Vega SDKと連携するようにNodeパッケージマネージャーを構成する方法
Vegaコマンドラインインターフェイス(CLI)では、ネイティブ部分のビルドとアプリパッケージ(.vpkgファイル)の作成のみが行われ、JavaScriptのビルドプロセスは、npm、Yarn、pnpmなど、ユーザーが選択したNodeパッケージマネージャーとオーケストレーターに任せられます。
デフォルトでは、Vegaソフトウェア開発キット(SDK)はnpmと連携します。そのため、このページではYarnおよびpnpmパッケージマネージャーの構成手順のみを説明します。
Yarn
手順1:Yarnバージョン3.8.1以降をインストールします。インストール手順については、Yarnのインストールドキュメント(英語のみ)を参照してください。
手順2:npm-run-allでYarnを使用するには、NPM_EXECPATHをYarnのパスに設定します。
手順3:.bashrcファイルまたは.zshrcファイルで、次の環境変数を設定します。
export NPM_EXECPATH=$(which yarn)
または、Yarnの実行時にターミナルで直接設定します。
NPM_EXECPATH=$(which yarn) yarn
手順4:Yarnを使用して、依存関係をインストールしてビルドします。
// アプリプロジェクトの場合
yarn install
yarn build:app
// ターボモジュールプロジェクトの場合
yarn install
yarn pack
pnpm
手順1:pnpmバージョン9.x以降をインストールします。インストール手順については、pnpmのインストールドキュメントを参照してください。
手順2:既存のpnpm-lock.yamlファイルをすべて削除します。
rm yarn.lock package-lock.json
手順3:pnpmでnpm-run-allを使用するには、NPM_EXECPATHを使用してpnpmへのパスを設定します。
手順4:.bashrcファイルまたは.zshrcファイルで、次の環境変数を設定します。
export NPM_EXECPATH=$(which pnpm)
または、pnpmの実行時にターミナルで直接設定します。
NPM_EXECPATH=$(which pnpm) pnpm
手順5:pnpmを使用して、依存関係をインストールしてビルドします。
// アプリプロジェクトの場合
pnpm install
pnpm build:app
// ターボモジュールプロジェクトの場合
pnpm install
pnpm pack
pnpmでのReact Nativeバンドルの有効化
PNPMでReact Nativeバンドルを有効にするには、アプリのmetro.config.jsファイルを更新し、unstable_enableSymlinksプロパティを次のように設定します。
const config = {
// ...
resolver: {
unstable_enableSymlinks: true,
},
};
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Last updated: 2025年9月30日

