用語集
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用語集
目次
A
- Alexaアプリ(Alexa app)
- Alexaユーザー向けのコンパニオンアプリです。デバイスのセットアップ、設定の変更に使用するほか、Alexaとの対話で得られた情報を視覚的に確認することができます。
- Alexa搭載デバイス(Alexa-enabled device)
- Alexaサービスを利用できるデバイスです。Alexa音声サービスを使用するAmazon Echo、Amazon Echo Dot、Amazon Tap、Echo Showを始め、他社製のデバイスもあります。
- Alexaサービス/Alexa(Alexa service / Alexa)
- Amazonまたは他社製のAlexa搭載デバイスを機能させるクラウドベースの音声サービスです。Alexaからのリクエストを受け付けて応答を返す独自のクラウドベースのサービスを作成して、Alexaに新しい機能を追加できます。
- Alexaスキル(Alexa skill)
- スキルを参照してください。
- Alexa Skills Kit
- Alexaに新機能を追加するためのAPI、ツール、ドキュメントのコレクションです。Alexa Skills Kitとはを参照してください。
- Alexa Presentation Language(APL)
- Amazonが提供するコンポーネントと組み合わせられる、レスポンシブなレイアウトを持った言語で、Alexaの対話型視覚エクスペリエンスの開発に使用します。Alexa Presentation Language(APL)の概要を参照してください。
C
- カード(Card)
- ホームカード、詳細カードをそれぞれ参照してください。
- 認知負荷(Cognitive load)
- ワーキングメモリにかかる精神的負担の総量です。ユーザーにとっての、提示された情報を理解、解釈したりする難易度を表します。
- コンパニオンアプリ(Companion app)
- Alexaアプリを参照してください。
- 確認(Confirmation)
- Alexaがユーザーの発言を正しく理解したことをユーザーに確実に知らせるための応答です。確認には、暗黙的な確認と明示的な確認があります。
- 会話(Conversation)
- 対話を参照してください。
D
- データ(Data)
- 音声対話の補助として、視覚マークアップ言語を使って画面に表示される情報です。
- 詳細カード(Detail card)
- Alexaアプリに表示される、各スキルについての情報と使用法を示すカードです。ユーザーは、これらの詳細カードを参照して、有効にするスキルを選ぶことができます。詳細カードに表示される情報の大半は、スキルの公開ページで入力します。
- ダイアログエラー(Dialog errors)
- Alexaとユーザーの会話で生じる予期しない事柄です。ダイアログエラーには、低信頼度エラー、タイムアウト/沈黙/入力なし、誤承認などがあります。ダイアログエラーの処理に関する推奨事項については、Alexaデザインガイドのエラーメッセージを参照してください。
E
- イアコン(Earcon)
- 特定のイベントを意味したり、その他の情報をユーザーに伝えたりする特徴のある短い音、または音声の「アイコン」です。
- Echoアプリ(Echo app)
- Alexaアプリを参照してください。
- エラーメッセージ(Error message)
- ダイアログで発話エラーや技術エラーが発生したときにユーザーに伝えるメッセージです。
- サンプルフレーズ(Example phrase)
- カスタムスキルで、ユーザーが使うことができるフレーズの例です。開発者コンソールの公開タブにこれらのフレーズを入力します。同じフレーズを、サンプル発話のリストにも含める必要があります。
- 終了コマンド(Exit command)
- ユーザーが対話を終了するために言う、「終了」や「停止」などのコマンドです。
- 終了メッセージ(Exit message)
- ユーザーがスキルに会話の停止または終了を求めてきたときや、スキルが自然に終了するときに発するメッセージです。
- 明示的な確認(Explicit confirmation)
- Alexaが聞いた内容をもう一度繰り返し、正しいかどうかをユーザーに明示的にたずねるプロンプトです。たとえば、「アレクサ、十二星座占いに私の星座の運勢を聞いて」とユーザーが聞いたときに Alexaが答える「十二星座占いで運勢を知りたいのですね。あっていますか?」が、これに当たります。
F
- 誤承認エラー(False accept errors)
- ユーザーの発言を正しく理解しているというAlexaの信頼度が比較的高いにもかかわらず、実際には正しく理解できていないというエラーです。
- フルインテント呼び出し(Full intent invocation)
- Alexaがリクエストに対するアクションを実行するために必要なすべての情報が含まれるユーザーリクエストです。たとえば、「アレクサ、歴史マニアに6月3日に起こった出来事を聞いて」などがこれに該当します。
