Amazon Fire TVに、「スマートTV」の新たな価値を提示する最新デバイスが登場しました。世界中の1億5,000万台を超えるデバイスで、ユーザーエンゲージメントをより一層高めることができます。また、Fire TV Cubeではハードウェアの改善が行われ、前世代機と比べてアプリの起動が高速化され、ナビゲーションも滑らかになりました。Alexa機能によってリモコン入力とハンズフリーテクノロジーを併用することで、コンテンツの検索も効率的に行えます。
Fire TVシリーズに新たに加わったデバイスは、以下の2機種です。
これに加えて、Fire TV搭載のEcho Showも近日中に発表される予定です。リビングルームにとどまらず、ユーザーの自宅にあるEcho Show 15デバイス上でFire TVを利用可能にすることで、ユーザーとつながり、エンゲージメントを促進する機会を提供します。
最新のFire TVデバイスおよびEcho Show 15には、Fire OS 7(最小対象APIレベル28)が搭載されています。デバイスフィルタリングと互換性のガイドラインをご確認のうえ、デバイス間の互換性を最大限に確保するようにしてください。以下を統合することで、ユーザーへのリーチとエンゲージメントをさらに広げることができます。
Alexaによる音声制御でユーザーエンゲージメントを向上
アプリをAlexaと統合して、Fire TVのコンテンツを音声だけで簡単に検索、視聴、操作できるユーザーエクスペリエンスを構築することができます。Media Session APIを使用すると、ユーザーが再生、早戻し、一時停止などのコマンドを使用して再生操作ができます。また、D-Padナビゲーションイベントを音声コマンドにマッピングして、Fire TV Cubeでアプリ内音声ナビゲーションを有効にすることもできます。
💡 ヒント: MediaSessionに渡すPlaybackStateCompatオブジェクトに目的のアクションを設定することで、Alexaの音声対応コマンドを割り当てることができます。
val state: PlaybackStateCompat = PlaybackStateCompat.Builder()
.setActions(PlaybackStateCompat.ACTION_PLAY_PAUSE
or PlaybackStateCompat.ACTION_PLAY
or PlaybackStateCompat.ACTION_PAUSE
or PlaybackStateCompat.ACTION_FAST_FORWARD
or PlaybackStateCompat.ACTION_REWIND
or PlaybackStateCompat.ACTION_STOP
)
.build()
mediaSession.setPlaybackState(state)
mediaSession.isActive = true
Fire TVでコンテンツの露出を増やす
Fire TVのUIでは、最大で6つのユーザープロフィールがサポートされ、お気に入りのアプリのピン留めや、パーソナライズされたおすすめを表示することができます。ホーム画面にある [ダウンロード済みアプリからのおすすめ] 行のカードを使用して、ユーザーに視聴してもらいたいコンテンツ(映画、TV番組、音楽、ゲーム)をおすすめとして表示させることができます。Amazonアプリストアでは、Android recommendations APIを拡張し、Fire TVとのさらなる統合を図っています。
また、位置情報や興味・関心に基づいて新規ユーザーをターゲティングし、スポンサータイル(英語のみ)を使用してコンテンツを宣伝することができます。最適化された広告クリエイティブが生成されるため、クリック単価のキャンペーンを簡単に開始することができます。
リビングルームを超えて広がるFire TV体験
Stellantis社製車両の一部モデル(日本ではBMW(2022)のみ)でFire TVが利用できるようになりました。これには、オフラインダウンロードやタッチ機能など、カスタムのAutomotive機能が含まれています。Fire TV対応アプリにタッチ操作を追加する方法については、テクニカルドキュメントをご確認ください。年内リリース予定のFire TV搭載Echo Showデバイスでも使用できるよう、準備を進めておきましょう。
Fire TV対応アプリの開発については、 以下のリソースをご参照ください。
💡 ヒント: 一部のソフトウェアバージョンでは、[設定] > [マイFire TV] > [バージョン情報] の順に選択してから使用中のデバイスを選択し、リモコンのD-Padボタンを7回押すと、[開発者オプション] メニューが有効になります。
ビデオチュートリアル
Fire TV対応アプリ開発で実践すべき5つの重要ポイント(日本語字幕あり)
Amazon Fire TV対応アプリのパフォーマンス最適化(日本語字幕あり)
5分で構築するFire TV対応アプリ(日本語字幕あり)