Alexa Live 2022 スキル開発者向けお知らせのまとめ

Staff Writer Aug 01, 2022
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※ このブログは、Alexa Live 2022: Announcement roundup for skill developersの翻訳です。紹介している機能は日本語に対応していない場合があります。

スキル開発に役立つ機能

スキル開発者の皆さまに役立つさまざまな機能をリリースしました。ビジネスを拡大したり、質の高いユーザーエクスペリエンスを開発したり、リリースまでの時間を短縮したりなど、これらの機能を活用してください。

ビジネスの拡大を促進

次の機能やプログラムは、Alexaで収益を上げたり、リーチを広げることで、持続可能なビジネスを実現していただけるようデザインされました。

スキル開発者アクセラレータープログラム(SDAP)
は、質の高いスキルを作成した開発者にインセンティブを付与し、開発者のビジネス拡大を促すプログラムです。このインセンティブは、来年から利用できます。さらに、スキル内課金(ISP)、サブスクリプション、有料スキルの収益合計が100万ドル未満の開発者には、開発者の収益配分を増やすという特典もあります。SDAPについて詳しくは、こちらのブログ(英語)をご覧ください。

Promoted Skills
は、Echo Showのホーム画面でスキルのプロモーションができるという、シンプルながらも効果的な新しい広告機能です。今年の後半には、5分もかけずにスキルのプロモーションキャンペーンをセットアップできるようになります。また、毎日更新されるパフォーマンスやアトリビューションのメトリクスも確認できるようになる予定です。Promoted Skillsのリリース時期については、developer.amazon.comをチェックしてください。

Alexa Routines Kit(ARK)は、ユーザーがスキルと対話するときに、プリビルドの定型アクションを提案する機能です。定型アクションを一から作成しなくても、ユーザーは、音声での簡単な同意アクションだけでプリビルドの定型アクションを有効にし、お気に入りスキルを日常的に利用できます。この機能は、開発者プレビューの段階です。 参加するには、登録が必要です。詳しくは、こちらのブログ記事(英語)をご覧ください。

音声でのアカウントリンク
を使うと、ユーザーは音声を使って、簡単にアプリのアカウントとAlexaアカウントをリンクできます。これまでは、アカウントリンクにAlexaアプリを使う必要がありましたが、この方法を使うと、音声での簡単な同意アクションだけでアカウントをリンクできます。 詳細は、最新の技術資料を参照してください。

Alexa Shopping Kitは、スキルにショッピング体験を組み込むのに必要な機能をまとめた機能セットです。ユーザーはスキルを離れることなく、関連する商品を見つけたり、調べたり、購入したりできます。開発者は、Amazonの商品を選んでユーザーに提示できます。Amazon Associates on Alexaは、スキルで提示した商品をユーザーが購入すると、最大10%の紹介料を受け取れるプログラムです。これにより、新しい収益化チャネルを獲得できます。 

Alexa Shopping Kitについて詳しくは、こちらのブログ(英語)をご覧ください。まずは、既に一般公開されている2つのAlexaショッピングアクション、「カートに追加」と「今すぐ購入」から始めてみましょう。詳細は、こちらの技術資料をご覧ください。 それ以外のショッピングアクション(「リストに追加」)を組み込むには、登録してプレビューにご参加ください。

Alexa Skill Dealsは、Alexa開発者コンソールから、スキル内課金(ISP)商品や有料スキルに割引を設定する機能です。これらの割引は、開発者が定義した割引期間中(最大1年間)有効で、すべてのユーザーが利用できます。ユーザーは、Alexa Skill Dealsを利用することで、プレミアムコンテンツやスキルを割引価格で入手できるようになります。 詳しくは、こちらの技術資料を参照してください。

質の高いユーザーエクスペリエンスの開発

次の機能は、Alexaを使って次世代のアンビエントエクスペリエンスを作成できるようデザインされました。

Dialog Testing Tool API
を使用すると、マルチターンのダイアログを評価するための自動テストセットを作成できます。 さまざまなバリエーションのスキル応答を処理してAlexa Presentation Language for Audio(APLA)のスロット値をランダムに設定できるため、統合テストの不合格を回避するのに役立ちます。特にAlexa Conversationsによって非線形で自然な会話パターンに対応できるようになったため、最もインパクトのあるユースケースに対応するスマートでインテリジェントな統合テストを作成できるようになりました。利用するには、こちらから開発者プレビューに登録してください。

A/Bテストツール
を使うと、スキルコードに条件文を追加することで、スキルに実験群と対照群のユーザーエクスペリエンスを定義できます。ランダム化されたユーザーの何パーセントに、実験エクスペリエンスと対照エクスペリエンスのどちらを提示するかを設定できます。 詳しくは、こちらのブログ(英語)をご覧ください。

Alexa for Apps SDK
: Alexa for Apps SDKを使うと、アプリと音声アシスタントを簡単に連携できます。音声アシスタントには、検索、ナビゲーション、情報、ユーザーとの対話といった機能が含まれます。たとえば、ユーザーは、旅行アプリでフライトの予約をしたり、家計簿アプリで予算を立てたり、ソーシャルアプリに最高の瞬間を残したり、フィットネスアプリでワークアウトしたり、といったさまざまなことができますが、そのすべてにAlexaがパーソナルコーチとして寄り添えます。プレビューの参加希望フォームに記入して早速始めましょう。 

