Amazon Dash Replenishment

AlexaとAmazonが提供する便利な再注文

一般的な質問

Amazon Dash Replenishmentとは何ですか。

Amazon Dash ReplenishmentはAlexaと連携したAmazonサービスです。このサービスをコネクテッドデバイスに追加すると、ユーザーは消耗品や交換部品を簡単に再注文できます。一度設定すれば、ユーザーは消耗品の残量をAlexaアプリ内で追跡して、消耗品のストックが少なくなったときや商品の補充が必要なときにAlexaから通知を受け取り、必要なタイミングで、Amazonにてスマートリオーダーできます。Dash Replenishmentでは、Amazonの決済システム、カスタマーサービス、フルフィルメントネットワークを活用して、Amazonの低価格や広範な品揃え、信頼できる配送をユーザーに提供することができます。

Amazon Dash Replenishmentを利用することで、AlexaスマートホームAPIを通じて、消耗品を使用するデバイスでのスマートリオーダーを有効にできます。このような消耗品を使用するコネクテッドデバイス(コーヒーマシン、プリンター、洗濯機など)は、在庫センサー(InventorySensors)のうちの1つを使用して、対応する商品の消費量についてAlexaに知らせることができます。Alexaは、ユーザーがスマートリオーダーにサインアップしたり、ユーザーの在庫を管理したり、消耗品の残量が少なくなったときに通知して再注文できるようにします。

 

Dash Replenishmentの実装にはどのくらいの時間がかかりますか。

実装にかかる時間は、Alexaスキルを既に持っているか、デバイス制御クラウドがあるかどうか、デバイスがInventorySensorデータを少なくとも毎日発行できるかどうかなどによって異なります。

技術的な要件

Dash Replenishmentを実装するための開発者要件はありますか。

Dash Replenishmentを実装するには、AlexaスマートホームスキルAPI、AWS Lambda関数、アカウントリンクの仕組みを利用することで実現できます。

 

認定プロセスとは何ですか。

Dash Replenishmentの認定は、デバイスが想定通りに残量のシグナルを送信しているかどうかの検証から始まり、標準のAlexaスキル認定が含まれます。

 

ChangeUpdateの実装は、Amazonに完全なデバイス状態のデータセットを送信するのではなく、Dash Replenishmentを有効にするために必要な最小限のデバイス状態のデータのみを送信することで実装可能ですか。

ChangeUpdateを送信する際には、InventorySensorデータをAlexaクラウドに送信する必要があります。この段階では、追加のユーザー情報は必要ありません。

 

在庫レベルの検出に使用できるセンサーにはどのようなものがありますか。

定義されているそれぞれのセンサーの種類は、特定のデバイスの機能をカバーしています。Levelセンサーはデバイスにある在庫の総量の絶対値を把握し、在庫量をAlexaクラウドに送ることができるデバイスに最適です。Usageセンサーは、絶対値を把握はでききないものの、読み取りのたびにどれだけ消費されているかを相対値で把握するデバイスに最適です。この場合、ユーザーが消耗品をデバイスが利用されている家庭内(あるいはオフィス内)に保管していることが条件となります。LevelUsageは、デバイスが在庫量を絶対値で把握できず、かつ読み取りのたびに相対値での消費量がわからない場合に使用する必要があります。詳しくは、こちらを参照してください。

 

各デバイスと消耗品のタイプの補充しきい値を定義するのは誰ですか。

理想的なしきい値の特定をAmazonがお手伝いします。

 

対応する消耗品のリストは誰が定義しますか。

各デバイスで利用できる消耗品のリストの特定をAmazonがお手伝いします。

 

どのようなデータをAmazonに共有する必要がありますか。また、データフローはどのようになりますか。

Dash Replenishmentが機能するためには、Amazonに在庫の消費データを送信する必要があります。データはデバイスからデバイスメーカーのクラウドに送られ、そこからさらにAlexaクラウドに送られます。

 