G
- グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)(Graphical User Interface (GUI))
- 人がコンピューターやデバイスを、コマンドラインインターフェースではなくアイコンや画像といった視覚的なインジケーターを使って対話したり操作したりする方法です。
H
- ヘルプメッセージ(Help message)
- ユーザーがスキルに支援を求めてきたときや、エラーメッセージの連続回数上限に達したときに、ユーザーに出すメッセージです。「マスター」ヘルプメッセージでは、スキルとその機能の概要を知らせます。スキルを初めて使用するときのようこそメッセージと同様の情報です。ユーザーが特定の機能を使おうとしているときや、特定のタスクやプロンプトで行き詰まったときには、コンテキストに応じたヘルプメッセージを出します。
- ヒント(Hint)
- ユーザーがスキルとの対話中に言うことができるアクションや発話についてのテキスト文字列です。
- ホームカード(Home card)
- Alexaアプリ内に表示される視覚情報で、カスタムスキルとの会話の内容や補足情報をユーザーに提供します。スキルの応答にカードを追加するを参照してください。
I
- 暗黙的な確認(ランドマーキング)(Implicit confirmation (Landmarking))
- Alexaが聞き取った内容をそれとなく繰り返し、正しく理解されているという安心感をユーザーに与えます。下の例で「運勢」という語を繰り返すのは、自然な対話でユーザーとの信頼関係を確立するために使用されるランドマーキング技法です。
たとえば、「アレクサ、十二星座占いに私の星座の運勢を聞いて」とユーザーが聞いたときに Alexaが「何座の運勢を占いますか?」とたずねることで、ユーザーのリクエストを明らかにします。 - インテント(Intents)
- ユーザーの音声リクエストと完了するアクションを表します。インテントは、スロットと呼ばれる引数を持つことができます。スロットには可変情報が入ります。たとえば、「アレクサ、歴史マニアに6月3日に起こった出来事を聞いて」とユーザーが聞いたとします。 この文では、「6月3日に起こった出来事」が、特定のAlexaスキルによる処理が可能な特定のインテントに対応付けられます。これにより、このユーザーが「歴史マニア」スキルから特定の日付の歴史に関する情報を取得したがっていることを、Alexaに対して伝えます。
インテントの定義方法の詳細については、インテント、発話、スロットの作成を参照してください。 - 対話(Interaction)
- ユーザーとAlexaの間の会話形式の情報のやり取りです。1対のリクエストと応答である場合もあれば、複数回のやり取りになる場合もあります。
- 割り込み(Interruptions)
- Alexaとユーザーの対話が別のイベントによって中断されることです。割り込みの例として、ユーザーがAlexaに話しかけているときにアラームやタイマーが鳴る場合などがあります。
- 呼び出し(Invocation)
- 特定のAlexa機能との対話を開始するためのアクションです。たとえば、ユーザーが十二星座占いスキルを使うためにAlexaを起動する場合、「アレクサ、十二星座占いに今日の運勢を聞いて」と言います。
Alexaは、その呼び出しに応答して「何座を占いますか?」とたずねます。
呼び出しには、フルインテント呼び出し、部分インテント呼び出し、インテントなしの呼び出しがあります。 - 呼び出し名(Invocation name)
- ユーザーが使用する、カスタムスキルの名前です。ユーザーは、スキルの呼び出し名とサンプルフレーズを組み合わせてリクエストを言うことができます。たとえば、「アレクサ、歴史マニアに6月3日に起こった出来事を聞いて」などがこれに該当します。 この例の場合、「歴史マニア」が、過去の出来事を調べるスキルの呼び出し名です。スマートホームスキルには呼び出し名はありません。
L
- ランドマーク(Landmark)
- 暗黙的な確認を参照してください。
- レイアウト(Layout)
- デバイスでAlexaに割り当てられた画面境界内や空間にコンポーネントをどのように配置するのかを示す視覚テンプレートです。
- アカウントをリンクカード(Link account card)
- Alexaアプリに表示され、ユーザーにアカウントをリンクするよう指示する特殊な(
LinkAccount
)カードです。これにより、ユーザーはこのカードから直接アカウントリンクを開始できます。アカウントをまだリンクしていないユーザーが認証の必要なインテントを呼び出そうとした場合、カスタムスキルはこのカードで応答できます。 - 低信頼度エラー(Low confidence errors)
- ユーザーの発言内容を正しく理解できたかどうか、Alexaの確証が低い場合のエラーです。この場合、Alexaは、再び質問して対話を続行するか、対話を終了します。
M
- マーカー(Marker)
- 会話のマーカーまたはキューは、ダイアログのステータスをユーザーに伝える語句です。たとえば、「最初に」、「次に」、「いくつか質問させてください」などです。
