密度は、デバイスの画面に表示できるピクセルの数です。Alexaのデザインにおいて密度は重要な要素です。デバイスメーカーは、あらゆる形状、サイズ、密度の画面でAlexa搭載デバイスを製造できるためです。密度の使用方法を理解すると、どんなAlexa搭載デバイスでも一貫した最適なエクスペリエンスを提供できます。
 
                        ディスプレイ画面の解像度(SR)を画面の横幅(SW)で割ると、密度を求めることができます。
SR(画面の解像度) ÷ SW(画面の横幅) = D(密度)
たとえば、小型の円形デバイスの密度は、次のようになります。
480ピクセル ÷ 2.5インチ = 192 ppi
Alexaのデザインでデバイス間での密度の独立性を維持するためには、標準的な密度の分類が使われます。分類は、デバイスの密度(PPI)によって決まります。
| PPI | Androidでの分類 | 倍率 | 
|---|---|---|
| ~120 ppi and below | ldpi | .75x | 
| ~160 ppi | mdpi | 1x | 
| ~240 ppi | hdpi | 1.5x | 
| ~320 ppi | xhdpi | 2x | 
| ~480 ppi | xxhdpi | 3x | 
| ~640 ppi | xxxhdpi | 4x | 
密度を使うことで、画面インターフェースの物理サイズに依存しないユーザーエクスペリエンスを実現できます。この密度の独立性により、歪みや想定外の大きさになることなく、さまざまな密度の画面で一貫したユーザーエクスペリエンスを提供できるようになります。
密度の独立性を確保するには、以下のベストプラクティスに従います。
グリッドとスペースは、画面サイズや視聴距離にかかわらず視覚的な一貫性と調和を実現し、すべてのエンドポイントで洗練されたデザインを可能にします。
 
                        グリッドは、マージン、カラム、ガターという3つの要素で構成されています。
マージン(図のピンクで示した部分)は、コンテンツの外端とデバイスの左右の端の間のスペースです。マージンを追加してディスプレイの端とコンテンツを離すと、読みやすさが向上します。
| デバイスクラス | Viewport幅(dp) | マージン(dp) | 
|---|---|---|
| Hub, Round, Small(デバイス、円、小) | 480 | 64 | 
| Hub, Landscape, Medium(デバイス、横長、中) | 1024 | 64 | 
| Hub, Landscape, Large(デバイス、横長、大) | 1280 | 80 | 
| TV, Landscape, X-Large(テレビ、横長、特大) | 960 | 48 | 
 
                         
                         
                         
                        | スペースのサイズ | デバイス(dp) | テレビ(px) | 
|---|---|---|
| 3XL | 72 | 72 | 
| 2XL | 64 | 64 | 
| 極大(xl) | 56 | 56 | 
| 大(lg) | 48 | 48 | 
| 中 | 32 | 32 | 
| 通常 | 24 | 24 | 
| 小(s) | 16 | 16 | 
| 極小(xs) | 12 | 12 | 
| 2XS | 8 | 8 |