX)のサンプルは下記のようになります:

これ以降、DRSが有効化されたデバイスから在庫量を報告することが可能になり、AlexaクラウドのDRSバックエンドが消耗品が少なくなったと判断したとき、消耗品の再注文をトリガーします。

次のステップ

次のステップではDARTを実装するのに必要な項目について説明します。システムの要件 にお進みください。