Vega CLIを使用してアプリケーションをビルドするための高速リフレッシュの設定
高速リフレッシュはReact Nativeの機能で、アプリを再ビルドしなくてもコードの変更を即座に確認できます。高速リフレッシュは、Vega StudioとVegaコマンドラインインターフェイス(CLI)の両方の環境で動作します。Vega Studioはデバッグモードでビルドすると自動的に高速リフレッシュが有効になりますが、Vega CLIを使用してアプリをビルドする場合は手動で高速リフレッシュを設定する必要があります。このページの指示に従ってください。
前提条件
- Vega SDKをインストールします。
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次のいずれかのセットアップを完了します。
Vega仮想デバイスとMetroサーバーの接続
アプリのディレクトリパスを用意してください。
- ターミナルウィンドウを2つ開きます(AとB)。
-
ターミナルAでVega仮想デバイスを起動します。
kepler virtual-device start -
ターミナルBでアプリのディレクトリに移動します。
cd <アプリのディレクトリ> // 出力の例 cd keplersampleapp -
依存関係をインストールします。
npm install -
アプリをビルドします。
npm run build:debug -
ターミナルBでMetroサーバーを起動します。
npm startMetroサーバーで依存関係が読み込まれ、ロゴが表示されます。
Metroサーバー -
ターミナルAに戻り、ポートフォワーディングを開始します。
kepler device start-port-forwarding --device <デバイス名> -p <ポート> --forward false // 出力の例 kepler device start-port-forwarding --device VirtualDevice -p 8081 --forward false -
デバッグビルドを使用してアプリを実行します。
kepler run-kepler <VPKGのパス> <com.amazondeveloper.アプリ名.main> -d VirtualDevice # x86版のVega仮想デバイスでkeplersampleappを実行する場合、コマンドは次のようになります。 kepler run-kepler build/x86_64-release/keplersampleapp_x86_64.vpkg com.amazondeveloper.keplersampleapp.main -d VirtualDeviceヒント: プロジェクトのルートにあるmanifest.tomlファイルでIDを確認し、必要に応じて完全修飾ドメイン名(FQDN)をカスタマイズできます。
カスタムのMetroバンドラーポートの使用
Metroバンドラーは、デフォルトのポートの変更をサポートしています。
-
カスタムポートでMetroを起動するには、次のコマンドを使用します。
npm start -- --port=<新しいポート>ヒント:<新しいポート>は、使用するポート番号(8082など)に置き換えてください。 -
ホストコンピューターのカスタムポートで逆方向のポートフォワーディングを有効にするには、次のコマンドを使用します。
vda reverse tcp:8081 tcp:<新しいポート>
高速リフレッシュセッションの終了
アプリで高速リフレッシュを使用する作業が終了したら、次の手順を実行できます。
-
アプリを閉じます。
kepler device terminate-app --device <デバイス名> --appName <com.amazondeveloper.アプリ名.main> # Vega仮想デバイスでkeplersampleappを終了するコマンドは次のようになります。 kepler device terminate-app --device VirtualDevice --appName com.amazondeveloper.keplersampleapp.main -
Ctrl+Cを押して、Metroサーバーを停止します。
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ポートフォワーディングを停止します。
kepler device stop-port-forwarding --device <デバイス名> -p <ポート> --forward false # Vega仮想デバイスでkeplersampleappのポートフォワーディングを停止するコマンドは次のようになります。 kepler device stop-port-forwarding --device VirtualDevice -p 8081 --forward false -
Vega仮想デバイスを停止します。
kepler virtual-device stop
Fire TV StickとMetroサーバーの接続
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Fire TV Stickをコンピューターに接続します。
macOSを使用している場合は、Fire TV Stickをコンピューターに接続するとセキュリティプロンプトが表示されます。[許可] をクリックします。
アクセサリの接続の許可 今後プロンプトが表示されないようにするには、次の手順に従います。
a. [システム設定] > [プライバシーとセキュリティ] の順にクリックします。
b. [アクセサリの接続を許可] を [常に許可] に設定します。
[アクセサリの接続を許可] - ターミナルウィンドウを2つ開きます(AとB)。
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ターミナルAでアプリのディレクトリに移動します。
cd <アプリのディレクトリ> // 出力の例 cd keplersampleapp -
ターミナルAでMetroサーバーを起動します。
npm startMetroサーバーで依存関係が読み込まれ、ロゴが表示されます。
Metroサーバー - [Metroサーバー] ウィンドウで「 r 」と入力します。
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ターミナルBでポートフォワーディングを開始します。
kepler device start-port-forwarding --device <デバイス名> -p <ポート> --forward false # たとえば、デバイスのシリアル番号がGXX2A1234567890Aの場合、コマンド全体は次のようになります。 kepler device start-port-forwarding --device GXX2A1234567890A -p 8081 --forward false重要: コマンドを実行すると、非推奨の警告が表示されます。次の手順を続行してください。デバイスのシリアル番号を確認するには、次のコマンドを実行します。
kepler device list -
依存関係をインストールします。
npm install -
アプリをビルドします。
npm run build:app -
アプリを実行します。
kepler run-kepler <VPKGのパス> <com.amazondeveloper.アプリ名.main> --deviceId <デバイス名> # デバイスのシリアル番号がGXX2A1234567890Aの場合、keplersampleappアプリを実行するコマンドは次のようになります。 kepler run-kepler build/armv7-release/keplersampleapp_armv7.vpkg --deviceId GXX2A1234567890A
カスタムのMetroバンドラーポートの使用
Metroバンドラーは、デフォルトのポートの変更をサポートしています。
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カスタムポートでMetroを起動するには、次のコマンドを使用します。
npm start -- --port=<新しいポート>ヒント:<新しいポート>は、使用するポート番号(8081など)に置き換えてください。 -
ホストコンピューターのカスタムポートで逆方向のポートフォワーディングを有効にするには、次のコマンドを使用します。
vda reverse tcp:8081 tcp:<新しいポート>
高速リフレッシュセッションの終了
高速リフレッシュを使用してアプリでの作業を終了したら、デバイスを切断します。
トラブルシューティング
高速リフレッシュの設定中に問題が発生した場合は、高速リフレッシュに関する問題の解決を参照してください。
関連トピック
Last updated: 2025年9月30日

