手順2: カタログファイルを検証する
カタログファイルを作成したら、そのXMLファイルが正しい形式であることを確認し、CDFスキーマに照らして検証する必要があります。形式が正しくないカタログファイルまたは無効なカタログファイルは、カタログ統合サービスによって却下されます。ローカルでファイルを検証することで、ファイルの統合に支障をきたすエラーを検出できます。
カタログファイルを検証するツール
CDFスキーマに照らしてカタログを検証するには、さまざまな方法が用意されています。たとえば、MacまたはLinuxシステムでは、xmllintを使用してファイルを検証できます(xmllintはMacおよびLinuxにプリインストールされています)。Windowsの場合は、各種XML検証ツールを無料でダウンロードできます。
EclipseやIntellijなどの統合開発環境(IDE)を使用してカタログファイルを作成または編集した場合は、スキーマに照らしてカタログを検証できるXML検証ツールがIDEに組み込まれていることがあります。詳細については、以下のリンクを参照してください。
検証ツールでチェックできる範囲
XML検証ツールでチェックできるのは、XML形式が適切であり(例:タグの破損や欠落がない)、CDFスキーマに照らして有効である(例:不適切に入れ子になった要素がない)ことだけです。XML検証によってカタログファイルの一般的なエラーは検出できますが、ファイルをAWSにアップロードするまでわからないエラーが残る場合もあります。
xmllintを使用したカタログファイルの検証
xmllintを使用してカタログファイルを検証するには、以下の手順に従います。
- CDF XSDファイルをダウンロードし、カタログファイルと同じディレクトリ(手順1: カタログファイルを作成するで作成したディレクトリ)にコピーまたは移動します。
- ターミナルウィンドウ(Windowsではコマンドウィンドウ)を開き、コンピューターのコマンドラインインターフェイスにアクセスします。
catalog.xsd
スキーマとカタログファイルのあるディレクトリに移動します。 -
シェルのプロンプトで、以下のコマンドを入力します。
xmllint --schema catalog.xsd --noout <cdf_file_name>.xml
<cdf_file_name>
は実際のカタログファイル名に置き換えてください。--noout
オプションを指定すると、xmllintでXMLファイルをトラバースするときに冗長な情報が出力されなくなります。終了後、ファイルで検出されたエラーが報告されます。エラーがない場合は、XMLファイルが指定のスキーマに照らして有効であることが報告されます。注: サンプルからコマンドをコピーして貼り付ける場合は、ダブルハイフン("--
")がブラウザやターミナルエディターによってenダッシュに自動修正されていないことを確認してください。
検証に関するよくある質問(FAQ)
- Q: XMLの検証方法を教えてください。 アップロード前のファイルのチェックに使用できるユーティリティはありますか。
- A: Amazonではカタログファイルの検証用ユーティリティは提供していませんが、簡単に入手できるユーティリティがたくさんあります。MacまたはLinuxをお使いの場合は、xmllintを使用してカタログファイルを検証してください。このユーティリティは通常、お使いのOSにあらかじめインストールされています(Windowsの場合は、Googleプロジェクトバージョンのxmllintを使用できます)。 詳細については、xmllintを使用したカタログファイルの検証を参照してください。
次のステップ
カタログファイルを作成したら、手順3: AWSアカウントをセットアップするに進んでください。