公開済みクラウドストリーミングアプリの更新
クラウドストリーミングアプリの更新は、標準のFire OS APK更新プロセスの一部として行われます。公開済みクラウドストリーミングアプリをアップデートする場合や、新しい機能を追加する場合には、アプリ送信ワークフローを通じてアプリバイナリの新しいバージョンを申請します。ユーザーによる評価やダウンロード統計を、複数バージョンにわたってアプリで保持できます。
留意点
- Amazonが審査を行っている間は、アプリを更新できません。
- 既存のアプリの更新オプションは、Amazon Cloud App Programに既に登録されているASINでのみ使用できます。新しいASINや、Amazon Cloud App Programにまだ登録されていない既存のASINにこれを追加することはできません。
- クラウドアプリストリーミング向けに更新されたAPKかAndroid App Bundleかのいずれかをターゲットとする場合は、Vega OS Fire TVデバイスを少なくとも1つと参照用のFire TV Stick 4K Maxデバイスをターゲットにする必要があります。
- ASINごとに複数のAPKまたはAndroid App Bundleを登録できます。たとえば、Fire TV Stick 4K MaxとVega OS Fire TVデバイスをターゲットにしたものと、その他のデバイスをターゲットにしたものを別々に登録できます。
- アプリの更新を送信するときに、Vega OS Fire TVデバイスを対象としたAPKまたはAndroid App Bundleが含まれていない場合、そのアプリはVega OS Fire TVデバイスのAmazonアプリストアで公開停止になります。アプリを復元するには、そのASINでVega OS Fire TVデバイスを対象とする別のアプリバージョンを作成します。
- 段階的ロールアウトでアプリを申請した場合、ステージングはすべてのバイナリに適用されます。別デバイスで新しいバージョンに対する段階的ロールアウトが完了するまで、アプリはAmazon Cloud Appストリーミングには反映されません。
- 完全に新しいバージョンを用意しなくてもアプリアセットを更新できます。公開中のメタデータの更新の手順に従ってください。
- Vega OS Fire TVデバイスを対象としないアップデートを送信して、Vega OS Fire TVデバイスからAmazonクラウドストリーミングアプリを一時的に公開停止にすることは、そのデバイスをAmazon Cloud Appストリーミングから完全に削除することとは異なります。公開停止になると、新規ユーザーがアプリを見つけたりインストールしたりできなくなります。Vega OS Fire TVデバイスを対象とするアプリの更新を公開することで、公開停止を解除できます。削除すると、クラウドアプリプログラムからASINの登録が解除され、開発者が元に戻すことはできなくなります。誤ってこうした状況が発生した場合には、Cloud App Programカテゴリーと機能の問題という件名を指定して、アプリの復元を開発者サポートにリクエストしてください。
- 更新したAPKまたはAndroid App Bundleにおいて、以前にインストールしたバージョンで強制更新の警告を表示する場合は、新しいアプリのアップデートがAmazon Cloud Appストリーミングに反映されるための十分な時間を確保するため、強制更新が有効になるまで少なくとも2週間の猶予を設けてください。クラウドストリーミングアプリで表示されるこのような警告はエンドユーザーでは対処できません。このため、クラウドアプリストリーミングではアプリが一時的に使用できなくなる可能性があります。
既存のアプリの更新
- 開発者コンソールのダッシュボードに移動します。
- [Amazonアプリストア] セクションで、[アプリ一覧] をクリックします。
- 既にAmazon Cloud Appストリーミングにあるアプリから、更新するアプリを選択します。
-
[次期バージョンを追加] > [確認] の順にクリックします。
アプリの既存のバイナリとメタデータが、[次期バージョン] にコピーされます。
- [アプリファイルをアップロード] をクリックするか、ドラッグアンドドロップして代わりのAPKまたはAndroid App Bundleをアップロードします。
- [アプリのターゲットを指定] をクリックします。
- 中央のタブから、[サポート対象デバイスの編集] を選択します。
- [Amazon Fire TV] カテゴリーを調べて、Vega OS Fire TVデバイスが選択されていることを確認します。選択されていない場合は、[Fire TV 4K Max] を選択してから、Vega OS Fire TVデバイスを選択します。Vega OS Fire TVデバイスを表示させるには、まず [Fire TV 4K Max] を選択してその状態を維持しておく必要があります。[保存] をクリックします。
- 配信地域やその他のメタデータを更新し、[保存] をクリックします。
- [確認と申請] 画面で更新内容を確認した後、[アプリを申請] をクリックします。
[アプリを申請] をクリックすると、アプリは審査中の状態になります。アプリが審査に合格すると、通知が届き、アプリが最初にFire OSデバイス向けのAmazonアプリストアで公開されます。アプリがクラウドストリーミングに公開されると、2回目の通知が届きます。
2回目の通知を受け取った後に、ユーザーへのアップデート通知を行えるようになります。
公開中のメタデータの更新
公開中のメタデータの更新は、公開する新しいバイナリファイルがなく、説明やその他のアセットのみを更新する場合に実行できます。この更新ではアプリの次期バージョンを新しく作成する必要はありませんが、Amazonアプリストアに公開する前に、Amazonアプリストアによる承認を受ける必要があります。公開中のメタデータの更新を実行するには、以下の手順を実行します。
- 開発者コンソールのダッシュボードに移動します。
- [Amazonアプリストア] セクションで、[アプリ一覧] をクリックします。
- 更新するアプリをクリックします。
- 説明、画像、その他のアセットを必要に応じて編集します。アプリ申請画面の詳細については、Amazonアプリストアにアプリを申請する方法を参照してください。
注: 既に公開済みのアプリでは、アプリ申請画面の特定のフィールドは更新できません。これには、バイナリファイル、サポート言語、サポート対象デバイス、対象ユーザー、コンテンツレーティングが含まれます。これらのフィールドを更新する必要がある場合は、既存のアプリの更新の説明に従って、アプリの新しいバージョンを申請する必要があります。
- [確認と申請] 画面で更新内容を確認した後、[アプリを申請] をクリックします。
[アプリを申請] をクリックすると、アプリは審査中の状態になります。メタデータの更新の審査中も、アプリは既存のメタデータを使用して、引き続きAmazonアプリストアからダウンロードできます。審査プロセスが完了するまでにかかる時間はメタデータの変更内容によって異なりますが、バイナリファイルを含む更新よりも短くなります。たとえば、手動による検証やコンテンツポリシーの確認が必要な更新は、そうでない更新よりも時間がかかる可能性があります。
アプリの更新が公開されると、開発者コンソールのアプリ申請画面の上部にバナーが表示されます。
変更がコンソールで自動保存されるようにすることで、公開用に申請する準備が整っていない変更をステージングできます。保存された変更は、[アプリを申請] をクリックして更新が承認されるまで公開されません。
Last updated: 2025年9月30日

