どのようなスキルを開発するかを決定する



どのようなスキルを開発するかを決定する

音声インターフェースをデザインするときは、「ハッピーパス」以外も考慮する必要があります。 「ハッピーパス」とは、ユーザーがたどる(ユーザーにたどってほしい)一番シンプルで簡単な道筋のことです。常にその道筋をたどるとは限らないので、数多くのバリエーションを考えて、ユーザーの多様なニーズに対応できるようにします。あらゆるレアケースに対応しようとプレッシャーに感じる必要はありませんが、ユーザーがたどると想定される道筋の大部分は押さえておいてください。

場面をデザインする際に、音声デザイナーはストーリーボードを使用して会話の進行を経時的に計画します。これは、ユーザーがたどる可能性が最も高い論理的な道筋を示します。この後のデザインの構成要素を作成するで、ストーリーボードの作り方について学びますが、まずはユーザーとAlexaとの会話のシナリオに必要な各ターンの主要要素について学びましょう。続くセクションでは、効果的な音声対話を作成する方法についてのガイドラインや、スキルをデザインする際に留意すべきAlexa固有のルールについて学びます。

どのようなスキルを開発するかを決定する

アイデアをAlexaスキルとして形にするには、いくつかの方法があります。各スキルタイプに組み込まれている一連の機能を利用することも、独自のカスタムスキルを作成することもできます。

スキルの機能 使用するスキルタイプ
各々の仕様に合わせて作成し、どのようなタイプのリクエストでも処理できるスキルです。次に例を示します。
- ウェブサービスから情報を検索します
- 何かを注文するためにウェブサービス(タクシーの手配、ピザの注文など)と統合します
- 対話型ゲームをします
- 思いつく限りどんなことでも
カスタムスキル(カスタム対話モデル) スキルが処理できるリクエスト(インテント)と、それらのリクエストを行うときにユーザーが呼びかける言葉(発話)を定義します。
照明、ドアロック、カメラ、サーモスタット、スマートテレビなどのクラウド対応スマートホームデバイスをユーザーが制御するためのスキルです。例:- 照明をつけたり、消したりします
- 調光式照明の明るさを調節します
- 調整可能な照明の色や色温度を変更します
- サーモスタットの温度を調節します
- ドアに鍵がかかっているかどうかを確認します
- ホームカメラのフィードを監視します
- スピーカーの音量を変更します
- テレビのチャンネルを変更します
スマートホームスキルAPI(プリビルドモデル) スマートホームAPIによって、対象スキルが処理できるリクエスト(デバイスディレクティブ)と、それらのリクエストを行うときにユーザーが呼びかける言葉(発話)を定義します。
クラウド対応ビデオをユーザーが制御できるようにするスキルです。例:- 映画を再生します
- テレビ番組を検索します
- チャンネルを切り替えます
- ビデオコンテンツの一時停止、早戻し、早送りをします
ビデオスキルAPI(プリビルドモデル) ビデオスキルAPIによって、対象スキルが処理できるリクエスト(デバイスディレクティブ)と、それらのリクエストを行うときにユーザーが呼びかける言葉(発話)を定義します。
下記からオリジナルコンテンツを提供するスキルです。- ポッドキャスト
- Livestream
- RSSフィード
フラッシュブリーフィングスキルAPI(プリビルドモデル) フラッシュブリーフィングスキルAPIによって、フラッシュブリーフィングまたはニュースリクエストを呼び出すときにユーザーが呼びかける言葉(発話)と、Alexaがユーザーにコンテンツを提供できるようにするためのフォーマットを定義します。

いろいろなことができるスキルを開発してユーザーに提供できます。たとえば、次のようなことができます。

  • 特定の質問に対する答えを調べる(「アレクサ、潮汐情報で今日の神戸の満潮を調べて」)
  • ユーザーとパズルやゲームで対戦する(「アレクサ、ジェパディで対戦して」)
  • 家の中で照明やその他のデバイスを制御する(「アレクサ、リビングの照明をつけて」)
  • フラッシュブリーフィングの音声、ビデオ、テキストコンテンツを提供する(「アレクサ、フラッシュニュースを教えて」)

スキルのモデルの種類については、スキルの種類についてを参照してください。開発するスキルのタイプを決定したら、対話のデザインを開始します。

スキルの価値提案を決定する

スキルの開発を始める前に、ユーザーに向けてどのような機能を持たせるかを考える必要があります。前述のように、単にアプリやウェブサイトを音声エクスペリエンスに変換するだけでは、使えるスキルになりません。人が実際にどう対話するかを考慮していないので、ユーザーエクスペリエンスが大きく損なわれる結果となります。必要なのは、スキルで解決しようとしていることと、ユーザーとの対話を豊かすることの両方について考えることです。開発しようとしているスキルは、ウェブサイトやアプリよりも効率良くサービスを提供できますか? スキルならではの特性を生かすことで、ユーザーはもっと夢中になってくれるでしょうか? 価値提案を明確にし、ユーザーが求めるものと結び付けることで、強力で魅力的な対話の基礎を築くことができます。

4つの重要な目標を念頭にデザインする

スキルをデザインするにあたり、ユーザーエクスペリエンスに関して念頭に置いてほしい4つの重要な質問があります。

  1. スキルの目標や目的は何ですか?
  2. ユーザーはどのようにスキルを呼び出しますか?
  3. ユーザーはスキルで何ができますか?
  4. エクスペリエンスをパーソナライズするには、ユーザーからどのような情報を集める必要がありますか?

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