アプリ間アカウントリンクとスキル有効化APIを使用して、スキルの設定を簡略化する
Toshimi Hatanaka May 24, 2020
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※このブログは、Mohit Mittal ブログToshimi Hatanakaが日本向けに翻訳し加筆修正したものです。

アカウントリンクが必要なスキルの場合、ユーザーはスキルを有効化する際にアカウント情報の入力を求められるため、設定が完了するまでに多少の手間と時間がかかってしまいます。アプリ間アカウントリンクを使用すると、ユーザーはスキルを使い始める際に必要なアカウントリンクの設定の手間を大幅に減らすことができます。その結果、ユーザーはよりスムーズに目的のAlexaスキルを利用開始することができるようになります。

ここでは、あなたが何らかのサービス(タクシーの配車予約や、コーヒーの取り置き注文など)を運営しており、ユーザーが操作するための独自のアプリ(スマホまたはウェブサイト)を提供し、ユーザー毎にアカウントIDを発行しているものと想定します。

ユーザーはあなたのアプリまたはウェブサイトのどちらからでもAlexaのアカウントとあなたのサービスのアカウントIDをリンクさせることができます。アプリ間アカウントリンクを使用すると、ユーザーは以下のことができます。

  • アプリからスキルを有効化し、Alexaのアカウントと、あなたのサービスのアカウントをリンクさせることができます。
  • モバイルデバイスでアプリとAlexaアプリの両方にログインしている場合、どちらのアプリにもアカウント認証情報を入力せずにアカウントをリンクすることができます。
  • モバイルデバイスにAlexaアプリをインストールしていない場合、アプリからLogin with Amazon(LWA)を使ってアカウントをリンクすることができます。

アカウントリンクの手間を減らす2つの方法

従来は、Alexaアプリまたは Alexaウェブサイトhttps://alexa.amazon.co.jpからしか、Alexaアカウントとあなたのサービスのアカウントをリンクすることができませんでした。このプロセスでは、ユーザーはAlexaアプリを開くか、Alexaウェブサイトを開き、設定ボタンをクリックして、一旦リンクさせたいあなたのサービスの画面が開き、サービスのアカウント情報を入力し、再びAlexaアプリに戻るというステップが必要でした。設定の途中で別のデザインのページに遷移するのを嫌う場合や、あなたのサービスのアカウント情報を覚えていない場合など、その時点でユーザーはスキルの利用を諦め、途中で脱落してしまうという残念な課題がありました。

現在では、ユーザーはアプリ内で数回タッチするだけで、あなたのサービスとAlexaアカウントをリンクして、すぐにスキルを有効にして使い始めることができます。ユーザーが新しいサービスやデバイスをセットアップする際に、Alexaとアカウントをリンクするように促すこともできますし、ユーザーが目にするさまざまな場所にAlexaスキルとの連携オプションを提示することで、ユーザーがAlexaスキルを有効化する確率を上げることもできるでしょう。

ユーザーがiOS上のあなたのアプリからアカウントをリンクすることを選択すると、自動的にAlexaアプリが起動し、ユーザーにアカウントリンクのリクエストを承認するように促します。ユーザーがリクエストを承認すると、再びあなたのアプリに戻ります。ユーザーがAlexaアプリにサインインしている場合は、アカウントをリンクするために、あなたのアプリまたはAlexaアプリのどちらかにアカウント情報を入力する手間はありません。以下はユーザー側の画面フローの例です。

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この2回だけのタッチフローは、現時点ではiOSでのみ利用可能で、ユーザーのデバイスにAlexaアプリをインストールしている場合に限ります。ユーザーがAndroidを使用しているか、AlexaのiOSアプリをインストールしていない場合は、Login with Amazon (LWA)を使用してアカウントリンクを簡略化することができます。

以下の図は、LWAを使用した場合のユーザーの画面フローの例です。このシナリオでは、アプリ内のブラウザウィンドウでLWAを開き、ユーザーがAmazonのアカウント情報を入力して認証し、アカウントリンクのリクエストを承認できるようにします。ユーザーが入力するのはAlexaのセットアップに使用したAmazonのアカウントです。Androidでは主なアプローチとしてLWAフローを実装し、iOSアプリケーションではAlexaアプリがインストールされていない場合のバックアップ手段として実装することをお勧めします。近い将来、AndroidにもiOSと同じ簡略化されたフローをサポートしたいと考えています。

 

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いずれの場合でも、ユーザーがアカウントリンクを承認してアプリに戻ってきたら、Alexaのスキル有効化APIを使用してユーザーのスキルを有効化し、アカウントリンクも完了した状態にすることができます。

ラトックシステム株式会社の赤外線スマートリモコン「スマート家電コントローラー」を声で操作するための「スマート家電コントローラ用スマートホーム」スキルでは既にアプリ間アカウントリンクが実装されています。同社の開発部グループリーダーの赤井五郎氏は次のように述べています。

 

「このアプリ間アカウントリンクの機能を使うことにより、ユーザーは弊社のアプリを通して、より簡単にSmartHomeのスキルを導入できるようになります。素晴らしい体験が今まで以上に身近なものになることを期待しております」

アプリ間アカウントリンクは、Alexaが利用できるすべてのロケールで使用することができます。アプリ間アカウントリンクの設定方法については、こちらの技術文書をご覧ください。 この文書には、各ステップのコードスニペットも掲載されています。現在、ユーザー向けのアプリやウェブサイトをお持ちの場合は、アプリ間アカウントリンクを実装して、ユーザーがアプリやウェブサイト内からシームレスにアカウントリンクできるようにすることを強くお勧めします。

もちろん、ユーザーは、従来通りAlexaアプリからでもスキルを有効にしてアカウントをリンクすることができます。アカウントリンク及びAlexaスキル有効化APIの詳細については、以下のリソースをチェックしてください。