開発者コンソール

React NativeでFire OSアプリを開発

Anisha Malde Aug 13, 2024
Share:
How to
Blog_Header_Post_Img

React Nativeを既に使用している場合は、新しい技術スタックを習得したり、複数の異なるコードベースを管理したりしなくても、Amazon Fire OSデバイスを簡単にターゲットに設定できます。Expoフレームワークを使用すると簡単かつ迅速にアプリを開発できます。このガイドでは、Fire TVとFireタブレットの両方を対象に、React Nativeを使用してアプリを開発する方法を説明します。

✅ このガイドの前提条件

事前に以下のツールをインストールします。

  • Node.js: JavaScriptランタイム環境
  • npmまたはYarn: JavaScriptのパッケージマネージャー
  • Android Studio:Fire OSアプリのコンパイルと実行をローカルで行うためのIDE

Android Studioとコマンドラインツールを構成します。

  1. このガイドに従い、ANDROID_HOME環境変数を設定します。
  2. Android Studioの仮想デバイスマネージャーから以下のエミュレーターをインストールします。

Fireタブレット向け:

Android Studio emulator for Fire tablet

Fire TV向け:

Android Studio emulator for TV

📱 Fireタブレット対応アプリの構築

ターミナルで、インストールしたexpoパッケージを使用して、新しいReact Nativeプロジェクトを作成します。

Copied to clipboard
npx create-expo-app FireTabletDemo --template blank

Fireタブレットエミュレーターで実行

使用可能なavdsをリストアップし、Androidタブレットを起動します。

Copied to clipboard
emulator -list-avds
emulator -avd name-of-your-tablet-emulator

プロジェクトディレクトリ(例:FireTabletDemo)に移動し、npxを使用してアプリを実行します。

Copied to clipboard
cd FireTabletDemo
npx expo start -a
Fire tablet emulator

ローカルの開発サーバーとExpo Goを使用し、エミュレーター上でアプリが実行されます。Androidビルドを作成する必要はありません。
 

物理的なタブレットデバイスで実行

こちらの説明に従い、Android Debug Bridge(ADB)を使用してFireタブレットに接続します。次に、デバイスとして使用可能かどうかを確認します。

Copied to clipboard
adb devices -l
Connect to Fire tablet through ADB code

プロジェクトディレクトリに移動し、ターゲットデバイス(例:KFTRWI)で開発ビルドを実行します。

Copied to clipboard
cd FireTabletDemo
npx expo run:android -d [deviceName]

開発ビルドがandroidディレクトリ内にインストールされます。

Android Studio emulator for Fire tablet
Connecting to Fire tablet through ADB

📺 Fire TV対応アプリのビルド

Fire TV対応アプリをビルドする手順は、タブレットの場合とほぼ同じです。新規ディレクトリで、expoを使用して新しいReact Nativeプロジェクトを作成します。ただし今回は、次のようにwith-tvを指定します。

Copied to clipboard
npx create-expo-app FireTVDemo -e with-tv

Fire TVエミュレーターで実行

Android TVエミュレーターを起動します。

Copied to clipboard
emulator -avd name-of-your-tv-emulator

プロジェクトディレクトリに移動し、アプリを実行します。

Copied to clipboard
cd FireTVDemo
npx expo start -a

Fireタブレットの場合と同様、Androidビルドを作成しなくても、アプリがavdエミュレーターで実行されます。

Fire TV emulator

ビルドのターゲットをFire TVに設定

Fire TV向けにビルドするには、app.jsonでisTVプロパティをtrueに設定します。

Copied to clipboard
{
  "expo": {
    "plugins": [
      [
        "@react-native-tvos/config-tv",
        {
          "isTV": true,
        }
      ]
    ],
    "name": "FireTVDemo",
    "slug": "FireTVDemo"
  }
}

Fire TVデバイスでプロジェクトを実行

こちらの説明に従い、Android Debug Bridge(ADB)を使用してFire TVに接続します。次に、デバイスとして使用可能かどうかを確認します。

Copied to clipboard
adb devices -l
Connect to Fire TV through ADB code

プロジェクトディレクトリに移動し、ターゲットデバイス(例:-d AFTSS)で開発ビルドを実行します。

Copied to clipboard
cd FireTVDemo
npx expo run:android -d [deviceName]

開発ビルドがデバイスにインストールされました。

Fire TV emulator

💡 AndroidビルドがFire TV向けに最適化されていることを確認するには、アプリのAndroidマニフェストファイルでAndroid Leanback機能を使用していることをチェックしてください。

まとめ

これで、Fire OS向けの最初のReact Nativeアプリをビルドできました。 React Nativeを使用してAmazonデバイス向けアプリをビルドする際は、以下の関連リソースも参照してください。

 

関連記事

ニュースレターを購読してみませんか?

最新のAmazon開発者向けニュース、業界の動向、ブログの記事をお届けします。