Amazon Alexa Auto SDKは車のインフォテイメントシステムにAmazon Alexaを容易に搭載できるよう、設計されています。このSDKを通じ、既にAlexaをご利用頂いているお客様が便利で楽しいと感じている家の中でのAlexaの体験を車の中でも実現できるようになります。また、車内での利用を最適化できるよう、オートモーティオブ向けの機能も追加しています。SDKには、音声データ処理やクラウド側で提供しているAlexaサービスとの接続など、車からAlexaクラウドサービスを利用するために必要となるソースコードと関数ライブラリー(C++, Java)を含んでいます。サンプルアプリケーション、ビルドスクリプト、シーケンス図、ドキュメントもSDKに含んでおり、オペレーティングシステムはAndroid、Automotive Grade Linux (AGL)とQNX、プロセッサアーキテクチャはARMとx86をサポートしています。
Alexa Auto SDKは、Alexaの主要な機能である音声認識と音声合成をはじめ、メディアストリーミング、スマートホームデバイスのコントロール¹、音声・ビデオ通話、メッセージ、呼びかけ機能、天気情報、そして世界では4万以上、日本では1,000以上のカスタムスキル(2018年7月時点)を利用するのに必要な機能を含んでいます。それに加え、このSDKはウェイクワードのエンジンや車内のメディアプレイヤーや電話、ナビシステムと接続する機能も備えています。
¹ スマートホームの実現には、対応製品を購入する必要があります。また、製品によっては別途接続するためのハブ(別売)が必要となる場合があります。
Amazon Echoを支える頭脳であるAlexaは、クラウドに構築され、常に進化し、賢くなっています。Alexaに話しかけるだけで、音楽の再生、ニュースやスケジュールの読み上げ、タイマーやアラームのセット、プロ野球や大相撲などスポーツ結果の確認など、日常のさまざまな場面で役に立ちます。Alexaを車に搭載する事により、お客様は車の中からでも、話しかけるだけで、これらのすべてを行うことができるようになります。