Speakerインターフェース(v1.0)
- 機能API
- Speakerのコンテキスト
- SetVolumeディレクティブ
- AdjustVolumeディレクティブ
- VolumeChangedイベント
- SetMuteディレクティブ
- MuteChangedイベント
Speakerインターフェースは、クライアントのスピーカーの音量調整とミュート/ミュート解除に使用されるディレクティブとイベントを提供します。Alexaは音量調整にSetVolume
ディレクティブとAdjustVolume
ディレクティブによる、2つの方法がサポートされています。
機能API
Speakerインターフェースのバージョン1.0を使用するには、機能APIの呼び出し内で宣言する必要があります。詳細については、機能APIを参照してください。
オブジェクトのサンプル
{ "type": "AlexaInterface", "interface": "Speaker", "version": "1.0" }
Speakerのコンテキスト
Alexaは、コンテキストが必要な各イベントで、Speakerインターフェースのvolume
状態とmuted
状態の情報がクライアントからレポートされることを想定しています。
コンテキストのレポートの詳細については、コンテキストの概要を参照してください。
サンプルメッセージ
{ "header": { "namespace": "Speaker", "name": "VolumeState" }, "payload": { "volume": {{LONG}}, "muted": {{BOOLEAN}} } }
ペイロードのパラメーター
パラメーター | 説明 | 型 |
---|---|---|
volume | 現在のスピーカーの音量を示します。
有効な値:0~100 |
long |
muted | クライアントのスピーカーのミュート状態を示します。 | ブール値 |
SetVolumeディレクティブ
このディレクティブは、クライアントに絶対値で音量調整するよう指示します。volume
の値は、0(最小)以上、100(最大)以下の値で指定されます。
サンプルメッセージ
{ "directive": { "header": { "namespace": "Speaker", "name": "SetVolume", "messageId": "{{STRING}}", "dialogRequestId": "{{STRING}}" }, "payload": { "volume": {{LONG}} } } }
ヘッダーのパラメーター
パラメーター | 説明 | 型 |
---|---|---|
messageId | 特定のメッセージを表すのに使用する一意のIDです。 | 文字列 |
dialogRequestId | 特定のRecognize イベントの応答として送信されるディレクティブの関連付けに使用する一意のID |
文字列 |
ペイロードのパラメーター
パラメーター | 説明 | 型 |
---|---|---|
volume | 0(最小)から100(最大)までの絶対音量レベル。
有効な値:0以上100以下の任意の値。 |
long |
AdjustVolumeディレクティブ
このディレクティブは、クライアントに相対値で音量調整するよう指示します。volume
の値は、-100以上、100以下の値で指定されます。
AdjustVolume
ディレクティブは、現在の音量設定に対して常に相対的であり、音量を上げるには正の値、音量を下げるには負の値が指定されます。
サンプルメッセージ
{ "directive": { "header": { "namespace": "Speaker", "name": "AdjustVolume", "messageId": "{{STRING}}", "dialogRequestId": "{{STRING}}" }, "payload": { "volume": {{LONG}} } } }
ヘッダーのパラメーター
パラメーター | 説明 | 型 |
---|---|---|
messageId | 特定のメッセージを表すのに使用する一意のIDです。 | 文字列 |
dialogRequestId | 特定のRecognize イベントの応答として送信されるディレクティブの関連付けに使用する一意のID |
文字列 |
ペイロードのパラメーター
パラメーター | 説明 | 型 |
---|---|---|
volume | 相対的な音量調整。現在の音量設定に対して、音量を上げる/下げるために使用する正または負のlong値です。
有効な値:-100以上100以下の任意の値。 |
long |
VolumeChangedイベント
VolumeChanged
イベントは、以下の場合にAVSに送信される必要があります。
SetVolume
ディレクティブまたはAdjustVolume
ディレクティブを受信し、製品のスピーカーの音量を調整/変更するよう処理したとき。- 音量が、製品のスピーカーの音量を調整/変更するよう、ローカルで調整されたとき。
重要:volume
は、0(最小)以上、100(最大)以下の値で指定されます。製品がローカルで0~10の音量調整をサポートしている場合、ユーザーが音量を8に上げると、AVSはのvolume
値が80に設定されると想定します。
サンプルメッセージ
{ "event": { "header": { "namespace": "Speaker", "name": "VolumeChanged", "messageId": "{{STRING}}" }, "payload": { "volume": {{LONG}}, "muted": {{BOOLEAN}} } } }
ヘッダーのパラメーター
パラメーター | 説明 | 型 |
---|---|---|
messageId | 特定のメッセージを表すのに使用する一意のIDです。 | 文字列 |
ペイロードのパラメーター
パラメーター | 説明 | 型 |
---|---|---|
volume | 0(最小)から100(最大)までの絶対音量レベル。
有効な値:0以上100以下の任意のlong値。 |
long |
mute | 製品のスピーカーのミュート/ミュート解除に使用されるブール値。値は、スピーカーがミュートのときtrue で、ミュート解除のときfalse が指定されます。 |
ブール値 |
SetMuteディレクティブ
このディレクティブは、製品のスピーカーをミュートする際にAVSからクライアントに送信されます。
サンプルメッセージ
{ "directive": { "header": { "namespace": "Speaker", "name": "SetMute", "messageId": "{{STRING}}", "dialogRequestId": "{{STRING}}" }, "payload": { "mute": {{BOOLEAN}} } } }
ヘッダーのパラメーター
パラメーター | 説明 | 型 |
---|---|---|
messageId | 特定のメッセージを表すのに使用する一意のIDです。 | 文字列 |
dialogRequestId | 特定のRecognize イベントの応答として送信されるディレクティブの関連付けに使用する一意のID |
文字列 |
ペイロードのパラメーター
パラメーター | 説明 | 型 |
---|---|---|
mute | 製品のスピーカーのミュート/ミュート解除に使用されるブール値。値は、スピーカーがミュートのときtrue で、ミュート解除のときfalse が指定されます。 |
ブール値 |
MuteChangedイベント
MuteChanged
イベントは、以下の場合にAVSに送信される必要があります。
SetMute
ディレクティブを受信し、製品のスピーカーの音量を調整/変更するよう処理したとき。- 製品が、スピーカーのミュート状態を変更するよう、ローカルでミュート/ミュート解除されたとき。
サンプルメッセージ
{ "event": { "header": { "namespace": "Speaker", "name": "MuteChanged", "messageId": "{{STRING}}" }, "payload": { "volume": {{LONG}}, "muted": {{BOOLEAN}} } } }
ヘッダーのパラメーター
パラメーター | 説明 | 型 |
---|---|---|
messageId | 特定のメッセージを表すのに使用する一意のIDです。 | 文字列 |
ペイロードのパラメーター
有効な値:
パラメーター | 説明 | 型 |
---|---|---|
volume | 0(最小)から100(最大)までの絶対音量レベル。
有効な値:0以上100以下の任意のlong値。 |
long |
mute | 製品のスピーカーのミュート/ミュート解除に使用されるブール値。値は、スピーカーがミュートのときtrue で、ミュート解除のときfalse が指定されます。 |
TRUEまたはFALSE</td>
ブール値 |
s