- 最大エラー条件(Max error condition)
- ダイアログエラーが連続して発生すると、この条件により対話が終了し、Alexaが同じ失敗を繰り返さないようデザインされています。
- メニュースタイルのプロンプト(Menu style prompt)
- 少数の選択肢(5個以下を推奨)から応答を引き出すことを意図した質問をユーザーにたずねるプロンプトです。たとえば、「マインクラフトヘルパーです。レシピ、ポーションの材料、ゲームの遊び方を紹介します。どれを知りたいですか?」
- マルチモーダル(Multimodal)
- 音声と画面を使うインターフェースのことです。ユーザーがスキルを利用する方法はユーザーが選ぶ入力手段によって変わりますが、音声と画面はスムーズに連携します。
N
- インテントなしの呼び出し(No intent invocation)
- インテントまたはスロットの情報がないユーザーリクエストです。たとえば、「アレクサ、歴史博士を開いて。」などがこれに当たります。
- 通知(Notifications)
- ユーザーが、イベントの発生時または発生前にAlexaから通知を受け取ることを必要とするアクションを行うことです。通知の最も一般的な例はアラームやタイマーです。通知は、ほかに何も実行されていない場合に実行されるだけではなく、Alexaとユーザーの対話中に割り込みという形で実行されることもあります。この場合、通知は対話のやり取りの合間に配信されます。
O
- 自由回答のプロンプト(Open ended prompt)
- 幅広い応答を引き出すことを意図した質問をユーザーにたずねるプロンプトです。たとえば、「どういったご用件ですか?」などがこれに当たります。
- 任意のスロット(Optional slot)
- ユーザーリクエストの絞り込みに使われるが、タスクを完了するために必須ではない値を取るスロットです。たとえば、「アレクサ、歴史マニアに6月3日に起こった出来事を聞いて。」というリクエストの場合、 6月3日はオプションです。ユーザーが特定の日付を指定しない場合、歴史マニアは今日の日付の歴史上の出来事を答えます。このように、ユーザーの発話にオプションのスロット値が含まれていなくても、その値をたずねる必要はありません。
P
- 部分インテント呼び出し(Partial intent invocation)
- ユーザーのインテントが含まれているが、必須のスロットが含まれないユーザーリクエストです。たとえば、「アレクサ、十二星座占いに今日の運勢を聞いて。」と聞いた場合、 このリクエストでは運勢を調べる星座が指定されておらず、Alexaはユーザーからその情報を入手する必要があります。
- プロンプト(Prompt)
- ユーザーに詳細をたずねるためにAlexaが読み上げる応答のテキスト文字列です。このプロンプトテキストをユーザーのリクエストに対する応答に含めます。プロンプトには次のような種類があります。 自由回答、メニュースタイル、再プロンプト、暗黙的な確認(ランドマーキング)です。
- プロパティ(Properties)
- コンポーネントや応答のデフォルト動作または表示の変更を指定できるパラメーターセットです。
R
- 再プロンプト(Re-prompt)
- 応答を聞き取れなかったり、わかりにくかったりする場合にAlexaが使う特殊なプロンプトです。通常、ダイアログエラー発生後に質問の形で使われます。ユーザーがエラーから会話に戻るのを手伝うことが目的です。たとえば、「アレクサ、スコアキーパーを開いて。」というリクエストに対して、
「スコアキーパーにおかえりなさい。何を更新しますか?」とたずねるような場合です。
この場合、ユーザーが答えないときには、Alexaが役に立つヒントを引き続き提供します。たとえば、
「プレーヤーにポイントを追加する、現在のスコアをたずねる、新しいゲームを始めることができます。できることすべてを聞くには、「ヘルプ」と言ってください。では、どれにしますか?」といったようにです。 - 必須スロット(Required slot)
- Alexaがユーザーのリクエストを完了するために必要な値が含まれるスロットです。たとえば、「アレクサ、十二星座占いに牡牛座の運勢を聞いて。」と聞くとします。 具体的な星座名がないと、十二星座占いは運勢を答えられません。ユーザーが必要なスロット値を提供しない場合、スロット値をユーザーにたずねる必要があります。
S
- サンプル発話(Sample utterance)
- 特定のインテントを想定される発話に結び付ける構造化したテキスト文字列です。一連のサンプル発話を、カスタムスキルの対話モデルの一部として提供します。ユーザーがこれらの発話のいずれかを言うと、Alexaサービスによって、対応するインテントが含まれるサービスにリクエストが送信されます。
- スキル(Skill)
- Alexaによって安定的に実行されるアクションやタスクのセットです。Alexaには一連の(楽曲再生などの)ビルトインスキルが備わっており、開発者はAlexa Skills Kitを使用してAlexaに新しいスキルを提供できます。スキルには、開発者コンソールで提供されている(クラウドベースのサービスという形式の)コードとコンフィギュレーションが含まれます。