Food Skill API
がアップデートされました。最先端技術を使った会話型AIで、レストランをユーザーとつなげたり、食事を届けたりすることを、新しく便利な方法で行います。 

Alexa Presentation Language for Audio(APLA)テンプレート
を使うと、充実したサンプルを使って最新のAPLAの使い方を短期間でマスターできます。テンプレートは、「オーディオ応答を作成」をクリックすると、オーサリングツールに表示されます。 APL for Audio(APLA)では、Alexa、Pollyの音声、サウンドエフェクト、音楽のオーディオ応答をスキルに追加できます。 詳しくは、技術資料を参照してください。

マルチモーダル応答ビルダー
を使うと、スキルの視覚応答を作成する複数のステップを、ガイダンス付きの1つのチュートリアルで行うことができます。さまざまなAlexaデバイスに合わせてレンダリングされるレスポンシブ対応の視覚要素を、マルチモーダル応答ビルダーが自動生成します。 詳しくは、技術資料を参照してください。

Skill Quality Coach
は、パーソナライズされたガイダンスやフィードバックを提供します。これを活用することで、段階的なアプローチで質の高いスキルを作成できます。Skill Quality Coachは、成功した何千ものAlexaスキルから学習し、その内容を基に共通の属性を特定し、スキルの品質向上のためのパーソナライズされた提案を行います。本日より、米国の開発者向けに、スキル品質ダッシュボードでSkill Quality Coachを提供しています。 Skill Quality Coachについて詳しくは、こちらのブログ(英語)をご覧ください。

APLベストプラクティスガイド
は、最適なパフォーマンスのAPLテンプレートを作成するためのガイダンスを、ホワイトぺーパー形式で提供します。スキルの視覚ユーザーフローについて理解を深め、デザインをAPLドキュメント、レイアウト、ページ、ビューに分散させる最適なアプローチを見極めましょう。 詳しくは、技術資料を参照してください。

APLアクセシビリティガイド
は、目の不自由なユーザーがアクセスできるエクスペリエンスの作成に役立ちます。 詳しくは、技術資料を参照してください。

Skill Components
は、Alexa Conversations(AC)を使って作成したスキルに簡単に追加できます。各コンポーネントは、音声ユーザーインターフェースのダイアログやインテント、Alexa Presentation Language(APL)ドキュメント、スキルコード、Skill Connectionタスク、スキルイベントといった、スキルプリミティブのコレクションです。これらのコンポーネントを既存のスキルパッケージに読み込み、コンパイルして、スキルをデプロイできます。こちらから開発者プレビューに登録できます。

開発期間を短縮

次の機能やプログラムで、Alexaスキルの開発がよりシンプルになりました。開発期間を短縮してスキルを速やかに提供し、世界中にいる何百万ものユーザーを惹きつけましょう。

developer.amazon.comのエクスペリエンスが向上
: この1年間、さまざまなアップデートや機能の追加でAlexa開発者コンソールを改善してきました。新たな検索エクスペリエンスを導入したしたことで、Amazon、GitHub、YouTubeといった複数のサイトにまたがっての検索が可能になりました。

Alexa Learning Lab
は、開発者ポータルの新しいリソースです。開発者の学習促進を目的としてデザインされています。 Alexa Learning Labでは、実践しながら学習できます。 新しい機能を試したり、リアルタイムでガイダンスを受けたりすることができます。 リアルタイムのフィードバックを受けながら、コードを変更し、送信して、結果を確認できます。 詳しくは、こちらをご覧ください。 

Alexa Conversationsおよび対話モデル全体で統一された開発者エクスペリエンス
: 開発者エクスペリエンスが統一され、コアとなるコンセプトやプリミティブのセットを効率良く使えるようになりました。これにより、自然でマルチターンの会話型エクスペリエンスを作成できます。スキル開発者は、進化し続ける開発者エクスペリエンスやツールチェーンを通じてAI機能を幅広く活用し、ワンショット、シンプルなマルチターンの会話や複雑で豊かな会話など、さまざまなパターンのユーザーエクスペリエンスを作成できるようになります。このエクスペリエンスのリリース時期については、developer.amazon.comをぜひチェックしてください。お見逃しなく。

コードサンドボックス
では、開発者向けのプレビュー機能で、APL技術資料の公開中APLサンプルを表示、編集できます。これにより、技術資料のページから移動することなく、ハンズオン形式で学ぶことができるようになりました。 始めるには、技術資料を参照してください。

Amazonは、会話型AIに積極的に投資を行い、次世代のアンビエントエクスペリエンス作成を可能にするツールを開発しています。開発者の皆さまに、1日も早くこうした新しい機能やプログラムを提供したいと考えています。自宅や職場、外出先、作業プロセスなどでスキルを使うユーザーへリーチし、ビジネスの拡大に活用していただければ幸いです。

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