デバイス



デバイスモード

Alexaはさまざまなデバイスモードで利用できます。つまり、Alexa Presentation Language(APL)を使用して音声操作に最適なエクスペリエンスを1つデザインして開発すれば、Alexaを搭載するすべてのデバイスに簡単に拡張し、適応させることができます。スマートスピーカーから照明、大型画面のテレビまで、多様なデバイスで、音声エクスペリエンスを使って対話できます。形状、使用場面、ユーザーの求めるものはデバイスモードごとに異なります。以下のガイドラインに従って、Alexa搭載デバイス向けに高品質の視覚エクスペリエンスを開発してください。

スピーカー

Alexa搭載スピーカーの画像

スピーカーはAlexa搭載オーディオデバイスの一種です。通常は画面は付いていませんが、小さい画面または解像度の低い画面が付いているものもあります。主にオーディオを聞くために使用されます。単独で使用するだけでなく、サウンドバーをテレビに接続するなど、ほかのデバイスと接続して使用することもできます。

入力

すべてのスピーカーにはマイクがあり、少なくとも1つのスピーカーは音声対話に対応しています。スピーカーを別のスピーカーに接続してマルチルーム再生を実現したり、スピーカーをテレビなどの画面デバイスに接続してホームシアターのようなエクスペリエンスを実現したりできます。ただし、スピーカーの主な入力手段はマイクなので、通常スピーカーは音声のみのエクスペリエンスと見なされます。

画面の特性

スピーカーに付いている画面は通常、音声のみのエクスペリエンスの補助と考える必要があります。ほとんどの画面は解像度が低く、Alexaスキルの視覚エクスペリエンスに対応するには不十分だからです。

使用

どこに置かれるかによって、1人のユーザーが使う場合もあれば、複数のユーザーで共用される場合もあります。スピーカーには通常、ユーザーが注目する画面がないので、ユーザーが聞きながら別のことをする場合も少なくありません。よく配置される場所としては、住宅やオフィスの共用空間があります。

距離

環境によっては、ユーザーはスピーカーからもっと離れる可能性があります。スピーカーで使うのは音声だけだからです。

設定と認証

スピーカーには画面がないことが多く、画面があったとしてもその機能は限られているため、認証はAlexaアプリで行います。スキルのすべての機能を使用するためにスキルが設定へのアクセスやアカウント認証を必要とする場合、スキルはユーザーにAlexaアプリに移動するよう指示します。

デバイス

Alexa搭載デバイスの画像

Echo ShowやEcho Spotなどのスマートディスプレイ、インターホンやその他の据え付け型ホームデバイスのことです。音楽やコミュニケーション、エンターテイメントに使用できます。デバイスの画面サイズはさまざまで、タッチ機能が付いているものも多くあります。

入力

すべてのデバイスにマイク、カメラ、タッチスクリーンが備わっています。開発スキルの入力手段をタッチスクリーンに限定しないでください。ユーザーによってデバイスを使うときの距離はさまざまです。音声を主な入力手段と考えてください。

画面の特性

デバイスの画面サイズはさまざまです。画面の多くは標準の横長ですが、縦横比が1:1の画面や円形の画面もあります。標準デバイスグループを利用することで、よくある画面サイズを対象にした開発が容易になります。それらは以下のとおりです。 Hub, round small(デバイス、円、小)、Hub, medium landscape(デバイス、中、横長)、Hub large landscape(デバイス、大、横長)があります。

使用

デバイスが使われる環境と対象もさまざまです。どこに置かれるかによって、1人のユーザーが使う場合もあれば、複数のユーザーで共用される場合もあります。デバイス向けにデザインするとき、ユーザーがデバイスにいつも意識を集中させているとは限りません。デバイスは住宅やオフィスの騒がしい場所に置かれることが多いため、ユーザーがスキルを使用する際、画面を見たり、画面を使って対話したりしない可能性があります。

距離

ほとんどのデバイスのサイズは小さいので、ユーザーがデバイスを見る距離は約0.6~2 mです。ユーザーがデバイスの隣に座ってタッチする場合の距離は約0.6mです。ほかのことをしたり動き回っていたりするユーザーは、約2m離れたところからデバイスをちらっと見るかもしれません。エクスペリエンスにおける合理的な最長距離を画像とフォントのデフォルトサイズとして考えながら、エクスペリエンスをデザインします。

テレビ

Alexa搭載テレビの画像

主にエンターテイメントに使用するテレビ、セットトップボックス、プロジェクターです。テレビの画面サイズとアスペクト比はさまざまです。入力にはタッチとリモコンを使用でき、追加スピーカーに接続すればホームシアターが完成します。