- スロット(Slot)
- リクエストに関する追加情報をAlexaに提供するインテントの引数です。たとえば、「アレクサ、歴史マニアに6月3日に起こった出来事を聞いて」という文の場合、「6月3日」がリクエストを絞り込むデータスロット値となります。インテントによって、スロットが必須の場合もあれば、任意の場合もあります。スロットを必須に指定し、Alexaがそのスロット値を取得して会話を進めるようにするには、ダイアログモデルを作成してから、Alexaにそのダイアログをデリゲートします。
- スタイル(Style)
- Alexaエクスペリエンスの外観と操作感を制御する、視覚アトリビュートとアセットです。これらの値はすべてのコンポーネント、レイアウト、パターンに継承されます。スタイルはテーマで提供されます。デバイスはデイモードやナイトモードなど複数のテーマを提供できます。
- システムエラー(System error)
- ユーザーとAlexa間の対話に関連しない、予期しない事柄が生じる場合のエラーです。たとえば、ユーザーがリクエストした情報を取得するためにデータサービスが使用した呼び出しが、その情報をAlexaに送信できなかった場合などがこれに該当します。
T
- 教えて(Tell)
- ユーザーが特定のカスタムスキルを呼び出すようAlexaに命令するときに呼びかける言葉の1つです。スキルの呼び出し名と組み合わせて使います。たとえば、「アレクサ、カラーエキスパートに私のお気に入りの色は赤だと教えて」のように使います。 ユーザーがAlexaと会話を始めるために使用できるフレーズはいくつかあります。ユーザーによるカスタムスキルの呼び出しを参照してください。
- テンプレート(Template)
- 視覚要素の配置や表示について記述したドキュメントです。
- 読み上げ機能(TTS)(Text-to-Speech (TTS))
- テキスト文字列を合成音声(Alexa音声)に変換する機能です。Alexaサービスでは、プレーンテキストをTTSに変換できます。
- タイムアウト/沈黙/応答なしエラー(Timeouts/silence/no response errors)
- ユーザーがAlexaの質問に答えなかった場合のエラーです。通常、ユーザーに応答を促す再プロンプトが再生されます。
- タッチ対話(Touch interaction)
- 画面付きAlexa搭載デバイスをタッチして特定の応答を引き出すことです。画面上のリスト内にある項目をタッチしてその項目の詳細を確認する場合などに使用します。
- ターン(Turn)
- 1回のAlexaへのリクエスト、またはAlexaからの応答のことです。会話のリクエスト側のみを指す場合もあります。たとえば、
「アレクサ、十二星座占いを開いて。」
「どの星座にしますか?」
「うお座」
「今日のうお座の運勢は...」
という会話の場合、回数としては4ターンですが、2ターンの対話と呼ぶことがあります。
U
- 発話(Utterance)
- ユーザーが行いたいことをAlexaに伝える、またはAlexaからの質問に答えるために言うフレーズです。カスタムスキルの場合、カスタム対話モデルの一部として、インテントに対応付けされる一連のサンプル発話を指定します。スマートホームスキルの場合は、スマートホームスキルAPIのメッセージリファレンスにあらかじめ定義された発話が用意されています。
V
- 音声ファースト(Voice forward)
- 音声に最適なマルチモーダルコンセプトです。GUIは音声用に最適化されます。つまり、ボタンやリンク、その他のタッチが必要な情報は、音声操作に適した情報(アクションヒントなど)に置き換えられます。
- 音声ユーザーインターフェース(VUI)(Voice User Interface (VUI))
- 人が声で呼びかけることでコンピューターやデバイスを操作する方法のことです。カスタムスキルの場合、音声インターフェースは、ユーザーの発話と、クラウドベースのサービスで処理可能なインテント間のマッピングで構成されます。スキルの対話モデルの作成と対話モデルのスキーマを参照してください。
W
- ウェイクワード(Wake word)
- ユーザーがAlexaに何かをリクエストする前に言うコマンドです。たとえば、「アレクサ、歴史博士を開いて。」などがこれに当たります。 ここでは、「アレクサ」がウェイクワードになっています。Alexaユーザーは、定義されている一連のウェイクワード( 「アレクサ」、「アマゾン」、「エコー」、「コンピューター」)から選択できます。
- ようこそメッセージ(Welcome message)
- ユーザーが何かをリクエストするのではなく、スキルを呼び出しただけの場合に提供されるメッセージです。たとえば、「アレクサ、十二星座占いを開いて。」と言った場合、 Alexaは次のようなようこそメッセージで応答します。 「a s k ラジオへお帰りなさい。どの星座の運勢を聞きたいですか?」
初回起動時のようこそメッセージはユーザーにスキルを紹介し、ユーザーがスキルで使用できるコマンドをいくつか挙げます。2回目以降のようこそメッセージはユーザーに挨拶し、よく使われるタスクや会話を続けるために必要な情報を求めるプロンプトを出します。