Transport Controls


Transport Controls

Transport Controlsは、ビデオや音楽など、メディアの再生の制御に使用するアクション機能一式のことです。一般的なメディアコントロールには、再生、一時停止、スキップなどのアクションがあります。ただし、Alexaは音声ファーストであるため、ユーザーがタッチと音声でビデオを再生できる機能を作成する必要があります。

2台のハブデバイスで、2つのNASA衛星画像の上にTransport Controlsを表示した例

Transport Controlsレスポンシブ対応コンポーネントでは、画面レイアウトに簡単に挿入できる画面コントロールをデフォルトで使用できます。コントロールアイコンには、ユーザーに非常になじみのある、すぐに理解できて使いやすいデフォルト画像が使われています。また、指定の時間に使用できる音声コマンドをユーザーに知らせてくれる、ビジュアルキューも用意されています。

Transport Controlsレイアウトには、メインとサブのコントロールセットがデフォルトで用意されています。再生/一時停止がメインのボタンです。前と次がデフォルトのサブコントロールで、連続したほかのビデオを選択したり、現在視聴中のビデオの箇所を飛ばしたりできます。

デフォルトのTransport Controls

Transport Controlsの使用方法

デフォルトのコントロールセットには、最もよく使用するアクションが含まれています。 再生/一時停止、前と次です。メインコントロールとサブコントロールのサイズや、どのサブコントロールを使用するかなどをカスタマイズできます。これらの画面コントロールは、メディア再生用の音声コントロールの補足として使用するもので、代用となるものではありません。再生と一時停止のボタンは必須ですが、ほかのボタンを追加機能用に使用することもできます。また、コントロールボタンは見えやすく、タッチ対象として操作しやすい大きさにしてください。ビデオは小型のデバイスモードで視聴される場合もあるため、デバイスの大きさに応じて拡大・縮小する必要があります。

カスタム機能を作成する場合、ユーザーがビデオコンテンツの操作を新たに習得しなくて済むように、ビデオプレイヤーやオンラインメディアプレイヤーで従来からよく使われているアイコンを使うことを検討してください。同様に、ユーザーが音声で操作する際にも、発話のさまざまなバリエーションに対応できるようにしてください。たとえば、ユーザーは連続した次のビデオを見たいとき、「次のを再生して」と言うかもしれませんし、「スキップ」と言うかもしれません。

ビデオの開始や停止時に、再生コントロールがどのように動作するかを検討します。ユーザーが常にメディア再生を制御できるようにすべきですが、メディアが全画面表示に設定されている場合、ユーザーが再生ボタンを押さなければならない仕様ではなく、自動的にビデオコンテンツの再生が開始される仕様にしてください。

ベストプラクティス

  • ビデオメディアが全画面表示の場合は、Transport Controlsを画面中央に配置することをお勧めします。こうすることで、ユーザーがコントロールにタッチしやすくなりますし、デバイスタイプに応じて簡単にサイズを調整することができます。
  • Transport Controlsがビデオコンテンツの上に表示される場合は、コントロールを非表示にするか、短時間表示した後にゆっくりと消えていくような動作を検討してください。同様に、ユーザーが画面をタッチするか、デバイスと対話したりメディアを再生した場合に、コントロールを再表示させるようにしてください。表示中、ビデオの前面に表示されるアイコンは、透過率機能やオーバーレイ機能で調整できるようにし、コントロールとビデオコンテンツを識別できるようにする必要があります。
  • Transport Controlsがコンテンツの下に表示される場合は、Transport Controlsが強調表示されるよう、背景色とのコントラストを十分に持たせてください。

その他のリソース

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