入力

どのAlexa搭載テレビにも画面、スピーカー、リモコンに加えて、音声対話用のマイクが付属しています。ただし、デバイスは、音声起動式とリモコンのボタンを押しながら話すタッチ起動式に分かれます。すべてのテレビにはリモコン(5方向ボタン付きコントローラー)が付属しているので、選択されている状態を表示して、操作しやすくすることをお勧めします。また、5方向ボタン付きコントローラーで入力するのが面倒な場合には、音声を主な入力手段とすることも検討します。

スマートテレビは従来のテレビと異なり、インターネットに接続して、ストリーミングメディアサービスや、エンターテイメントアプリ、インターネット音楽ステーション、ウェブブラウザにアクセスできます。新しいテレビはスピーカーと組み合わせたり、家庭内の機能を管理できるサポートホームデバイスと組み合わせたりすることができます。

画面の特性

テレビデバイスの画面のサイズ、縦横比、密度はさまざまです。一般に画面は横長です。最適化した画像を提供できるように、密度の違いを理解するようにしてください。

UI要素と画像には純白(#FFFFFF)ではなくオフホワイト(#FAFAFA)を使用します。大画面に純白は見にくく感じます。重要なUI要素はすべてテレビのセーフエリア内に表示する必要があります。これにより、テレビメーカーの設定でコンテンツがわずかに拡大表示されて端が切れるオーバースキャンを回避できます。新しいテレビではあまり起こらない問題ですが、このカテゴリーのすべてのテレビを対象にデザインするときには、このことを覚えておいてください。

使用

テレビの使用形態はさまざまです。ユーザーはテレビを1人で観たり、家族と観たり、大きなライブイベントで大勢で観たりする可能性があります。そのためテレビは公共性の高いデバイスとなっており、複数のユーザーがテレビを同時に使用することも珍しくありません。

距離

テレビとの距離はたいてい約3mを超えるため、対話には音声指示やリモコン、ハードウェアスイッチがよく使われます。こうしたデバイス向けにデザインする際は、視覚要素は約3mの距離から見えるように大きくはっきりと表示します。レイアウトは、音声機能を使用できないリモコンでも使用しやすいものにします。

ユーザーがエンターテイメントを視聴しているときには、座っているか、横になってくつろいでいる可能性があることを考慮します。アテンションシステムに、メディア再生などのキューを活用し、適切なビジュアルキューとサウンドファイルを適用します。

設定と認証

テレビの設定と認証には制約モデルを適用します。簡単なタスクはデバイスで処理し、認証のような複雑なタスクはコードベースのリンクを使って処理します。

エクスペリエンスの適応

Alexaを複数のデバイスで使うユーザーが増えています。台所に大きな画面付きのデバイスを置き、寝室には小さな画面付きのデバイスを置くユーザーがいれば、スピーカーやサウンドバーにテレビを接続するユーザーもいます。複数デバイスでのエクスペリエンスを検討するときには、ユーザーが複数のデバイスを行ったり来たりしながらスキルを使ったり、接続しているグループで一緒にデバイスを操作したりする可能性も考慮してください。

統一性の高いエクスペリエンスを開発するには、まず音声のみから始めることです。音声のみであれば、スピーカーからテレビまであらゆるカテゴリーのデバイスに適用できます。その後、視覚コンテンツにも統一性を持たせるよう検討するとよいでしょう。すべてのデバイスで視覚効果を統一するには、スタイルをそろえるのが最も簡単な方法です。同じアイコンの表現を適用することで、デバイスが変わっても製品とブランドを一目で識別できるようになります。

さまざまな画面にコンテンツを適応させるときには、最も小さな画面から始めます。特定の場面で表示すべき最重要コンテンツを優先しやすくなるからです。また、そうすることで、タッチターゲットと画面での要素の間隔についても検討できます。小さな画面から始めて、エクスペリエンスをデザインする対象デバイスと、ユーザーエクスペリエンスの何を優先するかを決めます。

最小画面のエクスペリエンスについて検討し終わったら、今度は最大画面について検討することをお勧めします。大型のデバイスやテレビなどについてです。画面を大きくするということは、単にコンテンツを拡大することではありません。大画面では増えた画面領域を十分に活用し、画像を拡大しても画像の質が落ちないように特に注意する必要があります。

これで、どのカテゴリーのデバイスにも、コンテンツを柔軟に適応させることができるようになりました。あらゆるデバイスモードに自動で対応できるようデザインされた、レスポンシブ対応のコンポーネントやテンプレートを活用できます。これらはすべてのAlexa搭載デバイスに適用できる標準ソリューションです。


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