既存のスキルにAlexa Conversationsを追加する手順
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インテントベースのダイアログ管理機能を使用するカスタムスキルを開発済みである場合は、Alexa Conversationsをダイアログマネージャーとして使用するようにスキルを適応させることができます。
既存のスキルの設定を削除することなく、Alexa Conversationsのスキルを設定し、インテントハンドラーのスキルコードを更新してダイアログ管理をAlexa Conversationsに引き渡すことで、通常どおりにモデルをビルドすることができます。次に、ビルドプロセスにより、スキルで以前使用していた対話モデルに加えて、Alexa Conversationsダイアログ管理モデルがビルドされます。
スキルコードを適応させる方法のみについて知りたい場合は、Alexa Conversationsとの間でのダイアログ管理の引き渡しを参照してください。
Alexa Conversationsは、Node.jsまたはPythonの使用経験があり、人工知能と機械学習の基本的な構成概念を理解している、音声サービスの開発者に最適です。
- 既存のスキルにAlexa Conversationsを追加する手順
- ステップ1: インターフェースを有効にする
- ステップ2: 対話モデルを確認する
- ステップ3: ダイアログを作成してアノテーションを付ける
- ステップ4: スキルモデルをビルドする前に一般的なエラーを確認する
- ステップ5: スキルモデルをビルドする
- ステップ6: スキルコードを更新する
- ステップ7: スキルをテストする
- ステップ8: スキルの認定を受ける
- 関連トピック
既存のスキルにAlexa Conversationsを追加する手順
既存のスキルにAlexa Conversationsを追加するには、以下の手順を実行します。
- インターフェースを有効にします。
- 対話モデルを確認します。
- ダイアログを作成してアノテーションを付けます。
- スキルモデルをビルドする前に一般的なエラーを確認します。
- スキルモデルをビルドします。
- スキルコードを更新します。
- スキルをテストします。
- スキルの認定を受けます。
ステップ1: インターフェースを有効にする
Alexa Conversationsを使用するには、Alexa Presentation LanguageとAlexa Conversationsに対応するようにスキルを設定する必要があります。以下の手順では、開発者コンソールを使用して、これらのインターフェースを有効にする方法を説明します。
Alexa Conversationsのインターフェースを有効にするには
- 開発者コンソールにログインし、Alexa Conversationsスキルに移動します。
- 左側のペインで、インターフェースをクリックします。
- インターフェースのリストで、Alexa Presentation Languageインターフェースを有効にします。
- Alexa Conversationsを有効にします。
ステップ2: 対話モデルを確認する
このステップでは以下の操作を行います。
- 対話モデルにフォールバックインテントが含まれていることを確認します。Alexa Conversationsは、ルーティングの目的でこのインテントを必要とします。
- スキルに少なくとも1つのカスタムインテントがあり、少なくとも1つのサンプル発話があることを確認します。インテントでは何もする必要はありません。
フォールバックインテントを確認するには
- 左側で対話モデルを展開し、インテントをクリックします。
- インテントのリストにAMAZON.FallbackIntentがあることを確認します。
- AMAZON.FallbackIntentが存在しない場合は、インテントを追加、Alexaのビルトインライブラリから既存のインテントを使用の順にクリックし、検索ボックスでAMAZON.FallbackIntentを検索して追加します。
カスタムインテントを確認するには
- 前の手順から続けて、インテントのリストを確認し、AMAZONで始まらないインテントを少なくとも1つ見つけます。このようなインテントがない場合は、インテントを追加をクリックして次の手順に進みます。
- カスタムインテントを作成の横に
DummyIntent
などのインテント名を入力し、カスタムインテントを作成をクリックします。 - サンプル発話セクションで、
これはダミーインテントです
などのテキストを入力し、Enterキーを押します。 - 画面上部の保存をクリックします。
ステップ3: ダイアログを作成してアノテーションを付ける
このステップは、Alexa Conversationsを使用するスキルを作成するために行う作業の大半を占めます。この作業はすべて開発者コンソールで行うことができます。
まず、スキルを実行する過程で、ユーザーとAlexaの間で行われる一般的な会話であるダイアログを入力します。それぞれのダイアログはユーザーのターンとAlexaのターンで構成されます(つまり、ユーザーの発話の後にはAlexaの発話が続きます)。次に、各発話をクリックして、Alexa Conversationsの要素(ユーザー発話セット、Alexa応答、API定義)を使用してアノテーションを付けます。このプロセスを開始するにあたって、Alexa Conversationsでのダイアログオーサリングのベストプラクティスを参照してください。
このプロセスを完了すると、アノテーション付きダイアログが完成します。
ワークフローの設計、ダイアログの記述、ユーザーの期待値の設定に関するベストプラクティスと方法については、Alexa Conversationsを使用したデザインを参照してください。
• 頻繁に保存してください。タブ間のナビゲーションは、開発者コンソールセッションを拡張するためのアクティビティとしてカウントされるとは限りません。
• ビルドページからモデルを編集する場合は、ブラウザタブを1つだけ使用してください。複数のブラウザタブを開いていても問題はありません。たとえば、ビルドページ用に1つのタブ、コードエディタページ用に1つのタブ、テストページ用に1つのタブを開くことができますが、ビルドタブを2つ開いて、一方のタブに変更を加えると、データが失われるおそれがあります。
ステップ4: スキルモデルをビルドする前に一般的なエラーを確認する
デバッグ時間をプロアクティブに短縮するには、スキルモデルをビルドする前に、Alexa Conversationsのスキルモデルで一般的なエラーを回避する方法を確認してください。
ステップ5: スキルモデルをビルドする
開発者コンソールを使用して、Alexa Conversationsスキルのスキルモデルをビルドします。詳細については、Alexa Conversationsのスキルモデルのビルドを参照してください。
ステップ6: スキルコードを更新する
スキルコードでは、Dialog.DelegateRequest
ディレクティブを送信することで、インテントベースのダイアログマネージャーからAlexa Conversationsに、またはその逆の切り替えを行います。詳細については、Alexa Conversationsとの間でのダイアログ管理の引き渡しを参照してください。
ステップ7: スキルをテストする
スキルをテストする前に、スキルに少なくとも1つのカスタムインテントがあり、対話モデルに少なくとも1つの発話があることを確認します。確認しないと、ランタイム中にスキルセッションが途中で終了する場合があります。
スキルをテストする準備ができたら、開発者コンソールのAlexaシミュレーターを使用できます。テスト対象の詳細については、認定の要件を参照してください。
ステップ8: スキルの認定を受ける
スキルの認定を申請します。詳細については、スキルをテストして認定を申請するを参照してください。
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最終更新日: 2022 年 01 月 14 日