どのような種類のプライバシーポリシー情報を公開する必要がありますか。Amazonはどのような情報を公開しますか。

該当する各管轄区域のAmazonプライバシー規約が適用されます。ヨーロッパでは、EU一般データ保護規則(GDPR:General Data Protection Regulation)により、デバイス検出時にAmazonに送信されるデバイス固有のIDに関する情報をポリシーに含めることが義務付けられています。

ユーザーの利用開始手続き

ユーザーがDash Replenishmentに登録するにはどうすればよいですか。

ユーザーはAlexaアプリを開き、Dash Replenishmentに対応したAlexaスキルを検索します。スキルを有効にするボタンを押すと、AlexaアプリはデバイスメーカーのユーザーアカウントをAlexaにリンクするようユーザーに要求します。リンクすると、ユーザーのデバイスが検出され、セットアップフロー中にDash Replenishmentのセットアップができるようになります。また、Alexaアプリのデバイス設定セクションからも設定を変更することができます。

 

ユーザーがAlexaアプリでデバイスのセットアップ時にDash Replenishmentにサインアップしないとどうなりますか。

ユーザーがAlexaスキルを有効にして自分のデバイスを検出すると、自動的に消耗品残量低下通知モードに入ります。これにより、再注文のタイミングになると、EメールまたはユーザーのEcho端末の通知を介してユーザーに通知されます。その後、Dash Replenishmentを通じたスマートリオーダーを選択したユーザーには、注文が行われたときにEメールで通知されます。

 

デバイスとクラウドのIoT実装を構築したくありません。Dash ReplenishmentとAlexaスマートホームの利用を開始する方法は他にもありますか。

Alexa Connect Kit(ACK)は、デバイスにAlexaを簡単に連携できるマネージドサービスです。ACKモジュールを製品に組み込んで、1回限りの固定費を支払うことでご利用いただけます。ACKは、Alexaと連携したスマート製品を継続的に開発および管理するために使用できるマネージドサービス、ソフトウェア、ツールを提供します。詳細については、こちらを参照してください。

 

自分でコンパニオンアプリを構築する必要はありますか。

Dash Replenishmentを実装するために、厳密にはコンパニオンアプリを構築する必要はありませんが、コンパニオンアプリを利用することで、ユーザーに付加価値のある機能を提供することができます。現在アプリの開発ができない場合は、Amazonから開発パートナーをご紹介し、アプリやスマートホームエコシステムの他のコンポーネントの実装を依頼することもできます。

 

ユーザーは、コネクテッドデバイスを管理する際に、Alexaアプリ、Echo端末、またはその両方を利用することが必要ですか。

ユーザーはAlexaアプリを使用して、スマートリオーダーの設定を有効にして管理します。ユーザーはAlexaに残りの消耗品の量を尋ねることができ、Amazon以外で消耗品を購入したり、消耗品や他のデバイスを使用したりした場合には、家庭内の在庫量を更新することができます。

 

ユーザーはLogin With Amazon(LWA)を使う必要があるのでしょうか。

認証にはLWAを使用しますが、別実装ではありません。

 

ユーザーにはどのような通知が届くのでしょうか。通知の頻度はどのくらいですか。また、デバイスメーカーからユーザーへの通知に干渉するでしょうか。

ユーザーには、消耗品のストックが少なくなったときのみ、Alexaから通知が届きます。これらの通知は、デバイスメーカーが送信する他の通知とは独立して行われます。

 

Alexaスキルの構築に取り組む必要がありますか。

はい、スマートホームスキルが必要です。

 

設計の終了後、ソリューションアーキテクトの承認を得なければならないのでしょうか。

UXやアーキテクチャの承認を受ける要件はありません。デバイスを制御するクラウドは、Dash Replenishmentをサポートするために正しいデータをAlexaクラウドに送信していることを確認するために、簡単な一連の認定チェックに合格する必要があります。

 

フラストレーションフリーセットアップ(FFS)とは何ですか。

フラストレーションフリーセットアップ(FFS)はAmazonのプログラムで、利用すると、箱を開けてデバイスに電源を入れるのと同じくらい簡単に、ユーザーがデバイスをセットアップできるようにするテクノロジーを取り入れられるようになります。フラストレーションフリーセットアップの詳細については、こちらを参照してください。