Appstore SDKの最新リリースには、アプリへのログイン時にユーザーの手間を軽減する重要な機能が導入されています。
シンプルサインイン(SSI)は、Fire OSデバイスでアプリにログインする際のユーザーエクスペリエンスを向上させる機能です。SSIを実装したアプリでは、ユーザーが異なるデバイスからログインするたびに、自分のログイン認証情報(ユーザー名とパスワード)を手動で入力する必要がありません。
デバイス切り替えたり、新しいデバイスにアップグレードしたりするたびに、複数のアプリのログイン認証情報を覚えておいて手動で入力するのは、どのユーザーにとっても手間のかかる作業です。SSIを実装すれば、ユーザーはAmazonアプリストアの既存のログイン認証情報をアプリで使用し、新しく購入したデバイスでも、1回クリックするだけでアプリにログインできるようになります。SSIでは、安全なトークンを使用してユーザーのIDを表すため、未加工のログイン認証情報を保存する必要がありません。
ユーザー(Alice)が最初にログインする際のステップは次のとおりです。
ユーザーが自分のアプリアカウントを既にリンクしている場合、シンプルサインインによって必要な手順が少なくなります。以下の図は、新しいデバイスまたは追加のデバイスでのシンプルなフローを示しています。
新しいデバイスまたは追加のデバイスでログインする場合のステップは次のとおりです。
シンプルサインインの新しい指標レポート
SSIにはビジネス指標レポートも用意されており、このレポートは、Amazonアプリストア開発者コンソールの [レポート] タブでダウンロードできます。たとえば、ユーザーがアカウントのリンクを選択した日時、以前にリンクされたアカウントを使用してログインした日時、それ以降のログイン試行に関する詳細などを確認できます。詳しくは、シンプルサインインレポートを参照してください。
最新のAppstore SDKをダウンロードしてください。 このAppstore SDKには、JARファイル、APIドキュメント、これらのAPIを使用したサンプルコードが含まれています。シンプルサインインの実装方法については、こちらの詳しい手順を参照してください。最新のAppstore SDKを統合したら、App Testerツールを使用してシンプルサインインを検証します。