Amazonでは、より簡単に低コストでデバイスをAlexaに接続できるよう努力を続けています。昨年の夏、私たちはEspressifチップセットを搭載した新しいAlexa Connect Kit(ACK)モジュールを発表しました。これは、デバイス1台あたり約4ドルという安さでAlexaに接続できるようにするものです。そして本日、Alexa Connect Kit(ACK)用に作成された開発キットであるESP32-PICO-V3-ZERO-DevKitを公開しました。これにより、Alexaコネクテッドデバイスの開発を加速し、より短期間での市場への投入が実現できます。ACKを使用すると、クラウドサービス、Alexaスキル、複雑なネットワーク設定やセキュリティファームウェアの管理を心配することなく、Alexaでデバイスの機能を拡張し、何百万人ものAlexaユーザーに提供できます。ぜひ開発キットを購入し、次に開発するACKベースのデバイスのプロトタイプ作成に活用してください。
新しいACK用Espressif開発キットとACK開発ツールを使用すれば、製品の開発プロセスをスピードアップし、製品のAlexa音声やモバイルアプリエクスペリエンスのプロトタイプ作成にかかる時間をわずか数時間にまで短縮できます。ACK 開発者コンソールとツールを使用して、ACK開発キットを元に物理的なプロトタイプを簡単に作成し、製品のAlexa機能や全体的なユーザーエクスペリエンスを選択してテストできます。
ACK用Espressif開発キットには、Espressifチップセット搭載の統合ACKモジュールが取り付けられた開発ボードが含まれています。このACKモジュールによって、Wi-Fi接続とデバイスをAlexaやACKマネージドサービスに接続するために必要なソフトウェアがすべて追加されます。開始を始めるには、Arduino Zero開発ボード(別売り)が必要となります。その他に、ACK Device SDKを任意のホストマイクロコントローラユニット(HMCU)に移植するか、事前に移植されたHMCU開発キットを選ぶこともできます。開発キットとHMCUを取得したら、開発デバイスのセットアップと登録を手順に従って完了します。次に、開発デバイスでサンプルアプリケーションを実行し、Alexaアプリを使ってプロトタイプを操作します。ACK用Espressif開発キットはこちらで入手できます。
ACKベースのデバイスでは、スマートホームスキルAPIの機能を利用できます。スマートホームスキルAPIには、ACKベースのデバイスでサポート可能なAlexa機能インターフェースが含まれています。ACK用Expressif開発キットは新しいACK Device SDK 4と互換性があるため、Alexa.ThermostatControllerやAlexa.TemperatureSensorのような新機能にまで対応し、スマートサーモスタットや調理家電などのデバイスをAlexaで操作できます。また、DeviceUsage.EstimationおよびDeviceUsage.Meter機能もサポートしており、Alexaアプリにエネルギー消費をレポートできます。ACKがサポートしているスマートホームインターフェイスの一覧と、ACKデバイスの機能を有効にする方法については、サポートされているAlexaスマートホーム機能を参照してください。
AmazonマネージドのACKをデバイスに追加した場合、ユーザーは音声やAlexaアプリのタッチ操作でAlexaをコントロールできるだけでなく、Wi-Fi簡単設定と、製品をベストな状態に保つために必要な消耗品の自動再注文も利用できます。ACKモジュールは、OTAによるファームウェアのサイレントアップデートで自動的に最新の状態に保たれます。また、ACKのマネージドクラウドサービスは、Works with Alexa認定とCertified for Humans認定の両方のクラウド信頼性要件を満たしています。